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魔女と魔法使い2
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勤勉な魔法使いは、読書家です。
彼は、ごはんを食べているときも、通学中も、おふろでも、寝ても覚めてもいっつもなにか読んでいます。一人暮らしの彼の部屋は本でいっぱい。積み上げた本で壁が見えないほどです。まだ若いけれど、その知識の多さを買われ、魔法学校の図書館の司書をしています。どんな本でもどの本棚にあるかすぐにわかるし、本の内容もよく知っています。あなたがこんな本を探しているの、と相談をうければ、おすすめの本を提案してくれますよ。ただし彼が本に夢中でなければですが…
彼にとって、新しい知識や物語に触れたり、知識と知識を結び合わせて想像をめぐらすことはとても幸せなことです。彼は今、自分の読んだものをまぜまぜして、あたらしく自分の本を作っています。読書家の彼がどんなジャンルの本、またはおはなしを綴るのか。きっと聞いたことも見たこともないおはなしになるのでしょう。