工業用ミシンの送り歯と針板
送り歯の種類
少し前に購入した中古の工業用ミシン2号。
針板に目盛りが無いのが不便で購入したら、上手くはまらない…。
よくみたら形状が違った💦
送り歯には3枚歯や、4枚歯、他にも種類があるんですね。
送り歯に合わせて針板も変わります。
基本的に送り歯と針板はセットで交換するのが無難です。
それぞれ特性がありますが、実際縫った感じでは大きな差は感じないです。
4枚のほうがやはり歯が多いだけあって下の布もしっかり送られている感を気持ち感じるくらいです。
針板の目盛りゲージ
針板のゲージは絶対合ったほうが便利!
私は画像左の様な縦横しっかり目盛りの入ったものがオススメです。
縦の線は縫い幅を見る時に。
横の線って必要?って思い方もいるかも知れませんが、1cmだけ縫って止めたい時なんかに意外と活躍します。(そんな時ある?って感じですがいろいろたくさん縫っているとたまにあるんです😅)
ただ、4枚歯のこのタイプはなかなか売っていなく、探すのが大変です。
針板の穴にもサイズがある
実は針板の針の通る部分の穴にもサイズがあるんです。
それによって薄地用、厚地用と用途があります。
薄地用が大体1.2~1.4ミリの穴。
薄手の生地を穴の大きな針板で縫うと布がその分上下にペコペコ動いてしまうんですね。
中厚地は大体1.6~2.2ミリ。
厚地用が2.4~2.6ミリ。
もちろんそれによって針の太さも合わせます。
そうは言っても!わざわざ布地に合わせて送り歯と針板まで変えるのはとんでもなく面倒ですので、量産だったり、よほど縫いにくいときには試してみるといいかもという感じです。
大体はは針を変えるくらいでそれなりに縫えてしまうものです。
補足ですが、針にも実は色々あって、よく知られている薄地用、厚地用だけではなく、レザー用、ニット用、合繊用、工業用の高速ミシンに耐久性のあるタイプ、目飛び防止に特化した針、などなどあります。
と、いうわけでミシンは奥が深いですね。
生地によって最適な針、針板、送り歯があるのです。
そうそう使い分けるほどのことはしませんが、もし縫いたいものでどうしてもきれいに縫えなくて困ることがあったら試してみると良いかもしれません。