太陽フレア解説
こんばんは。
最近なんか話題になってるので!ここはひとつ!この僕が!太陽フレアという現象について解説したいなと思います!
久しぶりに天文関連のことを沢山書くのでめちゃんこに興奮してます。
ではまず、太陽フレアとはなんだというところからお話していきます。
太陽フレアとは、簡単に言えば太陽表面で起こる大規模爆発現象のことです。そこで生じる粒子加速によりX線を放出します。太陽は11年周期で活発な時期とそうでない時期を繰り返しますが、2024年はちょうど活発な時期ですね。太陽くんが元気で僕はとても嬉しいよ。
大規模爆発現象とは言っても、その規模は様々であり、クラス分けが存在します。規模が小さなものから順に、A,B,C,M,Xです。ここ数日話題になってる太陽フレアは最大のXクラスですね、最近の太陽はXクラス連発してて調子良いね!
では次になぜ大規模な太陽フレアが発生すると通信障害が引き起こされるのかについて話します。
先程太陽フレアが発生した際にX線が放出されると言いましたが、原因はこのX線にあります。
放出されたX線により、地球の電離層での異常な電離が起こります。これにより地上の通信機器が使用している電波がめちゃめちゃ吸収されてしまって通信障害が起こるわけですね。まぁこの界隈のみなさんならスマホなんてなくても勉強してらっしゃるでしょうから、さほど問題はないでしょう。
さて、、通信障害だけでなくオーロラの方も話題になってましたね。こっちについても解説していきましょう。
まずはオーロラの発生原理です。こちらは有名で知っている人も多いかと思いので、サラッとだけ。発光の仕組みはネオンサインなどと同じで、太陽から飛んでくる粒子が地球の空気とぶつかり発光します。ではなぜ北極や南極など高緯度で観測されやすいのかと言いますと、太陽から飛んでくる粒子は帯電しているので、地球のN極とS極、つまり北極と南極方向に引っ張られてしまうというわけなんですね。
太陽フレアが発生するともちろん飛んでくる粒子の数も多くなるわけなので、そりゃ低緯度の方にもオーロラは広がってくるよね。というのが今回の騒動のお話でした。
余談ですが、太陽から出る粒子(太陽風という)が届く範囲を太陽圏(ヘリオスフィア)と言います。現在のところ、かの有名なボイジャー1号、2号は今やこの太陽圏の外にまで進出しています。
人類は今や太陽の手の届く範囲を飛び出し、人類が見えないところまで人工物を飛ばしています。
このまま人類が滅んだとて、作られた人工物は宇宙空間を飛び続けるはずです。
人類よりは長生きしてくれることを願うばかりです。