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【レースレポート】わたらせクリテリウム2023-2024第3戦 ビギナーA 6位入賞

日時:2023年11月25日(土)
会場:わたらせサイクルパーク 1.1kmショートコース
出場カテゴリー:男子ビギナーA
周回数:6周 (+ニュートラル1周)
出走人数:35人 (エントリー:38人)

マテリアル
フレーム: MERIDA REACTO 4000 2018
メインコンポ: Shimano 105 5800
クランク: Shimano 105 5800 170mm  4iiii Power-Meter
ピザカッター:Shimano 105 50-34
チェーン: Shimano DURA-ACE 11s
スプロケ: Shimano ULTEGRA 28-11
プーリー: Shimano DURA-ACE のなんか高いやつ
ホイール: MAVIC COSMIC PRO CARBON EXALITH
タイヤ: Vittoria CORSA Graphene 2.0 25c
空気圧: F5.8 R6.0

エントラント:しょぼよわ那須支店
ゼッケン:96🧸

リザルト: 6位 (35人出走)
平均速度:38.58km/h
パワー:217w(3.875倍)
NP:265w(4.732倍)

レース展開


【ニュートラル】レースはまずニュートラルラップからスタートする。招集からニュートラルスタートまでの位置取りは悪くなかったと思う。2列目くらいからスタートできた。静かにそのまま進むのかと思ったら、2コーナー手前でたくさんの人が上がってきた。自分は4列目くらいに沈むことに。あまりにも密集していたので自分はちょっと静観。無理はしなかった。2コーナーを立ち上がったら左が空いたのでスルスル上がりつつ、チョー強い向かい風を走るのはニュートラルとはいえキツいので、また2列目くらいに戻った。4コーナーに向かう途中、自分と同じ思いなのか、1列目の人が下がってきた。ちょっと巻き添えを喰らいつつ、後ろのほうに下がってしまったが、あまり焦らなかった。リアルスタート直前、目の前にちょうどスペースができたのでケンケンしながら上がることに。ラッキーだったと思う。あまりにも集中していて、ここからリアルスタートまでの30秒くらいは記憶がない。
【1周目】リアルスタートを迎え、インターバルがかかるだろうと予測し早めに踏んでおいた。これが功を奏し、自分の数メートル後ろで起こったであろう落車に巻き込まれずに済んだ。そんなことがあってか2コーナーを立ち上がる頃には、自分を含めて7人くらいの逃げがふわっとできかけていた。自分はもちろん逃げの最後尾。とりあえず人数だけ7人とお声がけ〜させていただいて逃げるかどうかは展開にお任せしてみることにした。が、1周目でみんな元気な大集団が我々を見送るはずもなく、4コーナーまでの向かい風の間に吸収。集団を待った我々は1人の逃げを許してしまい、ペースはダウン。勢いを殺したくなかったのでアウト寄りから最終コーナーを曲がったら難なく2人抜けた。1周を終えて自分は4番手。周りはめっさもがいてたので、やっぱコーナリングテクニックは重要なんだなと実感した瞬間でもあった。そしたら逃げてる人がマジで速くてみんな焦りはじめた。ビギナーとはいえ、カテゴリー詐欺があるかもしれない。
【2周目】コントロールラインを過ぎた頃に集団はもう1度ペースアップ。自分の横をみんなビュンビュン抜いていった。でもみんなコーナー下手そうだったから自分はあまり踏まず、大外から2コーナーを回ったらさっきの位置に戻っていた。とりあえず自分はローテに加わらなくて良さそうな位置にいて静観。静観しすぎて大仏になりそうだった。
【3周目】2周目が終わって3周目に入る頃から、集団でアタックが3回くらいあった。全部コーナーの手前ばっかり。アタックしたところで前に追いつけるわけでもない人が、なんで逆に集団を散らそうとするのか。しかもコーナーめっちゃ遅いし。せっかくアタックしてもコーナーで勢いつぶしちゃうじゃん。そういう人たちはなぜか全員ダンシングがめちゃくちゃ汚かったので、風除けが効く範囲で自分は追わずに静観。そんなことばっかりで3周目が終わった。もちろんアタックかけた人たちはみんな沈んでいった。
【4周目】4周目に入る頃にはみんなヘロヘロになってきたのか、ペースダウン。でも、まだ我々の前には1人逃げがいる。よくよく見たら、自分がマークしてた中学生っぽかったので、集団に「逃げ潰そう!」って言って協調することに。言い出しっぺの自分は引くことなく付いてくだけ。他力本願。サーセン。この周はわりとキレイに走っていたと思う。逃げにも追いついていたし、安定していた。
【5周目】5周目に入り、ずっと逃げ続けていた人も目の前まで近づいてきた。集団も、もう捕まえられるやろムードで緩んだ。そしたら目視でわかるくらい1コーナーで逃げがめっちゃ離れた。さすがにみんな焦ったのか再びペースアップ。しかし向かい風の裏ストレートで集団はついに逃げをキャッチ。レースは再び振り出しに。自分としては最高の展開。前回のスポーツでかなるが勝った展開に持ち込みやすくなった。そんな中8番手くらいで最終ラップを迎える。
【6周目】6周目のコントロールラインを越えた頃、ついに決定的な動きができる。自分の目の前の人がペースアップ。これはさすがにすぐさま便乗。一気に先頭10人弱が抜け出す形になった。1コーナーを越え後ろの1人を引きちぎることに成功。2コーナーでもう1人引き離せた。ここで自分は先頭集団最後尾。しかしパワーがなかった。強い向かい風の千切れは勝負権を失う。とにかくついていくために、後のことは考えず踏むことにした。しかしこの一瞬の迷いが大きな差につながった。離れていく5人の背中。自分があそこにいればという虚しい願い。脚に走る稲妻のような痛み。もはや自分に成す術などなかった。ただ1人の孤独な風との戦い。終わるはずなのに、永遠のように感じられた。そんなこんなで前を向いたら先頭集団は最終コーナーに差し掛かろうとしている。スリーワイドになろうかというバチバチの展開のなか、最終コーナー入口にはニュートラルカーが。何やってんの。めちゃくちゃ危ない。自分が先頭集団にいられないのは悔しいけど、あんな危険なことをされるくらいなら単独の方が良い。そう感じるくらい危険だった。自分が最終コーナーに差し掛かる頃には完全停止をしていたので特に問題はなかったが、やはり怖かった。最終コーナーを立ち上がり、もがく。最後の悪あがきだ。自分は1229w出せるスプリン、、、あれ?脚が回らない。500wしか出てないぢゃん。後ろを振り返ったらだいぶ離れていたので、とりあえず攣らないようにゆっくりとゆっくりと。とりあえずこの順位は取れるだろう。もう一回振り返ってみると、全然そんなことなかったので焦ってハンドル投げ出してセーフ。100分の3秒差で6位をもぎ取った。

