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Azure DP-900 (Data Fundamentals) 合格体験記

こんにちは紅油(ほんよう)です。

先日Azureの基礎レベル資格の一つであるData Fundamental(DP-900)を無事取得しました。

まだまだクラウドではAWSに比べて記事も少ないと思い、資格取得までに私がしたことをまとめさせていただきます。

Azure資格の概要

Azureの資格といえども幅広かったため、まずはそれぞれの資格がどんな領域をカバーしているのか調べることにしました。

Azureの資格はMicrosoftが下記のリンクにまとめてくれています。が、たくさんあってわけわからないので、他の方がまとめられているブログや記事を参考にすると良いと思います。

https://www.microsoft.com/cms/api/am/binary/RWA2iG

その際に以下の記事を参考にしました。

各資格の領域が説明されていて、どのように学んでいけば良いか、明確にイメージをする上で非常にお勧めです。


Azureの資格は大きく3分野に大別されます。

AZ: 主にAzure Administrator向け。リソース(グループ)の作成方法や管理方法など、AzureのSolutionを浅く広く知りたい人向け
DP:主にData Engineer向け。主にData ProcessingやDatabase構築方法に関する領域
AI:主にData Scientist向け。Synapse Analyticsなどを用いたBig Data分析に関する領域

自分の知りたい分野、実際に業務で使いたい分野がどこに当たるのか、まずは調べることをお勧めします。

私は業務で主にData Engineer領域を使用するため、今回はData Engineer領域の基礎資格であるData Fundamental(DP-900)を受けることにしました。


Data Fundamental(DP-900)について

DP-900は主に下記領域が出題対象となります。

・データの主要概念を説明する (25-30%)
・Azure 上のリレーショナル データの考慮事項を特定する (20-25%)
・Azure 上の非リレーショナル データの操作の考慮事項について説明する (15-20%)
・Azureの分析ワークロードについて説明する (25-30%)

https://docs.microsoft.com/ja-jp/certifications/exams/dp-900

データベースや、データ処理の自動化をクラウドに構築する上ではどれも重要な基礎知識になります。


勉強時間

クラウド、さらにData Engineer領域は初心者レベルでしたが、10-20時間の勉強時間で合格することができました。

ただし、私はすでにAzure全体の基礎資格であるAzure Fundamental(AZ-900)は取得しており、クラウド自体初めて使うという人にはもう少し勉強時間がかかると思います。


勉強方法

ここからは私が実際に勉強したアプローチについて共有します。


Step1:Microsoftが主催するVirtual Training Sessionに参加する(10時間)

月にだいたい1回程度、Microsoftがオンラインのトレーニングを定期開催してくれます。DP-900は2日間、13-17時の講義日程が基本となります。講義は平日に行われることがほとんどです。

こちらのサイトを定期的にチェックして見てください。

今の理解レベルの確認+出題範囲の理解を深めるためにも講義を受けることをお勧めします。

また、本トレーニングを受講するとDP-900の試験が一回分無料になる特典を受けることができます。

通常一回12,500円かかるので、これは大きなメリットだと思いました。


Step2: Microsoft 主催の試験対策ウェビナーを受講する(5-6時間)

Step1のVirtual Training参加後(もしくは参加中)にMicrosoftから試験対策ウェビナー(復習コンテンツ)の案内がくるはずです。

これに必ず登録してください。

登録するとスライド資料(400ページ弱あります)と、ビデオが見れるリンクが送られてきます。

このスライドが非常に参考になりました。正直ウェビナー動画は見ていません。

Step1のTrainingよりも内容がより試験に即した内容になっており、模擬問題なども豊富です。

各RDB/非RDBの特徴について、実際に使用したことがない人はこの資料を使って暗記するようにしましょう。

*RDB:リレーショナルデータベース


Step3: Microsoftの公開しているサイト「My learn」で最後の仕上げ(3-4時間)

ここまでくると、専門用語などもある程度は頭に入っている状態になっていると思います。

最後にMicrosoftが公開しているMy LearnのDP-900モジュールをサラッと見ておきましょう。

下記サイトの下の方に「準備する 2 つの方法 -オンライン(無料)-」というものがあります。

Step2のスライド資料で必要な範囲はカバーされていますが、My learnではサンドボックスを使って自分でAzure環境上にDBを作ってみることができます。

これにより、実践的な経験を得ることが可能です。

正直この手の資格試験や、付随する資料は英語を直訳した不自然な和訳になっていることも多く、暗記しただけでは何を言っているのか理解できないことがあります。

自分のためにもなるので、必ず実際にDBを作る体験をしておくようにしましょう。

ここまでで出題範囲は十分にカバーされているはずです。

私はこの順番で勉強し、合格することができました。

少しでもお役に立てていれば幸いです。

今週もありがとうございました。

紅油

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