SDGsボードゲーム Get The Point 〜ChatGPT Version
こんにちは!教育を本気で語る会のJOYです!
前回に続き、SDGsボードゲーム「Get The Point」の授業で活用についてお伝えします。
今回の授業では、新しい仕事を想像することに挑戦してみました。
クライシスカードやサステナブルカードによって生まれた問題から、
こういう仕事があれば対応できるんじゃないか?
という課題解決に取り組んでみました!
これは英語が苦手な生徒たちが、興味のあるものを英語で伝えられるように、
イラストや写真を使って、パワーポイントにまとめてくれました。
そして、その仕事は既に存在するかをChatGPTに尋ねてみました!
14 LIFE BELOW WATER
教科書でも取り上げられていたマイクロプラスチックの問題解決です。
年間およそ18~33億枚ものコンタクトレンズが
下水に流されているとする研究結果を紹介したところ、
このような仕事を考えてくれました。
ChatGPTの回答がこちらです。
この回答を読んだ生徒は、企業名を検索して、
実際に回収する動画を見て「スゲェ」と驚いていました。
11 SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES
この生徒は騒がしい雰囲気が苦手です。
授業中もイヤホンを使うことが多いので、
このような商品を考えてみました。
自分に必要な音声のみを耳に届けてくれる。
カクテルパーティ効果をもたらしてくれるヘッドホンは存在するのか?
この回答を読んだ後の生徒が、
このヘッドホンのことは音楽の先生に質問したらいいですかね?
と質問してくれました。
物理の先生に聞いても面白いかもねと返答して、
その理由や結果予想などの対話を楽しめました。
教科横断的な学びにつながりました。
3 GOOD HEALTH AND WELL-BEING
日本の時事問題に注目してくれた仕事です。
なぜヤングケアラーを選んだのかを尋ねると、
倫理の授業で習ったからだそうです。
そもそもヤングケアラーがなぜ問題視されるようになったのか。
介護の仕事とはどういうものなのか。
生徒が倫理の授業で習った内容を教えてもらいながら、
ChatGPTの回答を楽しく待ちました。
日本の会社もあります。
興味を持ってくれた生徒は、会社に現物を見に行きたいと言ってくれました。
15 LIFE ON LAND
資源カードをなるべく使いたくない。
そんな気持ちから生まれた仕事がこちらです。
資源と経済をどうやったら効率よく回せるのか。
まず、CSRはCorporate Social Responsibility、
という単語の説明をしました。
コーポレートもレスポンスもカタカナからイメージをつかんでくれました。
同時に、企業の事例を紹介しながら具体的なイメージを考えていきました。
AIに仕事を奪われることがよく注目されますが、
ChatGPTを使ってみて「AIと共存する」ことを学べました。
これからはAIにできない仕事を考え続けていきたいです!
SDGsの当事者意識
今回の授業で、様々な社会課題を他人事と思わなかったことが1番嬉しかったです。
きっかけとしてボードゲームを使えたこと、
生徒が楽しんでくれたこと、
頭をフル回転しながら授業を受けてくれたこと。
歓びばかりです!
教科書を学ぶ授業から教科書で学ぶ授業へ転換できるように、
来年度も頑張ります!
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