わりとマジで危なかった

レースを振り返って

悪かった点
①パワーがない
②体がガチガチ
③インターバルがかかる位置にいてしまったこと
④最後までもがききれなかったこと

パワーがないのは多少は予想できていた。きっとただ淡々とパワーを出すのであれば盛大に負けるとかそういうことはないのだろうけど、瞬発的に強いパワーが必要な時に付き切れしてしまうのが勿体なかったと思う。練習あるのみ。体がガチガチだったのは予想外だった。普段の練習では、自分でイメージしている体が動きと実際の動きに差異がないことがほとんどなのだが、レースという極限領域で走るとなると普段起きないことが起きた。もっと全開で攻める練習が必要なんだろうなと改めて感じた。インターバルがかかる位置にいたことは悪かったというか、新しい発見だ。それが予想できなかったから悪い点になった、というのが正直なところだろうか(言い訳)。自分の中ではいい位置にいたと思うのだが、結果を見れば付き切れしている。よくよく考えてみれば、自分より上位の5人はみんなアタックなんかしなかったし、ついていかなかった。インターバルがかかっていないようで実際はめちゃくちゃかかっていたことが、一目瞭然な結果となった。

よかった点
①積極的に声がけして周りと協調できた
②なんだかんだでコーナー
③人脈を広げられた

自分でも意外だったのが、お声がけ〜できたところ。自分の「逃げ潰そう」の一言で実際に集団が協調し始めた。結果には繋げられなかったが最高の展開に持ち込めたのはよかった。これはもちろん2021年の大磯クリテ中学生でかなるが「逃げるの?どうすんの!」って聞いてたことを参考にした結果だし、自分で考えたことではなかったが、実際に行動として移せたのは我ながら良かったと思う。コーナーは自分が上手いというより、相対的に速かっただけ。前述したように体はガチガチだったけど、車体を倒し込めたし、ちゃんとグリップの感覚を探りながらできたと思う。そして何よりも良かったのが人脈を広げられたところ。かなるのおかげと言えばその一言に尽きるのだが、石下さんや篠崎さんなどと会話できたのは貴重な経験となった。特に石下さんと積極的に話せたのは良かったと思う。話を聞いてもほんっとに強いんだろうなってわかったし、それと同時にかなるの全盛期の凄まじさも実際に聞くことができた。とても貴重な経験となった。

レース後は30w出すのが
精一杯

総括

人生初のスプリントレースだったが、わりといい内容だったと思う。自分が理想としている展開についていけるような体力があればもっと自由度が増してさらに強くなれると感じた。とりあえず自分にはベースが足りなさそうなのでもっと乗り込む。そして姿勢を低く、猫のように。私は猫になりたい。


【余談】
ぱわーいずぱわー

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