「ふむ」の一族で打線を組んでみた。
どんぶらこ、どんぶらこ、ぱっか~ん。
こんばんは、本気のグドラ使いともうすものです。
さて、今回は新しく発売される拡張パック「ムゲンゾーン」で新たに追加されたワザ「ふむ」を持つポケモンについてお話をしていこうと思います。
■はじめに:概要
「ふむ」というワザはこれっぽっちも特徴のない技名ですが、シンプルでありワザの名前に採用しやすいという性質から、これまでに多くのポケモンのワザとして登場しています。現在エクストラレギュレーションで使用できるBWシリーズ~剣盾(S2a)までの中では、実に14種類ものワザ「ふむ」を持つポケモンが登場しました。(ポケカ公式のカード検索で見れるカードは19枚ですが、効果が同じで絵柄が異なるだけのカードがゾロアは5種類、コダックは2種類存在するため、それをひとまとめにして14種類というわけです。てか、コダックに絵違いがあるなんてそれこそ思わなかった)
そして、この「ふむ」一族に拡張パック「ムゲンゾーン」で新たな仲間が加わりました。
ズルッグです。
進化後のズルズキンが「この番にネズを使っていると大きな打点を出せる」という点で話題となっている中、話題の隅に埋もれることの多かった進化前のズルッグが「ふむ」一族への仲間入りを果たしたわけです。
新たにズルッグが加入したことで、「ふむ」一族の頭数が15匹となり、「これは野球の打線組んだら面白いのでは?」という機運が高まったので作ることにしました。
しかし、単に打線を組むといっても、作るにあたって「投手何人、野手何人の編成にするのか」「カードの効果で他のポケモンの技が使えるポケモンも入れるのか」「ダブったポケモンはどう扱うのか」などの問題が生じます。そこでこの記事では、打線を編成するにあたって次のようなルールを設けることにしました。
・これまでに登場したワザ「ふむ」を持つポケモン全15種類(複数回再録されたカードも効果が同じものは1種と数える)を、スタメン9人・控え投手3人・控え野手3人の割合で割り振る。
・DH制は無し。
・ワザや特性の効果で他のポケモンのワザを使うことによりワザ「ふむ」を使えるポケモンは一族に含めない。
■実際に組んでみた。
1番(中) アブリボン(SM7b)
特性でベンチのフェアリータイプを相手のサポートから守れる逸材。実戦の環境ではTAG TEAM全盛期のサナニンフでのグズマ対策ぐらいでしか使われることはなかったが、ベンチに下げた手負いのサナニンフがグズマで狙われるシーンがなくなるためかなり重宝されるカードであった。逃げるエネルギーも0で機動力も十分だが、最終進化系にしてはHPが低く耐久が非常に脆いためベンチ攻撃系のワザで狙い撃ちされると弱い。
2番(三) タネボー(SM7)
進化後のダーテングの特性「きょだいなうちわ」を何度も使い回す戦法が強力なため、このタネボーの登場前に巨大植物の森が使用禁止カードに指定された。そのため、これといった戦績はない。しかし、色指定無しの2エネで30ダメージという打点はふむ一族の中では優秀なエネコスパであり、進化後にこの弾で新録されたGXも存在するため、大会で使われなかったその他大勢の連中の中では比較的恵まれた方の部類であると言える。
3番(一) マグマッグ(SM7a)
初登場時からマグカルゴGXデッキのメインやじならしマグカルゴの進化前として活躍。その後も溶接工の登場による炎の強化、さるぢえヤレユータンの登場によるじならしのサーチ能力向上なども手伝って、長らくマグカルゴの進化前として縁の下から支え続けた。逃げエネが3あるのでヘビーボールで持ってこれるが、じならしやクラッシュチャージがオカルトマニアで簡単に止められることからエクストラでそれほど活躍できない点ではやや難あり。
4番(投) ゾロア(SM3+、SM8bなど計5種)
