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三輪山登山と龗神神社①

またまたマニアックな神社に行って参りまして・・・。
短期間で偶然2回、目に入った
龗神神社おかみのかみじんじゃ(もしくはりゅうじん神社)
これは呼ばれているんではないか・・・??

メインはこちらの神社参拝でしたが、すぐ近くに大神神社があるということで、いつぞやの約束通り、三輪山登山も果たして参りました。

前回は気温が高い時期だったのでわりと閑散とした大神神社でしたが、今回は、七五三の可愛い子どもちゃんたちがいたり、ハイシーズンということで、たくさんの参拝者、登山者がいらっしゃいました。

まず、大神神社本殿で、大国主さんにさくっとご挨拶と、登山の安全をお願いしました。
またまた太鼓&祝詞を聞きながらの有難い参拝となりました。

そして狭井神社さいじんじゃを目指します。
狭井神社のご祭神は大物主大神の荒御魂とのこと。

ご祭神は大物主大神の荒魂(あらみたま)をお祀りしています。荒魂は能動的で活発な神様のお力で、古来疫病を鎮める神様として篤く信仰されてきました。
拝殿の左奥には「薬井戸」があり、三輪山から湧き出る御神水(ごこうすい)は万病に効くとされ、多くの参拝者が御神水を受けに参拝されます。

大神神社HPより
「狭井」とは神聖な泉を指すんだそうな。
左手には市杵島姫(イチキシマヒメ)を祀る鎮女池。
女性の心を鎮めてくださるそうです。
立派な大注連縄と茅葺屋根の拝殿

狭井神社で参拝を済ませた後、登山の申し込みをします。
緊急の連絡先まで記入して、何かあった場合に備えていらっしゃいました。

何名か申込者が集まったら、神主さんから説明を受けて、地図とたすきをお借りします。

撮影や水分補給以外の飲食は禁止。
参拝以外の行為は禁止なので、おしゃべりも基本的には禁止です。

ちなみに受付で、竹の杖をお借りできます。
必須です!
長くて細いのより、短いけれど、太くて持ちやすいものが良いです。

このたすきは神職の方の白い衣装と同じ意味があるそうです。
ここが入り口。
右手の祓串で各自お祓いをしてから登ります。

入り口からいきなりな急勾配ですが、このレベルの急勾配が4Km続くと思って間違いないです。
途中ちょっとだけなだらかな道もありますが、ほぼほぼずっと登りっぱなしの標高467m・・・

最初の2分くらいは、お山の神聖さと、整備の美しさで感謝の気持ちでいっぱいになりますが、登り始めて3分で息が上がります。
5分後には、「後悔」で心の中がいっぱーいになりはじめます。

急坂だらけやんかーい!

登りと下り、同じ道なので、下ってくる人とすれ違います。
まだ②の辺りですでに心が折れそうなワタシに、「⑥までずっと大変だけど、後は楽だよ」と教えてくれる下りのおばさま。

⑤の辺りで完全にあきらめモードで引き返そうかどうか本気で悩みながら進みます。
合言葉は「一歩先だけみてればいい。byしのぶさん

ぜーはーぜーはーぜーはーぜーはー
こっここまで来て、諦めるのも惜しい気がする・・・
⑥まで頑張れば!なんとか!

と、⑥の「烏さんしょう」の目印を見つけたときは涙出そうでした。

がっ!
あのおばつぁん・・・・・
嘘ついた?

⑥〜⑦は見上げるほどの、過去イチの急勾配がひたすら続いてますやん。
うそやん。うそだと言って・・・

「⑦まで行けばの言い間違い?」
「⑥を越えればってこと??」
おばさんへの恨み節をぶつぶつぶつぶつ呟きながら、登り続けます。
もう膝は限界超えてました。

そして⑦で突然開ける視界!
あっという間に⑧の高宮こうのみや神社。
なだらか続きの先に⑨の奥津磐座おきついわくら

ここら辺の展開の早さに「報われた感」がどっと押し寄せます。
最後まで登り切ったよ!大国主様!
苔むした厳かな磐座群の周りをぐるっと散策して参拝。

神社の古い縁起書には、頂上の磐座に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)中腹の磐座には大己貴神(おおなむちのかみ)、麓の磐座には少彦名神(すくなひこなのかみ)が鎮しずまると記されています。

大神神社HPより

確かに、こんなにたくさんの巨岩を、山の頂上に人間の力でこんな風に集めて置くことなど絶対できないはずです。
ピラミッドと同じような、「誰が何のために?」の答えが全く思い浮かばない、神の御業と感嘆する他ない不思議な光景でした。

三次元的には、ただの巨岩ですが、宇宙的にはなにかしらのポータルだか、要石だか、結界だか、UFOが降りてくるための拠点となってるとかなんとかかんとか。
そうかもしれないな〜と思いました。

帰りは足取りが軽い軽い〜♪
達成感!達成感!

登りは10回以上お茶飲んだけど、下りは1回しか休憩しなかったです。
とは言え、下りの方がヒザには来ます。

一度通った道というのもあり、ある程度リズム良く足が進みますが、着地場所を見定めたり、石を踏み外して、足をぐねりそうになるので、登りより体力は要りませんが、怪我しないよう集中力を要しました。

11:25に登り始めて、頂上に着いたのが12:40。

このタイムスケジュールがすごく良かったと、今思います。
登山の受付は正午までのため、ワタシの後から登って来た人はおそらく10人ほどしかいなかったと思います。

そのため、登ってくる人と誰もすれ違わないのでかなり集中できますし、ほぼ一人っきりの下山道となりました。

あまりに集中しすぎて、2回ほどゾーンに入りました。
登りは情けないことに後悔と恨み節でいっぱいのワタシの心でしたが笑
下りは、無心で大物主大神に問いかけます。

「ワタシが統合できますよう、お導きください。」
そして「有我十(ありがとう)=ワタシには統合の意思があります。」
をひたすら無心で唱えます。

大物主様の気配を感じながら、過集中のゾーニングで、身体は自動運転で下りの歩を進めながら、「自分」の輪郭が解けてなくなり、意識が空まで届くほど拡大した「一瞥体験」を2回させていただきました。

大物主様はただ黙って見守ってくださり、道中の安全を確保してくださいました。
おかげさまで無事に下山することができました。

下山したのが13:30。
ものすごい達成感と感謝でいっぱいになりました。

受付にたすきと下山報告書をお返しします。
そして、拝殿の後ろにあった「薬井戸」のお水をいただきました。

この井戸に湧き出るお水は、御神体・三輪山からこんこんと湧き出た水で、古来より万病に効く水として伝わり、「御神水(ごこうずい)」の名で広く知られているんだそうです。

冷たくて美味しかったです。
ペットボトルに入れて持ち帰ることもできます。

膝はがくがくでしたけれど、清々しい達成感を感じる三輪山登山となりました。
もう一回登りたいか?と聞かれると・・・・・

うふふ。
遠慮しときます♡

長くなったので、「龗神神社おかみのかみじんじゃ」は次回に続きます。

今日も長文読んでくださって本当にありがとうございました♡
あなたが末長く健康で幸せでありますように♡



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