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【横浜】爆誕!ヨコハマ・エア・キャビン(ロープウェイ)に横浜市民が乗った正直な感想

横浜大好き!トモGPです。地元横浜が大好き!と言っておきながら前回の記事では横浜に対する小言をグダグダと述べてしまったわけですが、それも自分の愛する横浜がより良い街になってもらいたいから!という思いがあるからであって、決して悪気があって言っているわけではないのでそこは誤解の無いようよろしくお願いします。しかし今回も多少雲行きが怪しそうなテーマにはなってしまうのですが、なんとか最後までお付き合いいただければと思います。というわけで今回のテーマはこちらです。

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YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)

先日横浜にオープンしたばかりのこのロープウェイに早速乗ってみたので、横浜市民の正直な感想を交えながら今回はその様子をお届けしたいと思います。

■YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)

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https://yokohama-air-cabin.jp/

2021年4月にオープンしたばかりの日本初の都市型循環式ロープウェイで、JR桜木町駅前と新港地区の運河パークとを結ぶ、”街を高所から楽しみながら移動できる観光振興施設”として設立されました。運賃は大人1,000円、小児500円です。YOKOHAMA AIR CABINと大観覧車「コスモクロック21」のセット券は、片道大人1,500円、小児1,200円、往復大人2,300円、小児1,500円です。

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■複雑な想い

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(東洋経済オンラインより)

※以下はあくまでトモGPの個人的な意見です。

なるほど、おそらくニューヨークやロンドンの街中にあるロープウェイをイメージして建造された施設だと思うのですが、このニュースを初めて聞いた時に「なぜロープウェイ?」「横浜またやっちまったな」という感想を持った横浜市民は自分を含め少なくなかったはずです。以前の記事にも書いた様に、どうしても的外れなことをしてしまいがちな横浜という街。実際のロープウェイをマップで確認してみても、なんだか中途半端な距離といった印象です。さらに自分の中で軽い拒否反応が出てしまったのが運営会社の名前でした。自分はてっきり市が運営しているものだと思っていましたが、どうやらこのロープウェイは”よこはまコスモワールド”(みなとみらいにある遊園地)を運営している会社の事業ということでした。確かにコスモワールドは横浜への観光客の集客に大きな役割を果たしていますし、会社自体の規模や事業内容に関しては文句のつけようが無い程素晴らしいものだと思います。しかしコスモワールドに関して言えばうるさ過ぎる観覧車のイルミネーションであったりピンク色をしたローラーコースターのレールなど、けっして景観にマッチしたセンスとは言い難い部分あります。”海上に立てるロープウェイの支柱は景観にも留意”とありますが、行政による景観に関する審議会が開かれようとも、すでにこういった前科があるので手放しで安心することは出来ません。”夜間の魅力アップと集客向上の一助となりたい”とのことらしいのですが、もし本気でそう思っているのであればこれ以上余計な手は加えないでいただきたいというのが自分の正直な気持ちだったりもします。しかしそんな否定的なことばかりも言ってはいられません、自分達の横浜のためにまた一肌脱いでくれるというのであれば、そこは感謝の気持ちを持って楽しみに待とうではありませんか!ということで、先日ようやくオープンしたYOKOHAMA AIR CABINに早速乗ってみました!

■実際に乗ってみた

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ロープウェイへのアクセスはメチャクチャ簡単です。JR桜木町駅の南改札を出たら左方向、みなとみらい方面に向かいましょう。

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駅から表に出るとすぐに目の前にロープウェイの乗り場がドンと現れます。

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2階のチケット売り場には階段ではもちろんエレベーターでも上ることが出来ます。平日の午前中だからなのか人の少なさにいささか不安も覚えますが、早速上ってみましょう!

