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新人セラピストがおさえておくべき組織ごとの病態把握と治癒過程

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医療・スポーツ現場を一年経験し各病態把握の大切さと同時に、それに反比例する知識不足に悩まされていました。そんな、悩みや不安を抱えている治療家は多いはずです。  このマガジンを読む…
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#関節

滑液包障害を見るうえでこれだけは知っておきたい病態と回復過程

滑液包障害を見るうえでこれだけは知っておきたい病態と回復過程

障害メカニズム障害メカニズム
・病態
 滑液包は関節周囲の組織間に存在し、滑膜細胞と類似の間葉系細胞で内面を被覆された袋様構造である。筋肉、腱、靭帯、関節包などの組織間にあって、関節運動に伴う組織間の摩擦を軽減する。滑液包炎は外傷や感染、他の炎症症状から生じる滑液包の炎症である。炎症が生じるとしばしば液が貯留し腫大する。しかし、滑液包の膨張は炎症によるものではなく、隣接する他の組織の異常により膨張

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