聖地「ぢば」世界人類の故郷
創造説話「元初まりの話」は、こう始まります。
『この世の元初まりは、泥の海でした。神様は、そのさまを味気なく思われ、人間を造り、その陽気ぐらしするのを見て、ともに楽しもうと思いつかれました』
人間は、そもそも仲良く陽気に暮らすために創造された存在で、人生の目的は「陽気ぐらし」にあると明かされています。
創造主である神様のお名前を、「天理王命(てんりおうのみこと)」と申します。私たち人間を生み育ててくださった親なる神様という意味で、「親神(おやがみ)様」とお呼びします。
そして人間創造の際に、最初に宿し込まれた地点を「ぢば」と言います。
現在その地点には、人間創造の元なる地点の証拠として「かんろだい」が据えられ、礼拝の目標としています。
親神様は、この「ぢば」にお鎮まりくださっています。
「ぢば」は、すべての人間の魂の故郷。「ぢば」を訪れることを、里に帰る意味を込めて「おぢばがえり」と言います。
「ぢば」の一帯は、もとは大和の国の庄屋敷村(しょやしきむら)(現在の天理市三島町)という小さな村でしたが、やがて多くの人々が寄り来るようになり、今では「親里(おやさと)」と呼び親しまれています。
人間創造の元の場所である聖地「ぢば」を中心に、天理教教会本部の神殿が建っています。
どなたでも自由にご参拝いただけるよう、本部神殿は365日24時間開かれています(夜間は南礼拝場からご参拝ください)。
拝観料、事前申し込みは不要です。受付窓口はございませんが、参拝者の方にご利用いただける「インフォメーションセンター」があります。
神殿での参拝の後は、「教祖殿」「祖霊殿」と回廊づたいに巡って参拝できるようになっています。回廊の長さは800mで、全ての神殿を廻られると約1kmほどになります。
東京ドームとほとんど同じ広さです。