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Photo by
sawaori
[エッセイ]映える写真じゃないけれど
観光スポットに紹介記事を書かせてもらった時にふと気づいたことがあった。
わたしたち夫婦は食べることもお出掛けすることも大好きなのだけれど、ご当地のものを食することが殆どなかったのだ。
どこへ行っても全国チェーンのお店に入ってしまう。
食べなれないもので失敗したくないというか、馴染みのある味が一番安心するというのか・・・
それに食べるために行列に並ぶ時間があるのなら少しでも移動したいと思ってしまうです。
インスタグラムを見ているとみんな出先での料理やスイーツの写真をあげている。
そこでしか食べることができないものや、その土地の名産など。
食べることは好きだけど、食べるものにこだわりはない。
よって、料理の写真を撮る習慣がないのです。
観光スポット紹介なので風景はもちろん、ご当地グルメの写真が必要となる訳でして、これには苦労しました。
「映える」写真の撮り方がわからない。
お嫁ちゃんが船和の芋羊羹が食べたいというので先日の箱根車中泊旅の帰りに「舟和」の工場直営店に寄った。
ソフトクリームとどら焼きを買ってその場で食べることにしたのだが、あ〜んと大口を開けて食べようとしたら、夫が「写真、写真」というので慌ててスマホを取り出し撮ろうといた途端、ころんとどら焼きがひっくり返ってしまったのだ。
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バターを生地で挟んでだんご三兄弟のように丸めたあんこが三つ乗せてある可愛らしい見た目なのに、あんこが潰れてしまいなんともトホホな姿に吹き出しそうなのを堪えながら「インスタグラマーにはなれないね」妙に納得。
映える写真の撮り方を練習するのと同時に、まずは料理が運ばれてきたら食べる前に写真を撮る癖をつけなければ。