見出し画像

それで良いのか日本のアフターコロナ②

コロナの経済への影響が顕著になり始めてから、よくテレビやSNSでメンタルヘルスについて見ることがあります。三浦春馬さんの時も、メンタルヘルスの話がよく取り上げられていました。

でも、日本に足りないのってそういうシステムなんでしょうか?私はなんだか違うような気がしています。世界で自殺者が日本よりも少ないのは、メンタルヘルスがしっかりしているからでしょうか?

そういう場合もあるかもしれませんが、私の場合、辛いときに一番深刻なのは、「誰かに話したい。誰に聞いてもらおう。」と思った時に、話せる相手が見つからないことです。

私が留学していたコロンビアでは、常に会っている人からも、会っていない人からも、会話の始めや、メッセ―ジのやり取りの中で、「最近元気?どんな感じで過ごしてる?」と言われます。だから私も、気軽に自分がその時ある状況を話せましたし、大丈夫じゃない時は抱えている問題を打ち明けられました。

でも日本にいると、「でもあの人今忙しそうだし」「迷惑かも」そういう色々な思いが出てきて、誰にも話せずに終わることってよくあるような気がします。周りの人も、だれかサークルに来なくなってしまった人がいたとして、「でも忙しくて来れないのかもしれないから、話しかけたら迷惑かな」「自分は仲良いと思ってても相手はそう思ってないかも」と、声をかけるのをためらってしまいます。

客観的に状況を見て専門的な知識でアドバイスしてくれるメンタルヘルスももちろん大事ですが、そういうシステムは今までもずっと存在しています。日本が改善すべきは、そこではないのではと思っています。

元気がなさそうな人、最近サークルに来ていない人、忙しくて疲れていそうな人、その一人ひとりに、私たち自身が「おはよ~!最近どう?」と一言声をかけてみること、一行のメッセージを送ってみること、それらを継続的にやってみることの方が、今の日本に断然効果があるのではないかなと考えます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?