【企画参加】〇〇に夢中なこどもの本棚【恐竜に夢中!うちの息子の場合】
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【こんな子です】
小さい頃から外遊びが大好き。何時間でも走り回っているタイプです。
恐竜を好きになったことがきっかけで図鑑にハマり、そこから強い生きもの全般が好きになりました。
10歳のいまは“生きもの熱”は落ち着き、サッカーや卓球などのスポーツに熱中している小学生です。
【3歳頃】
当時、3歳上のお姉ちゃん(娘)がかいけつゾロリが大好きで週イチで図書館通いしていて、息子にも好きに絵本を選ばせていました。
その頃に読んだ「わにわにのおでかけ」「わにわにのおふろ」のシリーズが、いま思えばワニ好きになったきっかけのような気がします。
【4~5歳】ワニから恐竜に「好き」が変化する。
乗り物系をすこし、レンジャー系・仮面ライダー系をすこしかじったあと、恐竜に夢中な数年間が幕を開ける。
恐竜に関するものならぬいぐるみでもパズルでもなんでも欲しがり、国立博物館の恐竜コーナーに毎週のように通いたがる息子。
書店に行く度に恐竜の図鑑を欲しがり、各出版社の恐竜図鑑はほとんど全て収集しました。
恐竜の図鑑はどれも一緒なのでは?と思うのですが、同じ恐竜でも図鑑によって載っている情報が違う(全長/強さのバロメーター/特徴など)とのこと。
息子は文字より数字が好きな子で、全長などの数字とイラストを熱心に眺めて鼻息を荒くしていました。
【6~7歳】図鑑から学習マンガへ。
それまで「図鑑」一筋だった息子が、図鑑以外の本に興味を示し始めます。
それは、角川まんが科学シリーズの『恐竜キングダム』。
オールカラーで恐竜がたくさん出てきて、かっこいい!強そう!イラストだけでもじゅうぶん楽しめるのが、その頃の息子にちょうど良かったのかなと思います。
恐竜キングダムにハマったことで、図鑑から学習マンガへと手にとる本の幅が広がった息子。
次にハマったのは、同じく角川まんが科学シリーズの、『どっちが強い!?』。
ライオンvsトラ、ヘビvsワニ、クジラvsダイオウイカなど、強い生きもの×強い生きものの戦いなんて、うちの息子のために作られた本ではないか!!!というくらい、息子の好みにぴったんこです。夢中にならないハズがない。
特に息子が好きだったのは、サメvsメカジキ。サメ、好きだよね。かっこいいよね。
このシリーズの(息子的)胸アツポイントは、なんといってもパラメータ!!
パワー、知能、攻撃力、防御力、速度を数字で表しているのですが、パラメータの五角形に夢中になり、本を読むだけでなくいろんな生きもののパラメータを自分で描いて遊んでいました。
【8~10歳】読む楽しみを覚え、自走する。
ここまで来ると学習まんがとコミック本(漫画)が日常の一部になっていて、恐竜から離れて『学校では教えてくれない大切なこと』シリーズ、『Dr.STONE』、『ケシカスくん』など、自分で好きなものを見つけて読んでいくようになりました。
特にハマったのは、『最強王図鑑』のシリーズ。
【強いもの×強いもの】の戦いという意味では、『どっちが強い!?』と重なるのですが、このシリーズの特徴は、実際には絶対に戦えない相手との架空の戦いを描いているところです。
例えば、『神話最強王図鑑』では、ヤマタノオロチを退治した英雄神 スサノオ と、インドの闘神 インドラ が戦ったりします。
この本でも息子の胸アツポイントであるパラメータが用いられていて、魔力、防御力、抗魔力、生命力、スピードなどが10段階評価されています。
架空の戦いなのに臨場感たっぷりの実況とイラスト。それを大真面目な顔で読む息子。…かわいいですね。
このシリーズは本当に大人気で、『幻獣(モンスター)最強王』『異種最強王』など次々に新刊が発売され、グッズもたくさん出ていました。
強いもの同士の戦いのロマン、みんな好きなんですね。
現在、息子は10歳なのですが、活字はあまり好きではないそうです。
活字の本より、イラストがたくさんの漫画や学習まんがばかり読んでいます。きっと、感覚派なのかなぁと思います。
「マンガばっかり読んでないで、本も読みなさい!」なんてこと、言うつもりは全然ありません。
漫画だってなんだって、自分のペースでページをめくる楽しさとその世界に没頭できることは素晴らしいと思います。
ワニから始まり、恐竜の図鑑をボロボロになるまで読み倒した息子の読書ストーリーでした。
息子にはこれからも好きなものをとことん突き詰めて毎日をパワフルに楽しんでいってもらえたらいいなぁと思ってます。
今回の投稿は、企画『〇〇に夢中なこどもの本棚』に参加しています。
noteの原稿は、『たんけん!本のまち』の特集ページとして掲載させていただきます。
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『たんけん!本のまち』(https://www.tankenbooks.com)では、子育て中の親たちが、新しい本との出会いにつながる特集やおすすめしたい子どもの本の感想をご紹介しています。