共創で成果を生む3つの約束 「環境づくり(初編)」
こんにちは。Honmono運営のミイショです。
今回は共創を作り出す2つ目の要、「環境」についてお話しします。
環境、、、よく分からん。
先に言っておきます。
実は、「環境」について、しっくりした答えは見つかっていません。
ツッコまれそうですが、実は最近こうも考えてます。
「答えが1つに定まらないのが、環境だな」と。
(言い訳じゃないです)
というのも、
「環境」は、それ以外の2要素、「ヒト」・「プロジェクト」の状況によって、揃えるモノが常に変化するからです。
前回記事、その① ヒトはこちらにまとめてます。
「ヒト」が2~3人のチームと、50人のチームでは、揃える武器も異なります。
「プロジェクト」も仲間内で完結するものと、クライアントから収益を得るシゴトでは、外部から求められる信頼レベルも異なります。
つまり、その時々に応じて、必要な「環境」を整えることが、環境づくりにとって、とても大切です。
環境づくりの考え方
Honmonoは今年で2年目です。
カネも人脈も経験もない中から、少しずつ適性を持つ「ヒト」が集まり、多くの失敗を重ねながらも、「プロジェクト」によっては具体的成果を得られるまでに、なんとか成長しました。
しかし正直にいうと、立ち上げ期は「環境づくり」にリソースはあまりかけませんでした。
私自身、
「環境を言い訳にしなくても、一緒に戦える骨太なプレイヤーを集める」
と意気込んでいたのもあります。
(最初の外部イベント。カネも人脈も力ないので、安い民家借りて、各自でアイデア持ち寄って開催。来場者はほぼ身内。懐かし、、。)
その考えは、今振り返ると正しくもあり、もっとこうしとけばよかったな、と思うこともあります。
そして現在も、Honmonoの「環境」が万全かというと、そうではないと思います。
まだまだやるべきことがありますが、金銭的、時間的、人的リソースは有限です。
環境は必要なことに的確な量を割く必要があります。
今回はその中でも、最低限これだけは揃えて良かったなという「環境」について、リアルにお話をしたいと思います。
これから「ヒト」を巻き込んで、「プロジェクト」を展開して成果を得たい、という方は参考にしてもらえると嬉しいです。
環境づくりの視点は大きく3つに分かれる
共創で成果を得る為の「環境作り」の視点は大きく3つに分けられます(これも今後変わると思います)
①「ツール」を揃える。
②「コミュニケーション空間」を創る。
③「プロジェクト空間」を創る。
、、ということで、今回の記事では①ツールのみ!(スイマセン)
②③は環境づくり(中編/後編)で。
①生産性を上げる役割 「ツール」
ということで最初に揃えるべきもの。
それが「ツール」です。
「ツール」でビジネス、クリエイティブ、コミュニケーションの生産性を向上させることは、低い投資ですぐに取り掛かれ、コスパが高いです。
ツールのいいところは努力を裏切らないことです。
地道に使い方を覚えれば、確実に生産性を上げることができます。
今の時代、フリーランサーや起業家は戦いやすい環境が整っています。
なぜなら、安価かつ高機能なツールがすぐに手に入り、本気で鍛えれば法人に対抗できるクリエイティブクオリティまで到達できるからです。
映像制作でいえば、一昔前は何百万円という重い機材と専用ソフト、人を揃えて取り組んでいた作品が、一眼レフ含めた20~30万円の機材とクラウドソフトで実現できます。
逆に、カネも人脈もスキルも経験も無い中で、ツールを揃えずにプロジェクトに向かうことは、戦場で武器も持たずに戦うようなものです。
「当たり前だし。やるに決まってんじゃん」
という方は読み飛ばしてもらってOKです。
ただし、人を巻き込んでチームでプロジェクトを進める場合、
「みんなと一緒のツールを使うなんてめんどくさい、使い慣れたツールだけ使ってたい」
というメンバーがいれば注意が必要です。
なぜならチームで共創し、外部影響を与えるプロジェクトに取り組む場合、
「同じツールを使うこと」はとても大事だからです。
理由は2つあります。
1つ目の理由は、「チームの生産性」の観点です。
チームで1人でも共通のツールが使えないと、本人だけでなくチーム全体の生産性が下がります。
