
鶴・ism つる・いずむ 第14号~鶴暮らしを楽しくする情報誌~
【鶴の風景】 ~麦藁屋根の家~




鶴地区を見渡すと、トタンを被った急勾配の屋根の家が数軒残っています。いわゆる「茅葺屋根」にトタンが被せてある家です。
茅葺と言っても、天草ではほとんどが麦藁を使っていました。
私の家も、小学校の頃までは麦藁屋根でした。
内部には土間とその先に「かまや」があり、畳には囲炉裏が切られ、床下には「からいもがま」がありました。
「かまや」と囲炉裏の煙は、柱や梁を真黒く燻しながら中2階を通り、藁の裏側まで届いて虫を寄せ付けませんでした。
父は屋根職人でしたので、台風の後等は大忙しで、被害にあわれた家の屋根の修繕に駆け回っていました。
昭和40年代頃からでしょうか、藁葺は長持ちしない事と、職人が少なくなった事によって、屋根全体をトタンで覆う家が増えました。
第17回本町鶴まちづくりの会のご案内
日時:令和4年10月8日(土)19:00~20:30
場所:鶴地区自治公民館
内容:1.移住体験ツアー企画について
2.田代公園整備計画について
3.その他
「若っ人ランド」上映会のご案内
裏面に記載のTKU番組「若っ人ランド」9月10日に放送された録画を上映します。見逃した方は是非この機会にご覧ください。
日時;10月8日 18:30~19:00
場所;鶴地区自治公民館
なんと!高瀧で・・・杉水幸綺乃ちゃんがドラム缶風呂に入る!
さきのちゃん、高瀧でドラム缶風呂に入浴 ❣







「英太郎のかたらんね」の感動も冷めやらない中、TKUの森下ディレクターより電話があり、「高瀧で若い女の子がドラム缶風呂を沸かして入るという番組を撮りたいのですが、よろしいでしょうか?」とのお話❣
「面白いですね、ぜひお願いします。」とお答えしたのは良いものの、話を聞いてみると3日後が撮影日とのこと。
「なんと性急な!」と思いつつも当日現場に行ってみると、いきなり「そこに立っててください。」って、既にカメラは回っていて、打合せも何もなしで質問が飛んできました。
そんなこんなで撮影は進み、いつの間にか平田輝孝さんと私はドラム缶風呂の設営に巻き込まれておりました💦
5時間程の準備の末やっと着火、そして私は火の番、丁度良い湯加減になった頃、既に辺りはすっかり暗くなり、高瀧はライイトアップされて幻想的な風景となりました。
初めて見る明りに照らされた高瀧はとても美しく、高瀧を背景にドラム缶風呂でワイングラスを傾けるさきのちゃんの姿もなかなかの絵になっておりました。
ちょっとバスタオルの位置が上すぎたかな・・・(笑)
ライトアップするのも良いなと感じ、今後の整備の新たなアイディアが膨らみそうです。
9月10日土曜日、「若っ人ランド」で放映されました。
放送後、沢山の方からテレビ観たよと言われ、恥ずかしいような、うれしいような・・・(^_^)
多くの方が高瀧を訪れると良いですね❤ (畑元正司)
【編集後記】

先日、鶴のまちづくりの為に高瀧を整備していることをある方にお話ししたところ、高瀧の上流には貝の化石が沢山あったので新休からわざわざ取りに来られたとのお話を伺い、興味をそそられました。
高瀧は、標高約140mですが昔は海だったという事を意味します。
大昔に大規模な地殻変動で隆起し現在の天草の島の形になったと聞いたことがあります。
そういえば子供の頃、うちの東側にあるはげ山に化石や水晶を見つけに行ったこともありました。
もしかしたら、今でもこの付近では化石が見つかるかもしれませんね。
化石の島は御所浦だけの話ではないのかもしれません。
妄想は太古の歴史のロマンにまで膨らんでいきます❣
令和4年10月 1日 編集・発行: 世話人 畑元正司
本町鶴まちづくりの会 会長 平田正和 事務局 倉田芳昭