小さなコミュニティで生まれる音楽とか仕事とか-後編

前編はこちら

このシェアハウスに集まる人たちは、必ずしも最初から家主の知り合いだったわけではない。

私みたいに、知り合いの知り合いだったりする。

それなのに、家に入った瞬間からなぜか違和感なく溶け込める。

決して「あったかい」「アットホーム」みたいな、作った感じではなく。

プラスもマイナスもないような、きれいに中和されたような空気。

それがとてもしっくりきた。

そういう場所で、はじめましての人も、顔見知りの人も、ぐちゃぐちゃになっておしゃべりをしていると、新しい仕事のアイデアも生まれてきそうだ。

私は今そういう場をつくりたいと思っており、実際に何人かで動き始めているところだ。

人々が出入りする、小さなコミュニティ。

コミュニティといっても、排他的な仲間意識はなく、個が個としての自覚を持ちながら、なにかを交換したり、なにかをつくったり、なにかを一緒に生み出したりする場所。

そういった場が、各地で生まれて、多くの人がそういう場の存在を知っていれば、もっと生きやすくなるかもしれない。

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ほのか
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。