養生訓より
【訓導 KUN-DO あなたに伝えたいこと15】
人のからだは父母をもととし、天地をはじめとしたものである。
天地・父母の恵みを受けて生まれ、また養われた自分のからだであるから、私のもののようであるが、けっして私だけのものではない。天地の賜物であり、父母がのこされたからだであるから、慎んでよく養い、いためたりこわしたりしないで、天寿を長くたもつようにしなければいけない。
これは貝原益軒(かいばらえきけん)の書いた本「養生訓(ようじょうくん)」の書き出しです。
貝原益軒をご存知ですか?
江戸時代、福岡藩に仕えた学者で、儒学、医学、自然科学、地誌など様々な学問に精通し、多くの著作を残した人です。
お時間あれば、もう一度、今日の訓導の冒頭文を読まれてください。
もし、よろしかったら声に出して読まれてください。
恥ずかしがらずに笑
読まれて、貴方の中で、じわーっと感じるもの、思い出す感覚があるとすれば、
それは貴方がこれまでの人生のどこかで学びとってきた感覚です。