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こんな風に歳を重ねていきたい

私は、ビジネスの場は勿論だが、ちょっとした知り合い程度の人と会話をする時には一人称に「私」を使っている。「僕」を使う事は、友人と義理の父母に対してくらいだ。

自分の事を「僕」から「私」と呼ぶように変えたのは、面接などを除けばきっと社会人になった時だったのだろうと思う。
プライベートにおいても「僕」「オレ」はあまり使わないし、「おいら」「ワシ」もない。もちろん拙者せっしゃを使った事は一度もない。(少しスベったね…)

プライベートでも基本的に「私」に統一している理由のひとつは、相手によって変えるのが面倒だという事だ。タメ語も基本的に使わない。
複数人と同時に話す時に、相手によってタメ語と丁寧語を瞬時に切り替えられる人がいるがあんな器用な事、私には絶対に無理だ。右向いて「そだね~」、左向いて「ですよね~」、右向いて「そだね~」…なんて神業でしかない。そんなめんどくさい事、私はやらない。
それと同じ理由で、相手に関係なく「私」を使うようにしている。
これが一番のストレス回避策だと思っている。

取引先と会話をする際に「その件について僕はですね、」というのは、50歳になった今の私にとっては、仮に相手方の若い子たちがそうであったとしても特に気にならないが、当時20代だった自分の中ではビジネスの場での「僕」をNGワードにしていたのかもしれない。
昭和時代においては『大人になったら僕ではなく「私」を使うべし』という教育がなされていて、それに素直に従っていたのだろうと思う。

しかしながら、あれから多くの人と接してきた今になって振り返ってみれば、40代でも50代でも「僕」を使っている人は沢山いたし、今もいるし、むしろそれが似合っている人も多かった。もちろん似合わない人もいたけれども。
とどのつまり『誰が言うか』という事になるのかもしれない。

独自の判断基準でパターン分けをしてみよう。
 ①童顔&小柄50代の「僕」使用 ・・・ 単なる未熟な中年
 ②童顔&大柄50代の「僕」使用 ・・・ 親近感のある魅力人
 ③老け顔&小柄50代の「僕」使用 ・・・ さえない中年
 ④老け顔&大柄50代の「僕」使用 ・・・ 包容力のある魅力人

あくまで私の基準なので、①③に当てはまる方は怒らないで欲しい。
ちなみに私は①だ。50にもなって未熟者などと思われたくないので、頑なに「私」を使い続けている。

ともあれこの先、何とか歳を重ねる事ができたとして、60代半ばくらいまでは「私」を続けようと思っている。そして、70歳を迎える頃を目安に「僕」に戻してみようかなと思ったりしている。
そして、いそいそと押入れの奥からファミコンを引っ張り出してきて、下手くそな「スーパーマリオ」で遊びたいと思っている。その頃にはYouTube配信なども別の形に変わっていると思うが、何らかの方法で『ステージ1-1すら、いつまでたってもクリアできない日本の爺さん』のカワイイ姿を全世界に配信してやりたいと目論んでいる。

ちなみに私の妻は若い頃から彼女自身の事を「私」と呼び、名前で呼ぶ事はないが、私がマリオ配信を行う頃には、あえてかつての神田うのさんの様に名前呼びに変えてもらうのも、それはそれで微笑ましいと思ったりなんかしている。なんなら「ちゃん」づけにしてみると、もっと良いかもしれない。
「○○ちゃんはね、今日もヒザが痛いの…」的な感じだ。可愛いぞ。
そんな風に歳を重ねていければいいなと思う。

目指すはやはり『チャーミーグリーン』なのかな…


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