境内のご案内
神殿
神殿は、東西南北の礼拝場が「ぢば」を囲んで建てられています。
その四つの礼拝場は、合わせて3157畳の広さがあり、中央に位置する「ぢば」に向かって礼拝が行なわれます。
この「ぢば」には、甘露台が据えられているだけで、何もなく空間が広がります。「空(くう)」です。天井も吹き抜けているので、雪や雨が見えることもあります。
神殿は、365日 24時間 いつでも誰でも(信者、他宗教信仰の方、未信仰の方)自由に参拝することが出来ます。また、365日(毎日)日の出時刻には「朝づとめ」。日の入り時刻には「夕づとめ」が行なわれます。
また、毎月26日の月次祭や大祭が勤められます。この祭典日には、神殿周囲の境内地まで多くの参拝者で埋めつくされ、いっぱいにあふれます。
教祖殿
親神様の啓示(おつげ)を受けて、人間が生まれてきた意味を伝え、「ぢば」を明らかにしてくださったのが、教祖(おやさま)・中山みき様です。
教祖は、明治20年、五十年のひながた(人間の生き方の手本)を残して、お姿をお隠しになりましたが、魂は今も存命で、人類の救済にお働きくださっています。
神殿の北側にある教祖殿は、存命の教祖(おやさま)のお住まいです。
今も日々の食事など、身の回りのお世話をしてお仕えしています。
教祖殿も神殿同様に、どなたでも、24時間いつでも参拝することができます。教祖殿は夜間は戸締まりをしますが、回廊からの参拝が可能です。人々の平癒を願い、深夜に参拝する方も少なからずおられます。
また、お姿をお隠しになられた時刻「14時」には、毎日、胡弓の音色がサイレンで鳴り響き、1分間ほどの礼拝が行なわれます。その時刻には、みな動きをやめて、天理の時間が止まります。
祖霊殿、回廊
本部の祖霊殿では、教えを広め人だすけに尽くした方々をお祀りしています。ここでは、先人の生前のご苦労を偲び、遺徳をたたえてお礼を申し上げています。
神殿と東西南北の礼拝場、教祖殿、祖霊殿を結ぶ回廊は1周約800メートル。階下には、随所にトイレと車いす用エレベーターが設けられています。回廊の山なりの部分の階下は、通路(楼門)になっています。
この回廊も、誰でも24時間通ることが出来るようになっています。
時間を問わず、この回廊を乾拭き「ひのきしん」をしている人が見られます。