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鞍馬寺からの貴船神社詣り④完結
鞍馬山を下山して、西門の橋を渡れば、そこはもう貴船。
がらりと空気感が変わります。
鞍馬は山の神々と真剣勝負!という独特の緊張感が漂っておりますが、一転、貴船は「水神さん」の柔らかでたおやかな花街のような流麗なエネルギーに包まれています。
西門からもうすぐそこに貴船神社・本宮があるとのことで目指します。
途中、ここでランチにしようか♡とMちゃんと決めていたお店の前を通ると休業日で、ちょっと焦ります。
ここ以外は1万円越えの川床の懐石料理のお店ばかりだったような・・・
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本宮の御祭神は、高龗神ということで、とっても馴染みのあるエネルギーにほっとします。
手水舎には「水は命」のお言葉、そして、水神系ではお馴染みの、白馬さんと黒馬さんもいらっしゃって、ただいまーという感覚になります。
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外国人だらけでしたが、貴船と言えば「縁結び」なのかして、日本の若い女の子グループがいたりと、とても華やか。
みんなのきゃぴきゃぴに引きずられて、ご朱印待ってる間に水占いやってみました。
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北の方角がよしとのことで、今日北に来たぜ。
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「高龗神様〜美味しいランチへワタシをお導きください。」とお参りしてから、次は結社を目指します。
すると、本宮を出てすぐにお手頃価格のお食事処を発見!
そして大好物の天ぷら♡
高龗神様〜早速ありがとうございます。
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かりっかりさくさくの最高の天重でした。
テイクアウトのソフトクリームまでいただいてしまいましたわ。
お店の前で食べていたら、ベンチで先に座っていた2人組の外国人男性が席を詰めてくださり、なんとなく3人並んでいただきました・・・やさしい♡
どこのお国の方かわかりませんが、こうして日本から世界に龍脈を広めてくださいませよ、とテレパシーで託しました。
お腹いっぱい大満足で、結社も徒歩10分ほど。
御祭神は磐長姫命様♡
ここが縁結びの超パワースポットということで、濃厚な熱量の「結び文」がびっしりとびっしりとー結えられておりました。
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夫・藤原保昌に忘れられつつあると感じた和泉式部が
「もの思へば沢の蛍もわが身より あくがれ出づる魂かとぞ見る」
(物思いをしていると、沢を飛び交っている蛍の火も、自分の身から離れ、さまよい出た魂ではないかと見えたことだ。)
と、詠んだところ、
「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬のたまちるばかりものなおもひそ」
(たぎり落ちる水のように、そんなに深く思い詰めるのはやめなさい)
と、貴船明神様からのお労りのご返歌があったとのエピソードが残っているそうです。
そして、その後は、夫との仲も元通り円満になったとのことで、恋愛成就の強い味方になったようですね。
恋愛成就にはもうあまり興味もないワタシ笑
ここはサクッと、日本三大龍穴のひとつである「奥宮」へ向かいます。
上流へと登るほどに、川の水がどんどん澄んで、龍神様を感じるようになります。。
みんな全然、川をみていないけれど、お社より、龍神様はここにおられますよー。
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そして奥宮に到着。
ここでまたエネルギーがガラッと変わる。
狛犬さんたちも地上の「水神系」で日本語通じる感じ。
お写真撮らせてもらってもええですか?
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奥宮の御祭神も、高龗神と、神武天皇の母君でおられる玉依姫命も祀られているとのことで、これらを総称して、貴船大明神と呼ぶそうです。
そして、この神殿の地下に龍穴があるそうです。
人の目に触れてはいけないとのことですが、クラクラするような力強い龗のご神気が漂っておりました。
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伝説では、浪花の津(大阪湾)に、黄色い船に乗った女の神様が現れ、「われは玉依姫なり。この船の留まるところに社殿を建てて、そこの神様を大事にお祀りすれば国土を潤し、庶民に福運を与えん」とのお告げがあり、その船は淀川、鴨川をさかのぼって水源の地・奥宮辺りの川のそばから水の湧き出るところに船を留め、そこに、御社殿を建てたと言われているそうです。
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船形石。
ここで、すごーく不思議な外国人の女の子に出会いました。
吸い込まれそうなブルーの瞳で虹色のオーラ。ロシア系の方かな?
一人旅の外国人でした。
このコ、人間じゃないな、ユニコーンかな?と人間離れしたオーラに驚いてしまいました。
あまりに美しかったので、帰りみちに見つけて、思わず後ろ姿を盗撮してしまいました。
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心地よい川音を聞きながら下ります。
川側の方には誰も歩いておりませんでしたが、ここにこそ、龍神様がずっと並走してくださる感覚がありました。
美しい水は時に激しく、時にたおやかにまるで、踊るように龗はイキイキとそこにいらっしゃって、水音で登拝の疲れを癒してくださいました。
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貴船の本宮→結社→奥宮は往復で小1時間もかからず、とてもコンパクトでいいコースでした。
写真を撮りすぎて、携帯のバッテリーが少なく、乗換案内がうまく表示されるか心細くなっておりましたが、この後、とてもいいタイミングでバスが来て、貴船口でまた京都市バスにうまいこと乗り換えられて、国際会館前まで着き、そこから竹田まで地下鉄、そして近鉄乗り換えもするりとスムーズに行き、流れるように無事に帰ることができました。
貴船からずっと龍神様が並走してくださったかのようで、とても有り難かったです。
朝の元気なうちに、先に鞍馬に行ったのも正解でした。
鞍馬山&貴船を隅から隅まで堪能できて、大満足の京都旅になりました。
今日も最後まで読んでくれてありがとう♡