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体験から始まる学び 〜父親編〜

日本一の父親を目指して、
試行錯誤の日々を繰り返している
教育を本気で語る会のジョージです。
この夏にすずかん先生とお話ししたことをきっかけに、
すずかんゼミのメンバーの1人である
Sexy Zoneの菊池風磨君について考える機会をいただきました。

アイドルと学業をどのように両立させているのか。
慶応大学では何を考えていたのか。
様々な体験を通して探究してみました。


1 菊池風磨君の思考回路

SFCを卒業した風磨君は、すずかんゼミでどのようなことを学んだのか。
色々なメディアで取り上げられる彼のインタビューを読んでいると、
「表現力」がずば抜けて高いことに気づきました。

ライブで、演出や振付を含めてできる限りの表現をしたかったので作詞をしました。「お客さんの脳裏に確実に焼き付くものを作ろう」と考え、気を抜かずに取り組みました。

慶應塾生新聞

ツアーのコンセプトやライブのグッズなども、
試行錯誤を繰り返しながら決めているようです。

リアルのライブではどのような表現が飛び出すのか、
大変興味が湧いたので実際にライブを観に行ってきました!

2 アイドルとスタッフによる共同表現

5年前に見せてもらえた
ARASHI Anniversary Tour 5×20と同様に、
エンターテイメントの要素がずば抜けて高かったです!
ステージのセットに表現された
「夜明けを見つけに行こう」というセットのテーマは、
風磨君の発案から作られたものだということにも驚きました。
アイドルはただ歌って踊ればいいものではなく、
アイドル自身でテーマを考えて、
スタッフとの対話を通して共有して、
ステージセットやライブパフォーマンスで表現する。

アイドルとスタッフとの関係性が、
生徒と教師の関係性と似ているような気がしました。
アイドルのライブ中にそんなことを考えてしまうのは、
ちょっとした職業病かもしれません。
でも、そんな思考の習慣のおかげで、
もう1つ面白い相関性を見つけました!
それが感謝の連鎖です!

3 徳を積みたいファンの想い
ライブ中に感じたのは、
Sexy Zoneからファンの皆さんへの、
感謝の言葉が多いことです!
メンバー全員が「ありがとう」を言うのはもちろん、
1人のメンバーのトークの中でも感謝の言葉が連呼され、
その度に会場に拍手が鳴り響きます。
心が温まります。
また、その感謝の心はファンにも伝染しています。
ライブの開始前も終了後も思ったのですが、
とにかくファンの方々のマナーが良い!
ライブに来れた喜びと、
その喜びをファン同士で大切にし合う思いやりは、
利他の気持ちに溢れていました。
その中でも特に驚いたのは、
「Sexy Zoneのために徳を積みたい」
というファンの言葉です。
驚愕でした。
このような感謝の連携は学校でも起きてほしいです。
「ありがとう」って言いましょう、
というような教師からの感謝の強制よりも、
子どもたちが主体的に感謝を表せるような
教育現場を目指したいです!

4 子ども目線で見なくなったライブ

教師目線でライブに見入ってしまっていましたが、
ちょっとだけ父親目線で聴けたのが
「雨に唄えば」です。

大きくて温かい背中にいつも憧れて
たった1人だけいる僕のヒーロー
リュックひとつ背負って遠くに来たって
今でも僕のこと見て笑ってくれてるかな

雨に唄えば 佐藤勝利

このフレーズを聴いた時にある光景を思い浮かべました。
コロナ禍でバス送迎が出来ないころに、
毎日自転車で子どもを幼稚園に送り迎えしていた過去と、
変化の激しいこれからの社会に飛び込んでいく子どもを見送る未来です。
1度だけ自転車で派手にコケてしまって子どもにケガをさせてしまったことや、
今日から1人で学校に行くよ、と言って
1人で歩いていく子どもの後ろ姿を見送った日のことが、
勝利君の歌を聴きながらフラッシュバックしてきました!
号泣してしまいました。
まさか父親目線でSexy Zoneのライブを聴いてしまうとは思ってもおらず、
予想外の感涙です!
それからは毎日「雨に唄えば」を聴いて、
育児を目一杯満喫しています!

アイドルのイメージをガラッと変えてくれた風磨君のおかげで、
ライブに行こうと思えて、
思いがけない発見と体験に感動しました。
この上ない幸せです。
体験してみないと気付けないことがたくさんあります。
それはアイドルのライブでも、
学校の学びでもきっと同じです。
そんなことを気付かせてくれた教え子や、
ジョージを父親にしてくれた家族にも、
感謝の気持ちでいっぱいです!!
この感謝が連鎖するように、
これからも育児を楽しく頑張ります!

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