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牛角が女性半額キャンペーンで炎上、レディースデーの誤った認識@代替案を考えてみたわ。

状況の説明

「牛角の女性半額キャンペーン」が「男性差別」だとして炎上し、多くの女性がそれを擁護した件について、私の考えを述べます。

私個人としては、「女性は半額」といった性別を基準にした価格設定は「男性差別」にあたると思います。

今回は擁護する意見に対して私の反論を述べつつ、牛角が取るべきだったキャンペーンの代替案についても提案します。


反論

「女性の方が沢山食べられないのだから、女性はその分安くなって当然だ」

「女性が食べる分が少ないからこそ、その分を多く食べることが可能だった立場の者が何を言うのか…」

食べる量には個人差があります。
性別で決めるのことは不適切です。

そもそも食べ放題は「決められた時間内に自由に食べられる」というサービスであり、食事量を担保するものでは無いため、食べる量を基準に価格を変えるの事はおかしいと思います。

「レディースデーと同じで、女性の新しいお客さんを増やす為の宣伝でしょ?」

実は「レディースデー」を間違って認識している人が多いと思います。

レディースデーは、女性の新規顧客を増やすためのものではなく、すでに利用している女性を対象にリピーターを増やすための施策です。

昔の映画館では、女性の利用者が非常に多く、その女性客をさらに増やすためにレディースデーが導入されました。

例えば、月1回映画を観る女性が8人、男性が2人いるとします。
通常のチケットが2000円で、レディースデーに半額の1000円を導入すると、半数の女性が通常料金とレディースデーの両方を利用し、もう半数はレディースデーだけを利用するようになります。

一見、レディースデーだけを利用する人が増え、映画館が損をしているように思えるかもしれませんが、実際には違います。
浮いた1000円を使ってジュースやポップコーンを購入する人が増えるため、収益が1.5倍に増加するのです。

「じゃあメンズデーも作れば?」と思うかもしれませんが、男性利用者が少ない場合、メンズデーしか利用しなくなると収益が半減するリスクがあります。
そのため、映画館では利用者の多い女性をターゲットにレディースデーが採用されていました。

しかし、最近では男性の利用者も増えたため、レディースデーの効果が薄れ、廃止する映画館も増えています。
例えば、TOHOシネマズは2021年にレディースデーを廃止し、TOHOウェンズデーという男女共通の割引を導入しました。
これは、ジェンダーレスのプロモーションとしての意味もあるでしょうけれど。

「夫婦で行くとお得に食べれてラッキーなだけなのに」

もし夫婦でお得に食べられることが目的であれば、性別を基準にした割引は不公平です。

本当に「夫婦やカップルでの利用」を促進したいなら、女性だけを対象にするのではなく、「カップル割」や「夫婦割」として、性別に関係なく割引を適用するのが適切だと思います。

「元の料金が割り引かれるんだから誰も損してないでしょ」

「別に男性へ損しないしただ女性が割引で得することなのに」

「誰も損していない」というのは正しくありません。

性別で割引が適用されると、男性は同じサービスに対して高い料金を支払うことになり、不公平な扱いを受けています。

これを「損している」と言えるのです。

「「夏休み限定で小学生入場無料!」とかやってる施設と同じじゃないの?」

違います。

小学生無料のようなキャンペーンは、特定の年齢層や学年を対象にしており、誰でもその年齢になれば適用される公平なルールです。

しかし、性別を基準にした割引は、生まれつき変えられない要素に基づいており、特定のグループに不平等な扱いをしていることになります。

ですから、この二つは同じではありません。

以上で反論を終わりにしたいと思います。

続いて、キャンペーンの代替案について、2つ提案したいと思います。


キャンペーンの代替案

1. 期間限定!女性限定メニュー

今回の炎上の原因は、性別による不公平な割引が「男性差別」として批判されたことです。

同じ内容のサービスで価格に差をつけると反感を買うのは当然です。

そこで、代替案として期間限定の「女性限定メニュー」を提案します。

女性に人気な料理を集めて、これを半額で提供するのです。

これならサービス内容に差異が生まれるので、男性差別には該当しませんし、仮に批判されたとしても、今度は男性向けメニューを半額で提供すれば鎮火できます。

2. 家族やカップル、夫婦を対象とした割引キャンペーン

性別に関係なく公平なキャンペーンを実施するために、家族やカップル、夫婦を対象とした割引を提案します。

例えば、2名以上で来店した場合や、家族で来店した際に割引を適用する形式です。

これなら男女を問わず、どの組み合わせでもお得に楽しめるため、不公平感がなく、広く受け入れられるキャンペーンになります。

本音

私は、差別や不公平が大嫌いなので、男性差別や女性差別、人種差別など、どんな差別も平等に批判し、代替案を提案したいと思っています。

一方の立場だけで物事を見て、状況を理解した気になり、他方を批判するのは視野が狭いと言わざるを得ません。

もっと第三者の立場から冷静に状況を把握し、判断して発言すべきです。

感情的になって反射的に発言する人は、インターネット向いていないと思います。


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