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tipToe.楽曲解説Vol.5 - ひとりごと

概要

・タイトル ひとりごと
・ヨミ ヒトリゴト
・楽曲番号 03
・作詞 瀬名航
・作曲 瀬名航
・編曲 瀬名航
・振付 しゃばだばSTEP
・制作時期 1年生1学期編「firstLetter.」

コンセプト

友達との素朴で可愛らしい日常を描いた作品。部室(tipToe.専用練習場の愛称)でメンバーが一緒にお菓子食べてるところから着想。

1作目・特別じゃない私の物語と2作目・夢日和がどちらも5分超え(特別〜に至っては6分超え)で、結成したばかりでまだ持ち時間10分〜15分程度しかもらえなかった当時は持ち時間10分だと1曲しかできず、1曲+MCでやらざるを得ずかなり困っていた。本間の出身であるバンド界隈だと30分が基本なのでそこまで尺は重要ではなく全く気にしていなかったのだが、駆け出しアイドルにおける尺問題は大きな落とし穴だった。そこで次は使いやすい3分〜3分半で作ることに。

楽曲

いわゆる渋谷系と言われるジャンル(?)の楽曲。渋谷系とは90年代に東京近辺で流行った乱暴に言えばオシャレで力まない感じの音楽の総称。

ハッピーフレーバーの時に書いた通り、寧々のゆるいラップを入れるべく作っていたミドルテンポの楽曲に楽曲番号「03」を与えて制作していたがしっくりこなくてボツにした後生まれたのがこの曲。ボツにした時に「03」という番号をこの曲が引き継いだ。

コンセプト通り3分半というコンパクトな作りになっているのでセットリストに組み込みやすい。

初収録の「firstLetter.」と再録の「magic hour」ではオケから完全作り直しが行われていて、「firstLetter.」で打ち込みだったベースとドラムが「magic hour」では生になっている。

シンプル故に癖がなくポップスとして完成度が非常に高い楽曲で、アイドルギターポップのマスターピースを目指していた「magic hour」を象徴する曲の一つとも言える。

歌詞

内気な高校1年生の主人公が同級生の友達と平凡な日常を過ごすだけの話。主人公は友達とちゃんと"友達"になれるまで少し時間がかかるようなタイプですが、友達になった後はみんなで放課後出かけたり、どうでもいいこと話したりする時間の一つ一つに「本当にこんな楽しくで良いんですかね!!」と内心戸惑いつつも楽しめてしまう。

この曲の歌詞はテーマを共有した上で瀬名君と本間でそれぞれ勝手に書いて、一方を採用する方向になったのだけどそれもしっくりこなくて最終的に瀬名案と本間案のいいとこどりをした歌詞を瀬名君がまとめるという形で作った。

雑記

2Aの振り付けで三原さんを先頭に6人が前の人の肩に手を乗せて一列に並ぶのがあるのだが、あの振り付けはいつの間にか三原トレインと言われるようになった。

瀬名君はこの曲を自信作の一つとして挙げることが多い。

瀬名航によるボカロセルフカバー作品で「ひとりごと-Rearrange ver-」という音源が存在する。こちらもおすすめ。

この曲をやるとフロアから「おお…!」という「レア曲きた!!」的な歓声が上がるが、そんなに言うほどやってないレア曲でもない。もしかしたら2年生前半で夜編に傾倒していた頃、やる頻度が減った時期があったのでそれでレア曲というイメージがついたのかもしれない。

この曲は振りがイントロの頭からいきなり始まるので特定の立ち位置にスタンバイしてからでないと始められない(板付スタート)という制限が長いことあったが、3年生に入ってイントロを拡張する新バージョンが登場してその制限が緩和された。

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