共創で成果を生む3つの約束 「ヒト」
Honmonoの三井所です。
今回はちょっとリアルで大事なハナシ。
「誰とやるか?」です。
もちろん、共創に必要な要素は「ヒト」だけではありません。
成果を生み出すために必要な3要素とは?
Honmonoが大事にしている要素は3つあります。
①ヒト選び
→どういったヒトなら一緒にプロジェクトを進めていけるのか?
②環境作り
→プレイヤー同士が化学反応を起こす場・ツールがあるか?
③プロジェクト強化
→プロジェクトにエンジンをかけられるか?
この中で、共創の歯車そのものとなるのが「ヒト」です。
間違えると皆が不幸になる「ヒト選び」
「なぜ、ヒト選びか大事か?」
それは、この「ヒト」の選択を間違えると、「環境」や「プロジェクト」をいかに整えても、歯車はうまく回らないからです。
「環境」も「プロジェクト」も中身を変えることはできますが、「ヒト」の中身はそう簡単に変わりません。
もちろん、対話や何かしらのきっかけによって、相手の考え方が変わることもあります。しかし、それは必然ではなく、強制はできません。
仮に相手が変わることを期待してしまうと、その間、その違和感をチームが受け入れながら、プロジェクトを進める必要が出てきてしまいます。
そうなると、「プロジェクトの成果」ではなく、「チーム内の最適化」が優先されてしまい、実のあるプロジェクトは生まれにくくなります。
厳しいことを言うようですが、
「ヒトを変えること」が共創の目的ではありません。
「具体的成果を得ること」が共創の目的です。
もちろん、例外もあります。
・リソースのある組織階層型
・ビジネスモデル確立後の運用フェーズ
であればヒトの問題は仕組みやお金、時間で解決できます。
また、なんとなく人と繋がってコミュニティを楽しみたい、と言うレベルであればいろんなヒトと付き合うのもありでしょう。
ただ、自身に影響力やリソースが十分にない中で、本気で成果を上げたいと思っているのであれば、「なんかいいヒトだから」でチームを作ってしまうと、危険です。
最初のうちは意気揚々としてるけど、上手くいかないことが起きると、さわーっと連絡が取れなくなる、あのパターンの大抵は「ヒト」が原因です。
どんなに優れたプロジェクトでも立ち上げの9割は上手くいきません。
それでもやり続けながら改善し続けることで少しずつ芽が出てきます。
上手くいかないときも一緒に残りこえられるか、が大事なのです。
くどいようですが、
共創で成果を得るには
「どういったヒトなら一緒にプロジェクトを進めていけるのか?」
を、はっきりと定義する必要があります。
フリーランサーや起業家、これから独立する方などは、戦えるリソースも少ない方はずです。身近にいかに心強く信頼できるプレイヤーを巻き込めるか、がその後の成果を大きく左右します。
ヒト選びの定義とは?
定義の軸。これは自身の価値観、状況において異なります。
Honmonoでは
「主体的かつ協働的に、やりきれるヒト」と現段階で定義しています。
なぜ私たちがこのような基軸を採用したか?
それは、Honmnonoが「ティール」の考え方を一部、採用しているからです。
急に難しい言葉が出てきましたが、簡単にいうと、役職や階級のないフラットな組織形態のことを指します。
それぞれが意思決定権を持つので、強制や受け身ではなく、自主的にプロジェクトに取り組むことができます。
しかし、いいことだらけではありません。
従来の組織階層と違い、ヒトの行動管理や把握ができませんし、動き方に慣れるまでに時間がかかります。またコンプライアンスやセキュリティなど一定のリスクマネジメントも必要となります。
つまり、このモデルを成り立たせるには「ヒト」そのものの適正が非常に重要なのです。
実際にティール型モデルに適する「ヒト」の適性は以下のように定義されています。
□ 構成されるメンバーがセルフマネジメントが行える
□ 構成されるメンバーが主体性を持っている
□ 構成されるメンバーの責任感やコンプライアンスやセキュリティーなどに対する知識がある
□ 構成されるメンバー全員がルールを遵守できる
□ チーム全員で実現する・助け合うというマインドを持っている
この中から自身の経験と照らし合わせながら、
「主体的かつ協働的に、やりきれるヒト」という定義をHonmonoでは策定しました。
とは言いながらも失敗や痛みの連続
かっこいいことを言いましたが、私自身もこの定義の軸を見つけるまでに多くの失敗をしました。
そして定義後も100%上手くいっているかというと、上手くいっていません。痛みも多くあります。
現実には定義をしても、一緒に取り組んでみると「あれっ?」ということも多々あるからです。
その中でも大事なことは「自身の中に軸を持ち続けておくこと」です。
続けていれば10人に2、3人ぐらいの割合で、阿吽の呼吸で連動を取れる、心強い仲間が少しづつ増えてきます。
この人たちを大事にしていくことです。
なぜならこの人たちの周りには同じような適性の人が多いからです。
このつながりを大事に育てていくと、質の濃いチームが出来上がります。
そして、もう一つ大事なこと。
それは、「合わない人は、悪い人ではない。」ということ。
今の段階で違和感のある人、は悪い人ではなく、今の段階で合わないだけです。
相手を責めたり、自分が上とも思ってはいきません。
もしそのようなマウント思考に支配されると、愚痴を言いたいだけの人や論破をしないと気が済まない人が、結局は周りに集まってきます。
もし、違和感を感じた時は
「自分も正しいし、相手も正しい。」
と思うことが大切です。
その上で、プロジェクト以外で付き合う選択肢もありますし、どこかでまた合流することもあります。
軸を決めながらも心は軽やかにいること。
難しいですが、諦めずに少しづつ実践していくと良いチームが出来上がります。
ぜひ試してみてください。
次はその2、「環境作り」についても話しますね。
最後までお読みいただき、有難うございました。
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