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一人で成都の旅(7) 奇妙なことだと思われた

Vol 68

成都の旅行中、行くところで、 「お一人ですか?」とよく聞かれました。 質問者の目は心配と不思議さを示していて 、「どうして一人で旅行しているんだ?」とこのような疑問をもっているようです。

十数日間、成都と周辺を回りました。どこに行っても観光客は家族連れか、ペアか、カップルか、親子連れ、それに同僚、友人同士の旅行もあり、これが観光の普通の風景と思われています。

特に体力のいる観光地では、若い男性の一人旅はたまに見かけましたが、40歳以上の女性の一人旅はほとんど見かけませんでした。私は他人の目にはクエスチョンマークやエクスクラメーションマークに映っていると感じました。

今回の旅行では詳細な旅行計画は立てておらず、行きたい場所を大まかに決めていたものの、現地に着いてからの発見を十二分に楽しみにしていました。
もし、ホテル、飛行機、列車のチケットをすべて事前に予約した詳細な予定があったら、滞在先でプランを完成させるような気分になり、気軽に旅を楽しむことはできなかったでしょう。

一人旅には、目的地探し、交通手段の問題解決、宿泊施設や食事の確保など、さまざまな困難がつきまといます。同行者がいることでにぎやかかもしれませんが、配偶者であれ、親子であれ、兄弟であれ、友人であれ、相手の気持ちを気にし、支配時間から食事の味まで、気づかずに自分の気持ちを隠したり、無視したりします。つまり、行きたい場所、見たいもの、味わいたい味、体験したいことをあきらめ、豊かであるはずの人生が、無意識のうちに色彩を失うのです。

一人旅は一人になる機会を与えてくれ、すべての決定を自由に下すことができます。 どこへ行くのか、何時に出発するのか、いつまで滞在するのかなどは、すべて気分次第です。衝動や思いつきで決めたことでも、まったく予期せぬ体験になることがあります。

時間の焦りがなければ不安はありません。 一人旅の最も感じたのは自由です。一瞬一瞬、仕事や家族のことを気にしたり、周囲に左右されるのをやめて、ただその瞬間を楽しむようになれば、一人旅が単なる環境の変化ではなく、違う生き方を体験するようになり、思いがけない感動や新たな視点をもたらしてくれるでしょう。

慣れ親しんだ環境や知人を離れ、心ゆくまで足を放し、一人旅をしていると、制約されていたことやいつも我慢してきた犠牲に気づき、人生はこんなにも楽しいものなのだと実感します。

リュックを背負い、スーツケースを引いて飛行機、電車、バスを乗り降りしたとき、直面する問題を解決したとき、未知のことに立ち向かえるとき、「私はまだ大丈夫!」という自信が生まれます。 行きたい場所へ、見たい景色を見に行く勇気が湧いてきます。

一人だから、時間かけて、一つのスポットを、いろんな場所から眺め、異なる姿鑑賞することができます。

一人旅は、しばらくの間現実から離れ、誰にも何にも影響されずに自分を甘やかす自由な時間と空間を持つことができます。
旅が終われば現実に戻らなければなりませんが、短期間でも違う生き方をすることで得られる洞察や発見、さらには目覚めは、人生にとって有意義な体験となるでしょう。
一人旅は、自分のために生きていく気持ちと勇気を与えてくれます。

この文章をもとに、次の動画をAIが作ってくれました。

独游成了别人眼中的风景

https://mbd.baidu.com/newspage/data/videolanding?nid=sv_5828878409118474689

本文の中国語バージョン


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