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秋にかこつけた、白米を囲む会のすゝめ

秋の訪れ。
街で見かけるようになるのは「〇〇の秋」というキーワード。あっちにも、こっちにも。おや、こんなところにも。

人によって〇〇を埋めるものは様々だろうけど、私の場合は真っ先に「食欲」の2文字が頭に浮かぶ。

読書も好きだし、体を動かすのも好き。それでも一番は食欲。しんどい暑さを乗り切った季節は、夏に控えていたあれこれが反動をつけて追っかけてくるのです。全力で受け止めますよ、さぁおいで。

さて、今回は主に米派の立場で「食欲の秋」を楽しみます。パン派の方も是非ご覧あれ。読後にステキなトーストのお供が浮かぶかもしれません。


念願の「お米を囲む会」

「お米を囲む会」
読んで字のごとく、おかずをたくさん用意して炊き立てのごはんを囲む会。「炊き立て」「おかずをたくさん」がポイント。好きなものを好きなように食べる欲望のかたまりのような会です。

数年前にTwitterでちらほらと見かけていて、その存在は早くから認識していたこの会。写真に写っていたのは、おひつに盛られたごはんを取り囲む、皿に盛られたいろんなおかずたち。明太子、梅干し、唐揚げ、ふりかけ、味噌、エトセトラエトセトラ…。

なんて素敵で楽しそうな会。
大人になったらこんな豪勢な遊びができるのかと、学生の私は一瞬で惹かれてしまったのでした。

私もすでに20代後半。もうそろそろ手を出してもいい頃合いなのでは。

やろうやろうと頭の隅っこに追いやっていた夢を今回は引っ張り出して、友人を巻き込み強行することに。幸いにも「面白そう」とのってくれる人たちだったのでスルスルと予定が決まりました。持つべきものは友。


白米会当日

今回の企画のルールはシンプルに「一定金額内でそれぞれが好きなおかずを持ち寄ること」。闇鍋方式で事前共有はありません。

お米の品種はこだわりがなかったので、店に並んでいる適当なものを用意します。食べ比べをしたいならここで複数種を集めるのも良いでしょう。

さて、持ち寄った食材たちのラインナップは…。



今回のごはんのお供

ご覧あれ。今回のごはんのお供は魚介!半額シールが目立つのはご愛嬌です。(あ、あれ…唐揚げは…?)

誰かしらが肉系を持ってくるだろうと思っていたら、みんな同じ考えだったようで。ここまで傾向が揃うと面白くて仕方がありません。闇鍋方式、最高です。

お刺身、魚卵、とろろ、キムチ、卵焼き、缶詰など。

3人集まればこれだけの食材が集まるのは新しい発見でした。「1人が持ち寄る食材の数」なんて、こんな企画がなければ知らないまま人生が終わっていたかもしれません。

もちろん1食では食べきれないので、翌朝の朝ごはんにもしっかり回しつつ美味しくいただきました。嗚呼、幸せ。


最後に

米派の私にとって非常に楽しい企画で、長年温めていた「やりたいこと」をようやく消化できて満足しています。おなかもいっぱい。心もいっぱい。

興味があることを見かけてはスクショを撮ってそのまま、というのはみなさんも経験がありませんか?私のスマホの写真フォルダには、いつか行きたい場所の情報が整理しきれないくらい溢れかえっています。

実際に現地に向かうとか、挑戦してみるとか、自分で動き出す経験があまり多くないので、今回はとてもよい機会になりました。企画を練るわくわくとした感覚も体験できてよかったな。

今回の企画を通じて小さな発見も。
「やりたくても今はタイミングじゃない」と思う人は、世の中の何かしらの区切りを行動のきっかけにしてみるのもいいかもしれません。「〇〇の秋」にかこつけた今回の私のように。

きっかけの役割を外にお任せして、自分はアンテナを立てて外で発生している様々な事象にかこつけては、行動への火をつけてもらう。こんな動き出し方で物事を始めることがあってもよいと思うのです。


さて、次回はどんな会にしよう。
お餅を囲む会、トーストを囲む会、鍋を囲む会(闇鍋)…。持ち寄りの楽しさを覚えてしまった私はどこへ向かうのか。

新しい欲望探しが始まる秋になりです。
みなさんも「〇〇の秋」、楽しんでくださいね。


当記事はキャリアスクール『SHElikes』内・ライターコミュニティのお題に寄せて執筆しています。


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