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職場みんなが恋してる? 第六話 溝
Yさん「ゆーじさんの好きな英雄は?」
皆んな騒いでいるが、そこはハッキリと言った。『曹操以外いない』
Yさん「あの極悪人の?知ってますか?匿ってくれた家の住人を勘違いで全員殺害。逃走を図ったが、買い出しにでてた主人も戻って殺しに行くと。ありえん」
ゆーじは、あまりこの話進めたくはなかったが…彼女に新しい中国歴史を学んでもらう好機としよう。
ゆーじ『曹操は正しい。誤解があって住人を殺したのは不味いが…そこまでの用心深さがいい。増して主人をやらないと役人に通報される。ここは逃げるためにも判断は是非もない』
Yさん「そもそも間違いだったのに?」
ゆーじ『ぶっちゃけて言うと《ヤッテもうたのはしょうがない。殺すんならもう一人殺しても》こんな感じだったのだろうね。時は乱世だし、当時の人命はものすごく軽かった。曹操がサイコパスであったのは間違いない。でも時代には必要だったわけ』
Yさん「極悪な印象が…」
ゆーじ『勿論今の世の中じゃ極悪人で死刑だわね。歴史の真実ではあるよ』
彼女との話はなんとも色気のない話で終わった。
中国だけではないけど、歴史って女性のメイク💄のようにスッピンが隠されている。だから鵜呑みにしちゃダメ🙅♂️
続く