学校も企業も大切なものは変わらない part5
疲弊していく現場を元気にしたい!
これは教育現場だけでなく様々な職場や地域でも同じです。
そんななか、デロイトトーマツグループ横断の地域プロボノチームの代表でいらっしゃる百瀬旬さんの活動をピックアップします。
1 何かをしたい 現地の役に立ちたい
震災から4年しか経っていない現地は
復興が必要な箇所がまだまだたくさんあっなはずです。
本気で語る会のメンバーのジョージさんも
直感的に被災地に突撃し、支援活動を行なっていました。
マンパワーが必要な時期もあれば、
現地の地域活性が求められる時期もありました。
そこでカズは勤務校の生徒たちと一緒に大川小学校に行くことを計画しました。
そして、閉校になった中学校のグラウンドを整備して、
地域の運動会を実施するイベントにも参加しました!
もちろん順風満帆にはいかず、
責任問題や長距離移動、余震の問題など様々な障害がありましたが、
介護企業の力を借りてなんとか実現できました!
今思えば、あの時も学校の想いと企業の想いは共通していたのだと思います。
手段が違うだけで目的は1つでした。
また、生徒たちの願いも同じでした。
10時間以上も夜行バスに揺られてでも
被災地に元気を届けたい。
そんな想いがあったからこそ、
新米教師のカズの無茶苦茶な提案を受け入れて、
被災地に足を運んでくれたのだと想います。
百瀬さんの記事を読んでいると、
企業だけでなく生徒との共通の想いも見つけられました。
2 肩書きという垣根をなくす
肩書きをなくしてひとりの大人として動くことは、
本当に肩の荷が下りることをカズも痛感しています。
昨今の学校事情もあって、教師の肩身は狭くなる一方です。
教師という看板を背負ってしまうと出来なくなることがたくさんあるので、
その看板を外して動いてみると世界の見方がガラッと変わりました。
ここ数年は学校の外に飛び出して、様々な会議や研修に参加しています。
そこで出会った方々に授業に授業に参入してもらうようになると、
生徒たちの取り組みが大きく変わりました!
見慣れた先生たちの聞き飽きた授業を受けるよりも、
興味と関心を持って話しを聞いてくれるようになりました。
これから生徒たち自身が社会に出ていくといくことに、
焦りと危機感を持ってくれたように思えます。
社会人になることに当事者意識が芽生えたんでしょう。
これこそ教師の役割だと実感しました!
学校と社会をつなぐことが教師の役割だ!
社会人の方々とお話をするためには教師として学校に座っていてはダメだ!
大人として世間に目を向けて、社会人の方々と対話をしなければならない!
そう考えるようになって学校の外に飛び出していくと、
すごく未来がひらけてきました!
パァーっと明るくなりました!
百瀬さんの「同じ地域に住む市民の一人」という解釈は、
カズにとって「同じ日本の大人の一人」と重なりました。
3 学校の再生成
これこそまさに学校が目指している姿です!
近年は学校で「伴走」という言葉がよく使われます。
今までは「先生の言うことを黙って聞く」ことが当たり前だとされていました。
「先生の言う通りの道を行くこと」が正しいと思われていました。
しかし、学校の主役は生徒です。
学び方も生徒が自分で考えていくことが大切です。
平成から令和にかけて社会が大きく変わってきているからこそ、
学校の学び方も生徒主体に変えなければなりません。
そこで、生徒が「学びたい」と思ってくれるように、
様々な準備や仕掛けを施していくときこそ、
教師の腕の見せどころです!
突拍子もないことを言ったりやったりするのが子どもです。
「勝手なことをするな!」と諌めるのではなく、
「だったらこうしてみたら?」と提案できるような教師になりたい。
そのためのアイデアの引き出しを増やすために、
学校の外で色んな人に会って視野を広げていきたいです。
これからの未来を創るのは子どもたちです。
百瀬さんが大切にしている理念は、
子どもたちと日々をともにする教師の私たちこそ、
何倍も大切にしなければならない理念です。
大人が手と手をとりあえば、
子どもたちを支える手段がもっと増やせるはずです!
デロイトトーマツの取り組みをもっと学んで、
連携を深めていけるようにカズもひとりの大人として頑張ります!
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