メンバーならだれでも始められる!Honmonoオリジナルプロジェクトの魅力
Honmono協会の大竹です。主にHonmonoで行われるプロジェクトの統括をしています。今回はHonmonoの活動の柱となる「プロジェクト」の魅力についてご紹介します。
様々なプロフェッショナルが集まるHonmono
そこに加わるメリットの1つは「自分だけでは出来ないことを、やれる環境があること」だと思います。たとえば、前にここでも触れられていた、犬塚さんによる「enha~1000人の応援~」プロジェクトもそうです。
ジュエリーデザイナーである犬塚さんが、webマーケターやデザイナー、ライターといったメンバーと組んでマーケティングから販売までを行っていく。個と個の能力が1つになり、「共創」を進める具体的な場所がプロジェクトです。
今、Honmono協会には大きく2種類のプロジェクトがあります。
1. 映像やウェブサイトなど、クライアントから仕事を請け負い、メンバーが制作するクライアントワーク型のプロジェクト
2. メンバーの間から自発的に生まれ、Honmonoオリジナルのサービスやプロダクトを開発していくプロジェクト
1のほうは、分かりやすいと思います。いまは映像やウェブサイト制作が多いですが、お客様から相談を受け、その想いを形にして納品し、制作内容から見積もった制作費をいただく。企業活動と一緒です。Honmono協会が法人として存続していくために、また参加するメンバー個々が行う収益の一助になるため、とても重要な役割を担っています。
一方、2のほうはどうでしょう?
なにをやっているか、イメージつきますか?
今まさに進んでいる「&Artプロジェクト」を例にご紹介します。
「&Art」は、アートを通したオリジナルの体験プログラムを組み上げ、それを企業に受けてもらうことで収益を得ながら、同時にHonmonoの価値を上げていくことを目標に置いたプロジェクトです。
アートを通して、企業からの研修参加者が仕事や生活、大げさに言えばその人の人生を形作っている「自分の軸」を再発見し、作品づくりという手と心を動かす作業を通して、創造性を磨く。社員一人ひとりの創造性が高まることで、その企業がよりよい方向に向かっていく環境をつくろう、というのが目的です。
そのために、&Artは今、コンテンツや仕掛けを練っている段階です。
ちょっと話は変わりますが、埼玉県幸手市に「Honmonoアトリエ」という創造拠点があります。2021年から始まった、それ自体が広い意味でいうプロジェクトの1つです。幸手市在住の石の彫刻家である小林晃一さんがHonmonoの趣旨に賛同してくださり、ご自身のアトリエを一緒に使うことで、アートとHonmono、お互いの活動に化学反応を起こしていこう――という思いで始まりました。
今のところ、&Artは主にそのHonmonoアトリエで進んでいます。
&Artは、すでにHonmonoのたくさんのメンバーが関わっているし、これからもっと多くのメンバーが加わってくるはずです。
では具体的に、現時点でどんなプロたちが関わっているでしょう?
・お花の先生
・映像クリエイターとして、カメラマン、編集者、アニメーション作家
・web広告マーケター
・編集者(雑誌編集:僕です)
・料理人
それぞれの役割としては、プロジェクトマネージャーとして僕と彫刻家の小林さんが中心となって&Artプログラムのコンテンツを練り、企画を立てています。
お花の先生は、実は同じタイミングでアート思考を企業セミナーに活かす方法がないかを考えていたらしく、「ならばアイデアちょうだいよ」という感じで加わってもらっています。もちろん、&Artを企業に体験してもらえるようになったら、プログラムに生け花やフラワーセラピーといった内容も組み込むので、いずれ講師という役割もやってもらうことになるでしょう。
映像クリエイターは、これから企業へプロモーションをかけるにあたって、必要となるイメージ映像をつくっています。特に今回はまだ世にない、形になっていないプログラムを映像化するので、実際のアトリエで撮影した映像に加えて、アニメーションを組み込むことで、「より伝わるプロモーション映像をつくろう!」と意気込んでいます。
web広告マーケターには、正直、まだなにもやってもらってません…。アトリエに座って黙々と粘土細工をしたり(ジブリ作品に出て来そうなナニモノかが出来ていました)、ヤギに餌をあげたり、薪を割ったり、薪ストーブに火を点けたりして(そうHonmonoアトリエにはヤギがいて、薪ストーブがあるのです)、遊んでるようです。
ただこれにも意味はあって、今後もしかしたらweb広告を展開する可能性もあるので、その時のために、Honmonoアトリエや&Artが生まれる瞬間を見て、その世界観を自分のものにしてもらっています。
そして料理人。実は&Artの重要なコンテンツとして、食を通したコミュニケーションの時間を用意しています。アトリエにあるピザ窯を使ってピザパーティをしたり、飯盒炊爨(はんごうすいさん)をしたり。なので薪を使った本格窯でピザを焼くテストや、同じく薪を使った竈(かまど)でご飯を炊くテストをしてもらったりしています。
ご飯とピザ、どちらも一口食べれば思わず笑顔になってしまう出来で、“テスト”のたびに参加したみんなで大喜びです。
このように、たとえば1つの企業内ではなかなか関わらないような職種の人たちが、Honmonoではプロジェクトを通して比較的簡単に結びついてしまいます。先に&Artに参加したメンバーが「こういうことをやりたいから、手伝ってくれない?」と頼むこともあれば、「こういうことをやりたいから、参加したい」と加わってくるメンバーもいます。全員に言えることは、目をキラキラさせながら、本気でやっていることでしょう。
もちろん、&Art以外にもたくさんのプロジェクトが今もHonmono内で進行しています。実際、このnoteもHonmonoの「SNSプロジェクト」の1つだったりします。Honmono協会が存続している限り、プロジェクトがなくなることはありません。
特に先にあげた「2」のプロジェクトは、チャレンジができる場です。
「これまでやりたかったけど、やれなかったこと」をやれる場、
しかも、Honmono自主発信の“事業”なので、大いに失敗ができる場、
なのです。
自由に始めて、思いっきり失敗できる
プロジェクトは、参加するだけでなく、Honmonoメンバーなら誰でも始めることができます。ちょっと乱暴に言えば、言ったもん勝ち、始めたもん勝ちなところがあります。そのせいか、大きな声では言えませんが、形になる前にとん挫したプロジェクトもだいぶ増えてきました。たまたまそれが続くと、なんとなく、新しいプロジェクトを始めるのに躊躇する雰囲気が出てくる時もあります。
ただ僕が思うに、とん挫しても、それが次につながれば失敗ではありません。プロジェクトを始めて各界のプロが一緒になるとおもしろいのが、お互いの業界人としての常識をわりと簡単に破りあってしまうことです。その結果、いったん動き出すことできっと新たな発見が生まれ、仮にとん挫しても、次に向けた可能性、次のプロジェクトが生まれてくるところです。
だから逆に、どんな立派な実績がある人でも、自分の枠に閉じこもっている人はHonmonoに向きません。
老若男女を問わず、常に自分の枠を広げ続け、枠を超えていく勇気がある人しか歓迎できません。
もちろん、枠を広げ、超えていける環境はしっかりあります。どんなことでも、何度でもチャレンジできる理由の1つは、そのために欠かせない信頼できる仲間が揃っていることでしょう。
意志を持って動いた分だけ、成長できる。
プロフェッショナル集団であるHonmonoにいる醍醐味を感じられる場、それが数々あるHonmonoプロジェクトだと思います。
「自分も何かプロジェクトを考えてやってみたい!」、「自分のプロフェッショナル領域の可能性を広げてみたい!」という方は、ぜひHonmonoのホームページも見てみてくださいね。