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中に入ってビックリ!想像以上に綺麗でしっかりとしたチケット売り場と、

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まるで空港のような搭乗口、そして何より新築の匂いに否が応にもテンションが高まります。

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ゴンドラのデザインは極力落ち着いた印象でとりあえず一安心、しかしまるでスキー場のようなこの風景を横浜のど真ん中で眺めているという事実が不思議でなりません。

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早速乗り込み出発待ち。新しいのでゴンドラの中も綺麗、当然換気もバッチリです。

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出発直前のこののワクワク感は何物にも変え難いものがあります。いきなり目の前に現れた見慣れない光景に軽く感動しつついよいよ出発です!

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出発してすぐ右手に現れたのはこちらも比較的新しい新市庁舎、市役所なんかも現在はこの建物に入っています。こんな新しくて綺麗なオフィスで働けるなんて羨まし過ぎます!

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反対の左手にはみなとみらいのシンボルであるランドマークタワーをはじめ、日本丸や遊歩道である汽車道を上空から一望することが出来ます。

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そうこうしているうちにあっという間に中間地点です、天気の良さもあってか目の前に広がる光景はどれも新鮮で想像以上の解放感にただただ驚くばかりです。先の方には商業施設であるワールドポーターズやアーチ状のホテルナビオス横浜そしてその奥にベイブリッジも一望することが出来ます。この開放感は凄い!

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もうすぐ終点の運河パークですが、左手には今度は横浜クイーンズスクウェアやインターコンチネンタルホテル、そしてコスモワールドの観覧車なんかも見えてきます。

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そんな風にパシャパシャ写真を撮っているうちにあっという間に到着してしまいました。所要時間ものの5分程です、短い!!

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運河パーク側の建物も当然綺麗で、

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外観は桜木町駅の乗り場とはまた違った雰囲気で非常に素敵ですね。

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建物を出て左手には先程上空からも見えたナビオス横浜、

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奥に抜ければ赤レンガ倉庫も目の前。

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一方反対側はランドマークタワー方面に向かう遊歩道、汽車道です。

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そのままブラブラと桜木町駅方面に戻るも良しです。

はじめはずいぶんと中途半端な場所で降ろされるように感じていましたが、実際に周囲を見回してみるとこれはこれでアリのように思えてくるから不思議です。

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しかし残な点が一つだけ。それはこの乗り場から最も近くにある施設が、横浜に数多く存在する残念な施設の中でもトップクラスの「横浜ワールドポーターズ」だということです。このことについてはまたいつか触れてみたいと思いますが、とりあえず初めて横浜を訪れてこのロープウェイを降りたら、まっすぐ赤レンガ倉庫方面か、

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ワールドポーターズの脇を抜けてコスモワールドや、

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その向かいのカップヌードルミュージアムの方へ行ってみることをオススメします。

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更に最近はカップヌードルミュージアム裏の海沿いの道も新たに整備され、

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インターコンチネンタルホテル方面や、

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その反対側、こちらも新しい商業施設である横浜ハンマーヘッド方面に行くことも可能なので、今日のように天気の良い日なんかは最高かと思います。

■乗ってみた正直な感想

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まず思っていた以上に素晴らしかったというのが率直な印象です(偉そうで申し訳ございません!)。今まで色々な角度から眺めてきた見慣れた風景でしたが、みなとみらいを空中から360°見渡す経験は想像以上に素晴らしく、いつもの風景が全く違ったものに変化し目に映るもの全てが新鮮に感じることが出来ました。新しく出来たロープウェイは、横浜市民にとっても観覧車とはまた違った感覚でみなとみらいを体感することが出来る素晴らしい施設になったのではないでしょうか。

ただ希望としてはやはりなんとか赤レンガ倉庫付近まで延ばして欲しかったということと、単純に時間が短すぎるということです。そしてここにきて予期せず「ワールドポーターズ」というなんとも残念な施設がクローズアップされてしまったということでしょうか。しかし横浜みなとみらいの新たな見どころとしての可能性を十分に感じることが出来ましたし、大袈裟ではなく30年前は更地だった桜木町駅前をここまで変えてしまう人間のパワーに感動すら覚えてしまいました。横浜駅前同様にみなとみらいもまだまだ再開発は進んでいますが、集客のためだけではなくそこで暮らす人達にとっても有意義な街づくりを今後も期待したいと思います。


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