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食べ物の好き嫌いと心の柔軟性 家庭環境も大いに繋がっていたのかもしれない

偏食は、食べ物の好みのようでいて
ただそれだけ、のことではないのではないか

次男を見ていて感じる

2歳になる手前までは
次男は比較的(長男より)育てやすく
食べるものに関しても
それほど困るようなことはなかった

2歳になる頃から
とても気難しくなり
だんだんと
手がつけられないほどの癇癪を
頻繁に起こすようになってきて
それにつれて
食べられるものが徐々に減っていった

偏食と癇癪がエスカレートしていき
三男が生まれる頃には
次男の不安定な気持ちも手伝ってか
よくこれでそれなりに元気に生きているなぁと
不思議なくらい
偏った食事をしていた

食べられるものが極端になくなり
家では
卵とお米と納豆プラスアルファ程度しか
食べていなかったような記憶だ


次男の偏食と癇癪で
私は困ったなぁと思っていたけれど

もしかして次男は
偏食にならざるを得なかったんじゃなかろうか

その家庭環境に
次男が困っていて
どうにもならない叫びが
偏食となって
現れていたように思う

次男が3歳の頃に
夫婦関係がかなり悪化していて
もう戻れないところまで行くような喧嘩をして
それでもまだ何とかなるかもしれないと
望みを捨てずに
私は
騙し騙し
綱渡りで生きていたから

もちろん
そんな環境で生活させていて

本当にごめんね
と思っている

ごめんね、なんて言葉じゃ
軽すぎて
そんなもんじゃないんだけど

自分でもどうにも出来なかった
大きな渦の中にいて
とても止まることは出来なかった

無理やりそこから抜け出したのは五年前
次男は八歳
実家のそばに小さな家を借りて
母子で生活を始めた

次男の偏食は大きな変化もなく
癇癪は前にも増して激しくなっていた

このままでは
大人になった時に
パートナーに
ひどいことをしてしまうかも知れない

私に対してしてしまうことは
いつか
他の誰かに向けてしまう可能性は
ゼロではない

まだ間に合うのか
もう間に合わないのか
分からないけれど
次男との関わり方を
ガラリと変えたのがこの時期

今思えば
この子が問題なのではなく
家庭環境が問題だった

だけど
その渦中には見えないこともたくさんあったし
自分にはどうにもできないことも山ほどあって
とにかく目の前の困ったことを
必死でこなしていた

泣き叫び、暴れる
それが毎日
何時間も

それまでの対応は
ある意味次男の言いなり、のような部分もあった
私に対して支配的な態度を
取りたがっていたように思う

それを
"私はそれには応じない"
という態度に変えた

元夫と私との関係性から
それまでの次男がそういう態度を取るのは
自然なことだっただろうし
知らず知らず
そういう親子関係にしてしまっていた
私たち夫婦の責任でもあった
(夫婦のイザコザに、子どもが巻き込まれていたから)


でも
このままで良いはずがないと思い

ワガママの言いなりにはならない
めちゃくちゃな事を言っても応じない
泣き叫ぶのではなく会話をする

など色々あるけれど

普通の家庭では
当たり前のことかも知れないけれど
私に出来ていなかったことを
来る日も来る日も繰り返し

相応しくない態度には
応じない

ということを
心折れそうになりながら
続けてきた

その後も
いくつか私の間違いやマズイ対応に気がつき
その都度修正をしながら
進んでいるのか止まっているのか分からないような子育てをしてきたけれど

ふと
この頃の落ち着いた次男の姿を見て
今向いている方向は
それほど悪くないのではないか、と
思える時が出てきた


少し前までは
自分のお皿の上に苦手な食べ物が盛り付けられただけで
その食事を全て拒否していた次男
拒否するだけではなく
機嫌を悪くして
テーブルを蹴飛ばしたり
何だかんだと暴れたりして
大騒動だった

例えば

トンカツやキャベツは食べられるようになったけれど
トンカツの横にキャベツがくっついていたら
もうそれは食べ物ではない

くらいの
極端な考え方をしていた

そういうことが
ひたすら繰り返されてきたから
今は
次男が嫌がりそうな盛り付けは
極力避けて
食べられそうな工夫はするようにしている
(そこで揉めるのは無駄なので)



最近の次男は
苦手な食べ物が出されると

うーん…
あーー…
(食べたくない、食べられないという気配)

としばらくフリーズして

自分でレトルトのカレーや味噌汁、スープ、韓国海苔、納豆など
(いつでも同じ味がするものが安心できる)
食べられるものを出してきて静かに食べることが増えた

そして

ごめん、ちょっと食べられない
これ苦手

などと言う日も出てきた



そんなこんなで

今日

外食をした時のこと


お肉400gとサラダバー(スープとご飯大盛り)を頼んだ次男

今までそんなにたくさん頼んだこともなければ
外食でそんなに食べたこともない
サラダバーなんて絶対食べたくなかったのに
何故か今日はそんな注文…

残すだろうな、まあ仕方ない、
自分で身をもって分かればいいか


私は自分の注文を控えめにして
ちょっとだけ口出しをしながら
様子を見守った

しかし
予想を裏切って
サラダバーを何度かお代わりし
肉も完食したのだ

美味しい、美味しい、ありがとう

と言って

サラダバーと言っても
偏食の名残で
キャベツしか食べていないし
デザート系もコーヒーゼリーのみだけど
次男が自分の意思で頼み
食べきったというのは
大いに意味があった


今日は長男が行きたかったお店で
次男が完食し
三男も機嫌がよくて
和やかで

平和だった

今週は三男に習字教室を無理強いせず
結局行かなかった
そのため私も穏やかでいられて
三男にイライラすることもなく
家族にも影響していただろうなと
すごく思う

そして
嫌なことがあったら
もう本当に生活が成り立たないほどに暴れたり
怒ったりしてきた次男だが

この頃は
気持ちを整えたり
受け流したり
ウザい!!と叫びつつも切り替えたりしながら
その後の生活に支障をきたすことが
とても減っている



帰宅後
お店で貰ったお土産で次男と三男が遊ぶ

どこまでいっても引き分け 笑
何度やってもひたすら引き分け 笑
ゲラゲラ笑いながら繰り返す

その後で
次男の趣味のルービックキューブ
(今使用中のものは商品名が違うけれど)
次男が三男に教える


でも でも
三男が暴走して…

中断 笑



長くなってしまい
何が言いたいのか分からなくなってきた



偏食の程度と気持ちの整えられ具合

私の心のゆとり

家族の和やかさ

そういったものは
見えない何かで、全部繋がっているんだな



今日私が感じた、何のオチもないお話でした








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