スポーツ由来で長引く足の痛み(怪我・外傷)に対処する3つの方法
サッカー等のスポーツで怪我をした。
すぐ治ると思っていたら、足の痛みが全く引かない!
そんな経験がある方も多いはず。
僕自身も現役の時に怪我をして復帰…また怪我をして復帰の繰り返しでした。大会が近かったり、監督コーチ、先輩の目が怖いなど早期復帰してしまう原因はたくさんありますね。
治療が手遅れにならないように、実例から回復・リハビリのプロ「理学療法士」が正しい対処方法を解説します。
この記事で解説していること
この記事で伝えているのは以下の3つです。
・プロが教える外傷との付き合い方
・外傷の痛みがなかなか引かない場合の対処方法
・スポーツで怪我(外傷)をしないための予防方法
ご自身が中学生高校生か、中学生高校生のスポーツを頑張っているお子さんを支える親御さん向けに、理学療法士・アスレティックトレーナーである私が「長引く痛みへの対処方法」をお教えします。
理学療法士とは?
理学療法士は、人に役立つ仕事と言われます。
国家資格に合格し、厚生労働大臣から発行される免許を有しています。
理学療法士を名前だけ知っているという方は、意外とたくさんいらっしゃいます。
ですが、あまり実態を知らない方には、怪我後のリハビリをする先生のイメージがあるようです。
でも、そのイメージは少し間違っています。
怪我予防するための知識も持っているのが、理学療法士なんです。
怪我・病気などの身体機能のトラブルに対し、回復・リハビリのサポートを行うプロです。
高齢者や身体に障害を抱える方も、広くサポートしていきます。
そのサポートの中でも、運動療法はよく知られている一般的な治療法です。
サッカーで足が痛いと受診する例
サッカーで足を痛めることは、頻繁にあります。
足を使うサッカーというスポーツならではの故障も多数あります。
オーバーワークでの疲労骨折や捻挫も気になるところですが、今回は本当によくある次の例への対処をご紹介していきます。
怪我の例
高校の部活でサッカーの練習中に、他のプレイヤーと接触してしまった。
足首を痛めたため、その場でできる治療をした。
しかし、痛めてから2週間ほど経過したが痛みが引かない。
おかしいと思って調べてみると、実は捻挫をしていることがわかった。
理学療法士としてリハビリ治療の相談を受け、足首の内反捻挫治療プランを考え対応していきます。
サッカーでの足の怪我(外傷)の対処方法とは?
理学療法士としての見解から、スポーツの怪我の対処方法をお伝えします。
まず最初にすべきなのは、自己判断による診察をしないこと。
専門家の意見を聞くことで、痛みを長引かせることなく、回復期間を早めることができます。
次に大事なのが、競技復帰を急がない事です。
競技復帰時期が重要なのはなぜですか?
競技復帰時期がなぜ重要なのでしょうか。
人には耐えられる負荷の限界があります。
怪我をして、怪我をした部位が弱っているのにも関わらずに競技復帰してしまうと、当然痛みの再発につながります。
ですので、怪我の前の状態、またはそれ以上に回復してから競技復帰しなければ、痛みが再発してしまう可能性が高くなります。
正しい知識を持った専門家に相談し、競技復帰時期の設定をすることが大切です。
リハビリや回復の進行度を見ながら、正しい復帰時期の判断をしてほしいのです。
競技復帰に向けた治療を行う具体的な3つの方法
・ステップ1
患部に体重をかけないようなトレーニング(OKCエクササイズ)
例)ストレッチ・チューブトレーニング・レッグエクステンション
・ステップ2
荷重をかけたトレーニング(CKCトレーニング)
例)スクワット・ランニング
・ステップ3
実際の競技に似た動作またはそのももの動作
例)サッカーの場合:サイドステップ・対人 野球の場合 :投球動作、バッティング動作
怪我を予防する方法
・ストレッチ
入念なストレッチが体を柔軟にし、怪我から自分を守ってくれます。
ただし、正しいストレッチの方法があります。
聞きかじっただけのストレッチは、むしろ逆効果です。
・足の負担軽減
足の負担軽減に、足の癖を見極めることが大事です。
例えば、足の外側に力をかける癖があるなら、癖を直すことと同時に、足の癖にあった靴選びやインソールなどを入れる負担軽減が考えられます。
・ビタミンC、アミノ酸摂取
運動前のビタミンCとアミノ酸の摂取は靭帯の強化に関係します。アミノ酸は体のエネルギーになり、マグロや鰹などの赤身や鶏肉や牛肉などの肉類に多く含まれます。
捻挫後の治療を成功させるために自分でできること
・ヒント1
怪我について詳しい人(理学療法士やトレーナー)に見てもらうこと。
自分の判断で競技復帰しないこと。
・ヒント2
ヒント1で教えてもらった自主トレーニングをサボらずに行う。
怪我について詳しい人がそれぞれに合わせてメニューを考えてくれます。
必ず良くなりますので継続しましょう。
・ヒント3
睡眠をしっかり取ること。
人は休んでいる間に体が回復しますので睡眠は非常に大切です
捻挫を早く治す方法はこちら
靭帯障害の病態はこちらから
まとめ
今日から再発予防、怪我をしている方は身体を完璧に戻すためのトレーニングを始めましょう!
わからないことがあれば対応します。
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一緒に頑張っていきましょう。
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