イタリア旅行:恵まれたこと
事前準備で万全を期していても、運が味方してくれないと意味がないし
前提として得ていた情報が正しいとも限らない。
その点、今回の旅では、恵まれたことがたくさんありました。
1. マイルドな天候
行く前の予報では雨マークばかりで、かなりげんなりだったのですが
実際は霧雨の日が1日あったくらいで、ほぼ快晴か薄曇り。
持参した折りたたみ傘を使う日は、一日もありませんでした!
しかも気温も10度前後と、冬の冷え込みとまではいかず
おかげでピサ、アッシジ、シエナといった周辺都市を散策でき
汗ばむくらいの陽気で、美しい景色を写真に収めることができました。
2. 生理来ず
これも、本当に助かりました(泣)
更年期特有の不順がいい方向に作用して
結局、PMSの症状もなく、生理も来ることがありませんでした!!!
今回は教会など、宗教施設の観光が多かったから
神様が手助けをしてくださったのかなあ、なんて思ったり。
例のおむつは長距離移動の日や就寝時に念のために履いて
持って行った数量を全部使いきり、持ち帰ることはしませんでした。
3. 観光客の少なさ
事前に、混雑の少ない時期を選んだということもあるのですが
どこに行っても、チケットも簡単に買えて、並ぶこともありませんでした。ゆえに、人の波で遠くからしか見えない、という事態もなく
ゆっくりじっくり味わって、思う存分鑑賞することができました。
ピッティ宮殿は開館直後、ウフィツィ美術館は夜の時間帯など
人の少ない時間を狙ったのも良かったと思います。
また電車やバスのチケットも、迷うことなく販売機で買えて
移動も含めて、時間のロスが少なかったと感じました。
4. トイレの綺麗さ
以前、ローマに行った際にトイレに困った経験がトラウマで
今回はかなり不安がありました。
が、教会や美術館など、きれいなトイレがある場所を訪れていた事と
生理が来なかったことも重なり、何も苦労はありませんでした。
宿泊先を各観光名所から近い場所にした割には
トイレのために戻る、ということも1度もありませんでした。
米国を基準にした私の推測ですが、コロナで観光客が激減していた間に
リノベーションなどの整備をした場所もあったのでは?と考えています。
5. 英語が通じる
旅行で使う程度のごく簡単なイタリア語は勉強しているものの
やっぱり英語が通じるのは有難い!
大体の場所で2ヵ国語で表記されているし
レストランや観光地の窓口では、英語が話せる人がほとんど。
少なくとも英語が話せれば、問題なく過ごせることがわかりました。
補足として、ピッティ宮殿は美術品が多すぎたので見どころを知るべく
英語のオーディオガイドを借りて大正解でした。
6. 食事
ぼっち旅の一番の苦労は、食事。
米国や日本であれば「おひとりさま」も普通の光景だけれど
イタリアは基本的に、誰かと群れて行動するらしく
ひとりで食事、ましてや女性となると、奇妙にみえるらしい。
(テレビ番組でも、ひとりで食事をしている人をからかう特集があり、
男性でも「かわいそうな人」扱いをされていました)
どうせコースなんて量は食べれないし、ワインも飲まない。
だから、格式高いレストランなど、はなから入る気はない。
偶然、宿泊先の近所には一口ピザ屋と人気のサンドイッチ店があり
そして季節柄、クリスマスマーケットか開催されていたので
レストランに入る気力もない日の食事に重宝しました!
7. 長距離列車の荷物
ミラノ⇔フィレンツェの長距離列車で助かったのは
私の荷物を棚に上げ下げしてくれた、ご親切な人たちがいたこと。
事前準備の勘があたり、荷物置き場には入るスペースがなく
席頭上の棚に上げるしか方法はない。
中型のスーツケースだったので、棚に載せられるサイズであるものの
そもそも私自身がチビで、持ち上げることが限りなく不可能。
それを察知した人が、なんなく持ち上げてくれた上、
さらに偶然にも、私よりも長距離の乗車をする様子で
荷物をおろすのも、笑顔で手伝ってくれました。ありがたやー。
あの人たちに、あの後何かいいことが起こっていますように!!!
8. 交通機関がスムーズ
あれだけ恐れていたストライキ。一度も経験せずにすみました。
バスや電車の発着の遅れも、想定内(イタリア時間)だったし
乗り場がわからず乗り遅れたり、間違った電車に乗ったりもなく
快適に旅をすすめられました。
行きのフライトが定刻通りの着で、ミラノ中央駅までもすぐに行けたので
予約していたフィレンツェ行き長距離列車の時間まで3時間近くあり。
しかし、事前準備が功を奏し、変更可能なチケットを購入していたので
想定よりも早い列車に乗ることができました。
おかげで到着してすぐに、ミケランジェロ広場に向かって
よくある夕焼け写真を撮ることができました。
9. 優先順位を守って体力温存
事前準備の回で触れた、優先順位をしっかり守れたことで
最終日まで元気に有意義に観光をすることができました。
具体的に守ったことは、
食事の量、時間、メニューなどの制限
洋服やコスメ、アクセサリーなどの買い物をしない(スリ対策にもなる)
昇降に時間や体力を使う建物は見学しない
この3つがメインです。
よって、フィレンツェのドゥオモや鐘楼、シエナやピサの塔は
ひとつも上っていないのですが、後悔はしていません。
これらを諦めたおかげで、時間も体力も有効に使えましたから!
…と、思い返すとラッキーの連続だったように感じます。
そうはいっても、やっぱり完璧とは言いません。
次回は、やらかしたなー、残念だったなーという項目を紹介します。