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島根県の教育魅力化 part4

島根の魅力化を我が事のように仲間に話すことが多くなってるカズです!
自分の勤務校に取り入れたいと思うアイデアがたくさんあり、
「島根県だから…」と他人事にせず
「うちの学校ならこうしてみよう!」とアレンジして活用しています。
アレンジとチャレンジを繰り返しながら、島根の魅力化を勉強していきます!
今日は津和野町営塾「HAN-KOH」についてまとめます!

1 まち全体が学びの場になる未来



過疎化が進む島根県の小さな街・津和野町で、町役場や高校などの学校との連携を図りながら「まち全体を学びの場」にする教育魅力化事業を進めています。私たちの使命は、多様な人が関わりをもった「社会に開かれた学校」を作り出し、校種の壁を越えた「つながりのある教育環境づくり」を実現することです。

Wantedly 町営英語塾HAN-KOHの会社情報

 学びを地域に広げていることは、
教育を軸にした地域創生をしている島根ならではの視点だと思います。
教室の中で学ぶだけでなくフィールドワークも含めることで、
当事者意識を持つことができます。
体験は子どもたちをワクワクさせてくれるので、
「もっと知りたい」と知的好奇心を刺激してくれます。
知識偏重の学習も体験型の学習も様々な否定意見がありますが、
ネガティブな面に注目するよりポジティブな面のいいとこ取りをしたほうが、
未来が明るくなります。
どちらが良いとかどちらが悪いという二項対立より、
どっちも良いよねというメリットを強調したいです。
HAN-KOHの学びのフィールドは教育の未来も切り拓いてくれています!

2 企業と生徒のマッチング

 前回の記事では三松堂と津和野高校の連携についてご説明しました。

「企業がやってもらいたいこと」
「高校生がやってもらいたいこと」
HAN-KOHもたくさん実践しています。
地域に根ざした町営塾だけあって、
ピンポイントに地域のニーズに応えた実践はさすが!の一言に付きます。
地域の方々との食事交流会や芸術士との連携など、
津和野高校の環境を生かした活動などもあり
HAN-KOHの活動に興味を持ってくれている子どもはたくさんいます。
そのイベントのひとつがサバイバルゲームです。
なんとそのサバゲーのイベントの主催者は高校生です。
施設を手配したり道具を準備したりイベントを告知したりと多岐にわたる業務をこなし、
ソーシャルスキルやコミュニケーションなどを学ぶ貴重な機会になったと思います。
写真
子どもと大人がやりたいことのマッチングポイントがサバゲーで、
それをきっかけにして「子ども主体の学び」に転換していくことは、
まさに教育が目指しているカタチです!

3 学校と町営塾の連携

 HAN-KOHの活動は総合的な探究の授業と似ています。
学校との親和性が高い町営塾だからこそ、
学校と連携する機会も多いようです。
学校の授業だけでは終わらない探究を継続する生徒もいるそうです。
そもそも、勉強って学校だけでやるものではなく、
生活の中に学びの機会はたくさん転がっています。
以前に育児のスペシャリストのジョージさんも似たような記事を書かれていました。

学校や町営塾、そして家庭での生活の中に
学びを継続できるような題材はたくさんあります。
学びのヒントを見つけた時に、
その学びを支えてくれる塾の仲間や大人がいることは、
子どもの知的好奇心を大切にしてくれます。
子どもの「何で?」と同じように、
高校生も問いを立ててほしいです。
その問いに全力で向き合ってくれるシステムが
津和野にはあるからです!

 ここまで津和野の教育の魅力についてまとめてきました。
考えれば考えるほど、津和野や島根の教育は魅力的です。
もちろん、島根県だからできることばかりではありません。
カズの学校でも実践できることはたくさんあります。
津和野高校を視察していて気付いたのは、
学びの仲間を大切にする子どもや大人がいることです。
継続的なシステムになるように、
これからも島根県の動向をチェックしながら、
カズもできることを見つけていきます!

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