ChatGPT ✕ kahoot! 〜楽しい学びから正しい学びへ
昨年度末からChatGPTを授業に取り入れている英語教師のJOYです!
夏休みに入りnoteにまとめる時間を確保できるようになりましたので、
この機会に1学期の実践事例をまとめていきます!
今回はChatGPTとkahoot!を組み合わせた新しい「単語テスト」のスタイルです!
1 単語テストの目的もやっぱり主体性
前回は新しいスタイルのスピーキングテストについて、
一昨年前からの変化と進歩をお伝えしました。
今回は単語テストです!
単語を覚えることを目的とせずに、
単語を楽しく考え続ける方法を見つけました!
今までの単語の勉強は、
「意味を調べて終わり」
「テストで覚えて終わり」
というような作業を目的としているのように思えました。
この無味無臭な単調作業を、
楽しい反復学習に変える方法を、
ChatGPTと一緒にやってみました!
2 アルファベットの並び替え!?
各レッスンの新出単語をChatGPTにコピペして、アルファベット順に並べ替えてもらいます。
この目的は、新出単語に繰り返し触れてもらうことです!
今までは意味調べと単語テストの時にしか、
単語の勉強をしませんでした。
しかし、このアルファベット並び替え問題を考えるために、
その答えが隠れている単語のリストを、
生徒たちは何度も何度も見直してくれます。
指差し確認をしながら、どれだどれだと答えを探してくれます。
その度に単語に触れる機会が増えます!
狙い通り!!
さらに、単語の発音の機会を増やしてくれるのがkahoot!の活用です!
3 kahoot!で楽しく協力する!!
kahoot!はテスト問題に映像や効果音をつけて
楽しいクイズ形式にしてくれます!
さる先生こと坂本良晶先生も小学校で活用されています!
kahoot!を活用する目的は「クイズ」ではなく「対話」です。
問題文のアルファベットを見た時に、
「これはアローじゃない?!」
「えっ?アラウじゃないの?」
「どっちでもいいから早くallowって書こう💦」こんな対話が1つでも生まれてくれれば狙い通りです!
生徒が発音を気にしてくれます!
kahoot!が終わったらすかさず教科書を開いて発音を確認してくれます!
その時にスピーキングテストの際に書いた「カタカナ発音」が役に立ちます。
「アラウじゃん!!」
「まぁ正解したからいいんじゃね?(笑)」
こんな対話を聞くと幸せになれます!
4 エラーがよく出ることを利用する!
ChatGPTでアルファベット並び替えを指示すると、
必ず何かしらのエラーが出ます。
アルファベットが1つ増えるエラーがほとんどですが、
プロンプトを色々と変えてみたりして最適な指示を試行錯誤中です。
視点を変えると、エラーがある方が良い学びにもつながります。
JOY自身がエラーチェックで勉強できますし、
生徒にエラーを見つけてもらうこともできます!
エラーを見つけてくれたらボーナスポイントをつけたりしています。
人もAIもミスをします。
ミスを責めずにミスを楽しむ!
JOYのミスもChatGPTのエラーも、
生徒がカバーしてくれる。
教師冥利に尽きますね。
今回は生徒に単語の勉強を楽しんでもらう方法をお伝えしましたが、
JOYの授業の最上位目標は「共生」です。
他者と対話をして、学びを深めて、相互承認をしていく。
社会とつながる学びを常に意識して、
他者との共生の手段を色々と考えていきます!
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