
3Dモーションキャプチャーを学びたいVTuberはどこへいくのか
こんばんは。夢乃ほのかです。
私は4年ほど前から、VTuberやアニメ・ゲームなどの映像制作で使われる技術「3Dモーションキャプチャ」という技術に大変興味があり、趣味の範囲内ではありますが調べたり記事を読んだり学ぶことを積極的にしています。
しかし、まっさらな凡人がモーキャプを学びたいと思っても学べる場所が本当にない!!
どうなってんのか全然わからない!!!!どうやったらモーションアクターになれるんですか???????何卒になればいいの??????何をしたら私は2次元になれるの?????????????
どうやったらモーキャプを知ることができるの…わからなくてもやもやしてた時期もありました。
そこでであったのが、この同人誌でした。
アイマスエキスポで頒布した解説本「アイドルマスターとモーションキャプチャー」の受注受付を開始します!
— mobiusP📸 (@mobiusP) December 16, 2024
少し時間がかかりますが12/22までに申し込んで頂ければ必ず手に入りますのでよろしくお願いします!
https://t.co/SUmFdWA8rd #booth_pm #アイマスモーキャプ本 pic.twitter.com/YVp7xS8Ajl
この筆者さんは、アイドルマスターのキャラクターを踊らせるためにモーキャプを行っている方で、しかもそれを個人で所有・運用しているそうです!
モーキャプの発展と歴史
モーキャプの技術の種類
具体的なモーキャプ現場(コンテンツ)の例
を丁寧にまとめてくださっており、どのページもとても興味深かったのです。
今回はモーキャプに感じている可能性や自分が業界に期待していることなどを書きまとめようと思います。
私がモーキャプを面白い!と思った経緯
VTuberにハマる前から、とあるアニメ映画で「(モーキャプの)中の人になりたい!!」と躍起になって調べていました。
Blu-rayの
- 1枚目がモーキャプを存分に使った歌って踊るアニメーション映画
- 2枚目にはモーションアクターさんが映画本編で登場するダンスのシーンを生身でやってくれる映像
といったかんじで、モーキャプのアクターさんが踊る動画はおまけ映像として収録されていました。
私にはそれがとってもおもしろくて、もっとモーションキャプチャの現場のこといっぱい知りたい!と思ったきっかけになります。
その時は「推しを全身で表現してくれていること」に対してすごく面白い!と思いました。
同時に、○○くんになりたい!と思い、○○くんのアクターさんのダンスの強弱の付け方やクセを研究していました
👓正確にはこの動画ではないのだが、参考に👓
今になって思うと、
- モーションキャプチャにおけるアクターさん
- 2.5次元系の舞台に立つ俳優さん
- テーマパークのダンサーさんやキャラクター
も、全身で推しまたはそのコンテンツを表現してくれるという意味ではとても深い共通点がある思います。
頭の先から指の先まで、全身でそのコンテンツの表現してくれるんです。すごくないですか?
細かい話ですが、コップの水を飲む、席を立つ、立ち姿、など・・・細かな所作からも、その推しやコンテンツらしさって本当に繊細に表現されていますし、無意識的に見ている人に伝わっていると思います。
VTuberは特に事務所ごとにも、個人ごとにもバーチャル表現の美学・解釈が違ってすごく面白いですよね。
モーションキャプチャとは?
モーションキャプチャー(モーキャプ)とは「人の動きや物体の動きを3次元データとして記録する技術」です。
記録した動きのデータをアバターに流し込み、映像として表現することは我々オタクの日常にも一般的な言葉となってきました。
VRC(VRチャット)界隈でよく言われる「フルトラ(フルトラッキング)」と呼ばれている人の動きを全身をキャプチャーする技術だけでなく、
表情をキャプチャー・指先の動きをキャプチャーしてモデルに流しこむといった技術も最近では一般に開かれてきていると思います。
このnoteでは主に「3Dモデルにトラッキングしたデータを流しこむ」エンタメについて触れますが、「2Dのイラストにトラッキングした表情や顔の向きなどを流しこむ技術」もありますね。
Live2D、すごく面白いです。
ウマ娘でのキャラクターの動きや、学マスでのステージのシーンはまさにこの「人の動きや物体の動きを3次元データとして記録する技術」が積極的に使われています。
最近だとアニメ「メダリスト」でのスケーティングするシーンでモーキャプした情報をアニメーション制作に活かしていた話が話題でしたね。
フィギュアスケート元オリンピック出場選手の鈴木明子さんがアクター(と言っていいのか?)をつとめている映像も面白かったです!
すでにこの技術は現代のエンタメ業界には欠かせないものとなっています。
✧₊モーキャプ撮影見学動画公開🥇₊✧
— 『メダリスト』TVアニメ公式⛸🏅 (@medalist_PR) November 8, 2024
TVアニメ『メダリスト』
スケートリンク特別企画!https://t.co/hsht2no699#春瀬なつみ(結束いのり役)と#大塚剛央(明浦路司役)の2人が
モーションキャプチャ―撮影現場を突撃!
フィギュアスケート振付の鈴木明子さんも登場✨#メダリスト #medalist pic.twitter.com/oIlfpAjAFI
じゃあこれをどこで学ぶのか?
じゃあこの面白い技術をどこで学べるのか?と言いますと、概ね現場・ネットに落ちている情報しかないと思います。
キャプチャーの仕方は複数あること、それらの精度の違い、機微な動きの反映度合い、実態とモデルの体格差で生まれる表現の工夫や日々の技術躍進など・・・
映像化する技術と兼ね合うと、想像以上に幅広く、そして成長過程の技術であることがわかります。
アクターになりたいと思って調べていたこともありますが、専門学校があるわけでも大学があるわけでもなくて、その業界に飛び込んだ人が今活躍しているといった印象でした。
求人や業界を見渡す限り、アクターやダンサーさん、スタジオのスタッフなども概ね同じような状況に見えました。
とにかく現場で試行錯誤している業界だと思います。
技術のオープン化と後輩が育つことへの期待
VTuberの専門スクールなどが生まれている現代、今後モーションキャプチャー技術についてやアクターとして生きることを決めた人たちが門を叩ける場所が今後生まれていくこともあるのかなと思います。
ただ、エンタメ業界としては「裏が透けてみえない」ことも引き続き重視されており、陰の立役者的な存在になっているのも事実です。
ミッキーは世界に1人しかいないのです。
しかし、技術は進歩していくし、人は年をとります。
経験者であることが全てになってしまっている今、この技術を面白がってくれる後輩を生んでいくことも期待したいです。
この技術を一緒に面白がってくれる仲間を増やしていき、技術をエンタメを、夢を壊さない程度にオープン化していくようなコンテンツがインターネット上にも少しずつ増えたらなあとワクワクしています!
これからの業界発展も心から楽しみですし、私個人でも探求していきたいな〜!5千億円ください!
モーキャプの面白さ導入編おすすめ
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購入(現在在庫なし):
著者:mobiusPさん
https://x.com/mobiusP
ニコニコ動画にアップされている動画もめっちゃ良い:https://www.nicovideo.jp/user/38399889/mylist/72806857
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