進化後のゾロアークGXはA落ち以前からポケカを続けていた人にとっては恐らく説明不要の強さであろうカード。「それルガゾロに勝てるの?」というワードは近年のポケカブーム以降に始めたプレイヤーにとっても、よく聞き慣れた単語であろう。特性のとりひきによるドローの制圧力は非常に強力で、ベンチを5体埋めた状態で最大120と、トップメタの一角に居座り続けたデッキとしては打点に少し難があったライオットビートの欠点を補うほどに強力なドロー性能を誇っている。スカイフィールドの存在による打点アップを得たエクストラでは、バトルサーチャーや時のパズルなどの優秀なサポートカードの存在によりグズマやオカルトマニアなどの強力なサポートを何度も使い回したり、タマタマを経由して実質ノーコストでとりひきを打つなど、SM環境のスタンダード時代よりもさらに高い盤面制圧力を誇っており、A落ちでスタンダードを去った後もエクストラを主戦場として長く環境に居座り続けている。
肝心のゾロアークの進化前としては、エクストラではBW時代のプロモカードであったにらむゾロアという優秀なライバルがいるが、にらむゾロア自体が流通数が非常に少なくシングル相場2000円超えという高額商品であること(海外だと普通にパック入ってたから普通に安いのずる過ぎる)と、SM当時のスタンダードで他に優秀なゾロアがいなかったことから、恐らくゾロアークの進化前としてはこのカードが知名度的には一番メジャーであると思われる。
5番(左) イノムー(SM4)
ふむ一族の中では唯一の進化系……と書こうとしたらアブリボンも進化系だったというオチ。
マンムーがパッとしないためあまり使われなかった。
6番(遊) ズルッグ(S3)
ムゲンゾーンで登場した期待のルーキー。同じ弾で収録される進化後のズルズキンはこの番にネズを使っていると打点が上がるという優秀なワザを持つ。ただ、エネ要求が3エネと重いことがネックで実力は未知数。悪タイプであるためムゲンダイナと組ませられるカードではあるがどこまで化けるだろうか。
7番(二) アメタマ(XY5)
ポケモンのどうぐを手札に戻す特性を持ったアメモースの進化前として、エクストラにおけるDAMAGEデッキの一角を担った。早ければ2ターン目に勝負が決まるためアンノーンが早々と禁止カードに指定され、DAMAGEの系統が斜陽を迎えたため、それ以降はこれといった戦績はないが、1エネで使えてタイプを問わないため、出張性能は高い。
8番(捕) コダック(XYF、XY-P)
進化後にBREAKもいるが使われた記憶がない。エクストラの大会で1年に1回見るか見ないかというレベル。
一応、基本エネルギーであれば自由に付け替えできるという効果は強力なため覚えておいて損はないと思う。
9番(右) ドロバンコ(SA闘)
正直Vスタートデッキ同士の対戦会でしか見かけなかった。
控え投手
フカマル(SM10a):こいつが収録された時点でもうガブルカはオワコンだったと思う。
グレッグル(S1W):使われた記憶がない。進化後のドクロッグのポイズンアップが3点アップとかだったらまだマシな部類だったかもしれない。
ベロバー(S1a):使われた記憶がない。
控え野手
クラブ(SM10):使われた記憶がない。同じ弾に後1で300ダメージというポケカ界屈指の理不尽でお馴染みの小ズガドーンというコモンの中でもトップクラスの出世株がいたため尚更印象が薄い。
アマルス(XY3):当時の復元ポケモンの中で一番見かけなかった記憶。
ヌメラ(XY7):2エネで10ダメージは流石にキツい。
まぁこんなところでしょうか
なぜこのカードがこの打順なのかとか、疑問がある点とかありましたら自由にコメント欄とかにでも気軽に書いてください。なにせこの手の打順組んでみた的な文章書くの初めてなので色々と粗があるかもしれませんし。