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カメラマンに朗報!RAWデータをより高みに昇華させる「DxO PureRAW4」がすごい(前編)
皆さん、一眼レフはRAWデータで撮りましょう!さじゃんです。今回20年以上のアマチュア&セミプロカメラマン生活で最も驚いたソフトに遭遇し今や自分のデジカメ現像には必要不可欠になった神ソフトであるDxoPureRAWをご紹介します。
DxO PureRAW 4は写真編集のワークフローに革命をもたらす画期的なツールです。RAW画像のノイズ除去、シャープネス強化、レンズ補正などを自動で行い、処理後の画像を一層鮮明かつ美麗に仕上げます。今回はDxO PureRAW 4の主な機能や利便性について、自分の作例も提示しながら詳しく紹介し、写真編集ソフトとしてゲームチェンジャーとして優れた点を解説します。また改めてになりますがRAWデータの基本的な説明と、PureRAW 4がどのようにしてそのポテンシャルを最大限に引き出すかについてもお届けしたいと思っています。
そもそもRAWデータとは?
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RAWデータはカメラが撮影したデジタル画像データをそのまま保存したものです。JPEGとは異なりRAWは未加工の状態でセンサーが捉えたすべての情報をそのまま保持します。これにより露出、ホワイトバランス、シャープネスなどを後から柔軟に調整することが可能でプロフェッショナルやハイアマチュアの写真家から高く評価されています。
しかし、RAWデータはファイルサイズが大きく、カメラメーカーごとに異なるフォーマットを使用しているため、編集に時間がかかることがあります。さらに、RAWデータそのものは加工されていないため、直接使用するには加工が必要です。ここで活躍するのが、DxO PureRAW 4のようなRAW現像ソフトです。RAWデータを補正し、効率よく美しく仕上げるための強力なツールです。
DxO PureRAW 4の概要
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DxO PureRAW 4は、RAW画像を事前に処理して高品質に仕上げるためのソフトウェアです。カメラメーカーによるRAW現像ソフトやLightroomの標準機能と異なり、DxO PureRAW 4は高度なAI技術を使ってノイズ除去、レンズ補正、シャープネスの強化を行います。その結果、RAW画像はよりクリーンでシャープになり、編集作業に入る前にかなりの改善が見られます。特に高評価を受けているのが、AIベースのノイズ除去技術「DeepPRIME XD2」です。この技術により高ISO設定で撮影された画像のノイズを劇的に削減しながら、ディテールをしっかりと保持します。例えば、暗い場所での撮影や低光量の環境で撮影した画像で、この効果は顕著です。
また、レンズ補正の精度もPureRAW 4の強みです。DxOは膨大なレンズデータベースを持っており、撮影に使用されたカメラとレンズの組み合わせに応じた自動補正が行われます。(対応しているカメラとレンズに制限がある)これにより、歪みや色収差、周辺光量落ち(ヴィネッティング)を効果的に補正し、シャープさと正確さを保ちます
S。
4代目に進化した”DxO PureRAW 4”の特徴
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DeepPRIME XD2の進化により、従来のバージョンよりもさらに優れたノイズ除去が可能になりました。DeepPRIMEには通常のDeepPRIMEとXD/XD2の2種類があり、XD2はわずかに処理時間が長くなりますが、より細かいディテールの保持やノイズ除去において優れています。新たに追加された輝度スライダーとディテールリカバリーのスライダーを使用することで、ノイズとシャープネスのバランスを細かく調整することが可能です。
さらに、リアルタイムプレビュー機能が新たに導入され、設定変更の効果を確認しながら画像を調整することができます。従来のバージョンでは一度処理を完了するまで結果を見ることができなかったため、この機能は大きな改善点と言えるでしょう。特に大きなバッチ処理を行う場合には、リアルタイムプレビューが非常に便利です。
バッチ処理もPureRAW 4の強力な特徴の一つです。大量の画像を一度に処理する際に、従来のノイズ除去ソフトウェアでは処理が遅くなることがありますが、PureRAW 4はその点で優れています。特に、ハードウェアの性能に依存する部分があるため、最新のPCやMacでの処理は非常に高速です。また、処理待ちの間も他の作業を続けることができるため、時間を効率的に使えます。
定番ソフトAdobe Lightroomとの連携
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DxO PureRAW 4は単体のソフトウェアとしても使用可能ですが、Adobe Lightroomとのシームレスな連携が可能である点も大きな利点です。LightroomからRAWファイルをPureRAW 4にエクスポートし、ノイズ除去やレンズ補正を施した後、自動的にLightroomに戻すことができます。処理されたDNGファイルには、Lightroom上での編集履歴も引き継がれるため、ワークフローが中断されることはありません。
また、Lightroomのノイズ除去機能「Enhance」と比較しても、PureRAW 4の方がディテールの保持やシャープネスに優れています。特に、高ISO設定での画像や、消費者向けのレンズを使用した場合の違いは顕著で、Lightroomだけでは得られないクオリティを実現できます。
長くなりましたが、今回はRAW現像とDxO PureRAWというソフトの前提をお話させていただきました。実際に次回は自分的には古いデジカメである初代LeicaQ(Typ116)をPureRAW処理したので画素やセンサーが古い写真でもここまで鮮やかに蘇るのか!と作例を通じてご案内できればと思っています。案件でも何でもないですが本当にすべてのカメラマンに今すぐ導入して欲しいマストソフトだと思っています。もしかしたら、カメラはライカじゃなくてもフルサイズじゃなくても良いかも!と思わせるブレイクスルーソフトだと思っています。
(後編)では実際にDxO PureRAW 4を使用した作例も紹介させていただいておりますので合わせてお楽しみいただければと思います!
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