庄子ワークショップからの学び
教育を本気で語る会、英語教師のJOYです!
先日、ベネッセの庄子さんの研修を受けながら
今回も様々な「共通点」を発見しました!
前回に引き続き「そうそう!」を共有していきます!
1 そもそもワークショップとは?
ワークショップは参加者が主体的に学ぶ手法のことです。
最近、全国各地の研修で耳にするワークショップという言葉も、
「ワークショップってそもそも何?」と
具体的に考える機会はなかなかありません。
参加者メインで話すということを知っていれば、
戦闘態勢万端で研修に臨めます!
研修の導入を聞いていると
「今日はこれを話したい」
「このテーマだったらこれも話せるぞ」
「そういえばこれも関連してるかも」
自分が話すネタがどんどん頭に浮かんできます。
まさにアクティブリスニング!
ワークショップの主役は参加者です!
授業の主役が生徒であることと同じように、
庄子さんのスタイルはJOYの授業にも活用できます!
2 身近な学びを大切に
ワークショップのように、
知ってそうで詳しく知らない言葉はたくさんあります。
なので、身の回りにある言葉について、
改めて深く考えてみることを
JOYは大切にしています。
そのテーマでよく使う入試の過去問がこちらです。
東京大学の過去問に込められた意図、
メッセージは何なのか?
身近にある言葉についてしっかり考えてみよう。
これに尽きると思います。
他にもバス停や飛行機の時刻表なども使います。
何で飛行機にはo'clockの時刻が多いのか。
人口が少ない町に必要な交通インフラは何か。
時刻表ひとつからでも様々な学びにつながります。
身近なものに問いをたてることは、
育児目線でジョージさんも同じようなことを取り上げていました。
普段はスマホやパソコンを見るためについ下を向いてしまいますが、
顔を上げて周りを見渡せば授業で使える教材が見つかります!
庄子さんも講演のなかで変わりゆく大学入学の傾向をご説明なさっていました。
ひょんなことが受験勉強につながるので、
色んな景色を眺めていきたいです!
3 小学生に説明しよう
小学生にも分かるように説明しよう!
JOYの授業での説明はほとんどが「小学生にも分かるように」という前提で生徒に説明してもらいます。
具体的に噛み砕いて説明してもらうことで、
語彙力も表現力も上がります!
ちなみに三日坊主も小学生に説明するとしたら、
「何でもすぐに諦めちゃう人」とか
「飽きやすい人」とかです。
このような噛み砕いた日本語でしたら
英訳もやりやすくなります。
もちろん、「three days boy」ではありません。
このように、日本語で具体的に説明ができるようになれば、
英語の力も日本語の表現力も爆上がりです!
さらに、庄子さんがお話されていた
「教育と生成AI」においても
具体的な日本語力というのは超重要です!
4 生成AIのプロンプト
生成AIを使い始めた2022年、
JOYが思っていた答えをなかなか導き出せず、
何度もモヤモヤイライラしていました。
私立高校でChatGPTの研修をやったときも
「AIの答えは間違っている」
「聞きたいことこを教えてくれない」
このような感想をたくさんいただいてしまいました…
この原因は「プロンプト」にあります。
プロンプトに具体的な指示を出せずに、
「言わなくても分かるでしょ?」という
暗黙の了解みたいなものがAIには通用しません。
具体的に求めるものを伝えなければならないので、
「小学生にも伝わるような表現力」は
プロンプトには絶対に必要です。
今の社会ではスマホやパソコンが使えないと仕事ができないように、
これからの社会では生成AIを使いこなせないと生きていけなくなります。
日本は「空気を読む」文化が強く残る島国です。
「日本語の主語はよく省略する」
「現在完了と過去形の区別がない」
英語の文法においても日本語との差異はたくさんあります。
言わなくても分かるという文化を変えていくために、
小学生にもわかるような噛み砕いた説明力は、
これからの社会のマストアイテムです!
庄子さんのお話を何度聞いても
やっぱりJOYの授業との共通点を見つけてしまいます。
職業病なんですかね。
そ自分が目指している方向がズレていないんだと思えると
やっぱり安心できます。
庄子さんの目線とJOYの目線で、
それぞれのルートで学びを楽しくしていきたいです!
庄子さん、いつもありがとうございます!
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