皆がSLACKを使っているのに、「私、SLACKやらないんですよね」という人がいれば、チームでSLACKを使うメリットがほぼなくなってしまいます。
本人は気付きませんが、周りの人はコミュニケーションを行う度に2度の伝達を行うことになります。
たかがツールの違いだけで、チーム全体の効率が下がるか、1人だけ取り残される、というリスクが生まれます。
もちろん、専門性の高いツールを全員が全て使いこなせる必要はありません。
ただし、自身がプロジェクトマネジャーの立ち位置に近ければ近いほど、そのツールの役割や機能を理解することが大切です。
理解することで、相手にタスクを依頼するときにどのぐらいの工数、期間がかかるのか、を大まかに把握することができます。
自身は軽い依頼のつもりでも、相手から見ると実は負荷の高い作業、というミスマッチはよくあります。
ツールを理解し、チームのコミニュケーションを円滑にし、生産性を高めることは走り出しのプロジェクトにおいてとても重要です。
そしてツールを揃える、2つめの理由。
それは「外部からの信頼性確保」の観点です。
特に企業と仕事をする場合、重要なミッションであればあるほど相応の「情報セキュリティレベル」が求められます。
メールがgmailだったり、フリーのファイル共有サービスを、重要ミッションで普段通り使っていると、企業によっては一気に信頼を失う恐れがあります。
大手企業がフリーランサーチームを使いたがらない理由もここにあります。
価格や品質は良くても、情報管理がザルであれば、自社の情報を簡単に渡せません。
万が一、情報が漏洩した場合、そのフリーランサーだけでなく、企業の情報管理体制まで社会に問われることになります。
もちろん、仲間内でワイワイしたり、アイデアレベルを考えることや、パートナーと親近感を持たせるフェーズならメッセンジャーやLINEでもいいと思います。
しかし、一段ギアを上げて
企業を巻き込み、重要なミッションを行う際は、チームが信頼性の高いツールを使うこと。
これは生産性、チームを守るためにも必要なことです。
Honmonoでのツールの考え方
Honmonoでは上記背景から、以下のツール(有料プラン)を無料もしくは特別条件でメンバー全員に提供しています。
※各提供元にスポンサーとして支援頂いてます。感謝!
全てのツールを使うと毎月約6,000円あたりオトクになるので、コストメリットはあります。
しかし、真の意図としては
チームとしての生産性を高めること、
そしてメンバー、クライアント、パートナー、Honmonoを守るためです。
Honmonoは仲良し集団ではなく、企業や自治体と連携し、社会的なプロジェクトを積極的に展開しています。
立ち上げ初期はクライアントから「フリーランサーの集まりでしょ?大丈夫?」と何度も突っ込まれました。
悔しい思いをしながらプロジェクトを諦めたこともあります。
その都度、Honmonoとしてチームの信頼を醸成するために、ツールや契約関連の整備を地道に行いました。
その結果、JT、日本赤十字社、東京メトログループなど、大手企業とのプロジェクトもこなせるようになりました。
そして、チームでのツール運用の実現には、「ヒト」も重要です。
チームの一人一人が、責任感を持ち、セキュリティやコンプライアンスについて理解すること。(この辺りは「ヒト」の回でも触れたところ。)
「ツール」を揃えても、「ヒト」が実行しなければ意味がありません。
チームでしっかり運用レベルまで落とし込んでいくことは地味に時間がかかります。
チーム結成前にしっかり準備しておくことをオススメします。
いかがでしたでしょうか?
次回は環境づくりの後編です。
実際に「ヒト」同士が化学反応をおこし、「プロジェクト」を生み出すまでの仕掛けについてお話しします。
お楽しみに!
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Honmonoは、志高く共に創るプレイヤーを募集中です。
「ちょっと話を聞いてみたい!」という方はTwitterやInstagramのDMでも良いのでお気軽にご連絡ください。
「まずはプロジェクトやメリットについてもっと知りたい」という方は、公式サイトに詳しく書いてありますので、ご覧くださいませ。
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