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名取さなの「バーチャル美学」を感じたはなし【名取さな1stLive サナトリック・ウェーブ ライブレポ】

こんばんは、夢乃ほのかです。

先日念願の、念願の「名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」に参加してきました。

これまでのイベントは、名取さなちゃんの「ド・コアなファン向けなのかな…」と思って自信がなくて申し込んだことがなかったのですが(厄介なオタク感情)

イベントに対するSNSの盛り上がりやYouTubeに投稿されている動画から、名取さなちゃんが描くバーチャル表現の心地よさエンターテインメント性に惹かれ、いつか現地で、名取さなのバーチャルの美学を肌で感じたいと思っていました。

今回はそのライブレポートを記そうと思います。


私が参加したライブ

【冒頭無料】名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」夜公演https://www.youtube.com/live/P7VVQ3tG7-w?si=OhLfPFhF1dnNZqpO

本当は冒頭無料以降の盛り上がりがすごいので、オンラインチケットで見てほしい。

  • 配信のタイミングがよければオンタイムで観る

  • 歌の動画が楽しみ

  • 現地イベント初参戦

  • さなちゃんの動向をみているだけで楽しい

そんな、にわかファンの私でさえ、配信チケットを買って観てほしいと思っています。本当にすてきなライブでした。。。

名取さながずっといる

名取さなちゃんはバーチャルな存在であり、実在しています。

【冒頭無料】名取さな 1st Live「サナトリック・ウェーブ」夜公演 より。本当に目の前にいるかのよう。

VTuberなどバーチャルを生きる存在は何かと「現実との融合をいかにほどよく行うか?」が価値観として問われ続けています。

そんな中で名取さなちゃんは、ずっと舞台に立ち続けてくれました。
ですが、実在するだけでなくバーチャルならではの演出もたっぷり魅せてくれました。

現実の照明とバーチャル照明の一体感で「本当に舞台の上に立っているような表現」とアニメーションとの融合や・モニターの中でしかできないような「二次元的な表現」のまさに折衷の表現を探っているように思えたのです。

例えば、ホロライブさんの全体ライブは特に「二次元だからできる表現」を深く探っているように観え、ライブをみているときは魔法にかけられたような時間に感じます。Fesでの転換の時は、ホロライブのマーク▶️を使ったエフェクトに吸い込まれてVTuber達が舞台に出現するような場面があります。これはホロライブのVTuberさんだからできる表現ですね。

にじさんじさんの星川サラちゃんのライブでは「星川が実在している!」「目の前に星川がいる!!!!」と思える、貴重な時間を一緒にすごしているような演出が多く感じました。

THINKERさんのライブはまた上記2つとも違うバーチャルを表現しているように感じます。(割愛)

バーチャルな存在のライブでの表現技法をそれぞれ観ていると、その会社の持つバーチャルへの捉え方目指すところが滲み出ていて、うっすらとわかってくる気がします。

モニターの中の存在だからことできる表現もたくさんある。


名取さなちゃんのような、バーチャルならではの表現とそこに実在するかのようなスタイルの演出を融合させ、程よく共存した表現を、私は「実在するバーチャル」と呼んでいます。

今回のライブでは、名取さなちゃんのそんなバーチャルに対する美学が感じられました。

https://www.moguravr.com/vtuber-natori-sana-15/


現地ライブの良さと配信ライブの良さをそれぞれに確立

VTuberやVsingerの現地ライブでは、現場とそれを中継する形の配信ライブ、同時開催するライブは増えてきましたが、世の中の大半はまだその価値をうまく棲み分けできていないように思います。

名取さなちゃんの1stライブでは現地と”インターネット”それぞれに良さや楽しさ・面白みを感じてもらえるような設計になっていたと思います。

配信チケット
- 通常配信チケット
- マルチアングル配信チケット
会場チケット
- 1階 オールスタンディング
- 2階 座席指定あり
この席の差を作ってくれている時点で楽しみ方はそれぞれでいいよね、っていう運営側からの考え方が感じられる。当日は混乱もなくスムーズな案内で座席に着くことができた。

https://bakutan.natorisana.com/e/natorisana-1stlive

現場が好きなタイプの私にとっては、少し前まで「せっかくだから現地で空気を感じたい!」「推しに会いたい!」「オタクの空気感じたい!」という気持ちと、

「配信ライブだと勿体無い感ある」「配信ライブならではの映像美や作品としての完成度を感じたい!」「多くの人や技術が詰まっているとはいえチケット代高い!」という二極化するモヤモヤした気持ちがありました。

現地と配信ライブは「楽しみ方の視点が違う」のでそれぞれに唯一無二の価値を作る、それぞれの価値を実感することが大事だと気づいたのは、本当にここ最近の話です。

たくさんのライブをみて、たくさんの現地に行って、やっと気づきました。

この角度はオンラインじゃないと観られない。どこを切り取ってもかわいい


本当に細やかな声かけだったと思うのは、
- インターネットの人はスクショOK!SNS投稿いっぱいしてね!
- ARカメラというインターネットの人しか体験できない機能がある!
など、
チケットを取ることができなかった・現地へ行かれなかったオタクへも優しく、今の状況でも感じられる"インターネットならでは"の良さを言語化し、前向きな言葉で伝えてくれていることです。


きっとこのライブの運営さんも名取さなちゃんも、現地ライブの現場・インターネット、それぞれの体験を最大限楽しんでもらえるように、丁寧に設計していたのだろうなと思いました。

会場チケット・配信チケット、どちらいにもどちらかにしかない体験を明確に棲み分け「2つの現場」を生み出していたように感じます。

このライブという全体の体験のよさは、この「2つの現場を作り上げる」というミッションがあったからこそなのでしょうか。

とても良いライブ体験でした。
Twitterでもまだハッシュタグを追って余韻に浸っています。

これから名取さながどこに行くのか?期待してしまう私がすでにいる

ライブでも「歌の活動をやっていくとは思っていなかった」と言った旨の内容を話していましたが、彼女はこんなにも私たちにワクワクとドキドキさせてくれる1stライブを届けてくれました

これから彼女はどこに向かうのだろう?
何が始まるんだろう?

バーチャルとリアルな世界の境に存在する彼女だからこそできる面白そうな企みを、きっと今もこれからも考えていることでしょう。

クリエイター陣への尊敬も丁寧で、名取さならしいと感じた

まだまだせんせえと呼ばれるには程遠いにわかですが、これからも名取さなちゃんについて行きたいって心から思っています!

この素敵なライブに関わってくださった全ての方と、名取さなちゃんが名取さなちゃんとして存在してくれていることに、ありがとうの気持ちでいっぱいです。

これからも名取さなちゃんと一緒に歩む未来が楽しみです!次は何を見せてくれるんだろう。世界に彩りを与えてくれてありがとう。


VTuberの3Dライブ配信の同時視聴が大好きなオタクVTuber

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