
10cm(シプセンチ)日本公演に向けて ライブ定番曲の紹介② ~オリジナル曲編~
2週間後の8月10日(土)に、約1年ぶりの日本公演を控える10cm(シプセンチ)
1年前の自分と同じように、「チケットを買ったはいいけど、どんな曲を聴いていけばいいのか分からない…」という人もいるかもしれないと思い、コンサートで歌われそうな代表曲を紹介したいと思います。
こちらの記事はオリジナル曲編です。
(今回も最後にいろんな曲をメドレーで歌ってる動画を紹介しています)
OST編はこちら↓↓↓
オリジナル曲編
①그라데이션(Gradation)
2022年に発売された曲で、近年における10cmの代表曲的な立ち位置になると思います。韓国では2024年の現在もチャートインし続けています。
押さえ気味のAメロからサビで爆発するように盛り上がり、Cメロで少し空気を変えた後ロングトーンで繋いでラスサビへ…と、ポップスのお手本みたいな曲ですが、個人的にやみつきになるのは最後にもう一度Aメロに戻って終わるところ。
これがあるから単なる爽やかポップスで終わらず、なんとも言えない余韻が残るなあ…と聴くたびに感じます。
歌詞としては好きになった君に少しずつ自分の色が染まっていく、という「Gradation」を描いていますが、曲調的にも季節の移り変わりにもよく似合うなと思っています。
本国のライブではイントロが流れると歓声が上がるほどの人気曲。
観客も歌うことが定番化している曲ですが、どこを歌わされるかは割とその日の10cmの気分次第な感じがします笑
この曲は珍しく公式がJapanese lyrics VerのMVをアップしてくれています。
テレビ出演動画やライブ映像もこの曲はかなりふんだんにありますが。個人的に好きなのは昨年夏のライブ映像を公式がつなぎ合わせたこのバージョン。
毎日のライブの安定感にも驚きますが、Cメロでギターのカッティングの音が響いているところがお気に入りです。
②봄이 좋냐??(What the Spring??)
言わずと知れた10cmの代表曲。
春を迎えてうかれるカップルに対して「桜も散るんだ お前らも散ってしまえ」ってな感じで暴言を浴びせまくる曲です。
봄이 그렇게도 좋냐 멍청이들아(春がそんなに好きか 間抜けども)
벚꽃이 그렇게도 예쁘디 바보들아(桜がそんなに綺麗か バカども)
결국 꽃잎은 떨어지지(結局花びらなんて散っていくんだよ)
니네도 떨어져라(お前らも散ってしまえ)
몽땅 망해라(何もかも滅んでしまえ)
これを爽やかなメロディと声に乗せてやってるから面白い。歌詞を知らずに聴くと、普通に春が似合う爽やかなアコースティック調の曲です。
当然ながらライブでは大盛り上がり。10cmのライブはバンド編成を取ることが多いので、リリース音源とはまた違った迫力で大盛り上がりです。
10cmのライブが初めての方もぜひ10cmの「몽땅(もんったん)」に合わせて「망해라!(まんへら!)」と叫んでみてください。
少し真面目な話をすると、世の中がどんなに幸せムードであふれていても、自分も含めて街行く人の中には、辛い状況にある人、暗い気持ちを抱えている人って必ずいますよね。
春をテーマにした曲を作るときに、綺麗な桜や新しい出会いではなく、そういったものに嫉妬している人をテーマに曲を作る10cmって、すごく信頼できるなと、この曲を初めて聴いたときに僕はそう思いました。
ま、本人は単に「リア充爆発しろ」みたいなノリで作っただけかもしれませんが笑
③폰서트(Phonecert)
電話の向こうにいる恋人に向けて、たった一人のためのコンサートを開く、という内容を歌詞にした曲です。(Phone+Concert=Phonecert)
이건 세상에서 제일 비싼 단독 공연(これは世界で一番高い単独公演)
가수는 나고 관객은 너 하나(歌手は僕で 観客は君一人)
화려한 막이 이제 곧 올라가기 전에(華やかな幕が 上がる前に)
그저 몇 가지만 주의해줘요(いくつか 注意してください)
冒頭の歌詞ですが、これだけで世界に引き込まれる感じがしますよね。
甘い歌詞が人気の曲ですが、ライブではとにかく盛り上がります。
「소리 질러줘(叫べ)」という箇所があるので、ライブではそこでみんなで叫ぶのが定番になっています。
日本のライブではたぶん「叫べ~!」って言ってくれると思います。
(1年前の横浜でのライブではそうでした。)
↑このライブでの10cmのクネクネぶり?が面白くて、よくネタにされているのでぜひチェックしてみてください。
(僕は男なので10cm本人に萌えることは特にないので、その辺の機微はよく分かってないですが…笑)
④스토커(Stalker)
「ストーカー」というタイトルですが、病的で偏執的な恋というよりは、見つめているだけの切ない片思いを描いた曲だなという印象です。(韓国語そんなにできないので自信はないですが)
내가 이렇게 사랑하는데 이렇게 원하는데(僕がこんなに好きでも こんなに望んでも)
나는 아무것도 할 수 없고 바라만 보는데도(僕は何もできないし 眺めているだけなのに)
내가 그렇게 불편할까요(僕がそんなに迷惑ですか)
내가 나쁜 걸까요(僕が悪いんでしょうか)
아마도 내일도 그 애는 뒷모습만(たぶん明日も あの子は後ろ姿だけ)
10cmはこういう、スポットライトの当たらない切ない思いを描かせたら右に出る者はいないと思います。
ハイトーンボイスを生かした切なさ、悲しさが伝わってくるメロディライン。普段そんなに頻繁に聴くわけではないのですが、ライブで聴くといつも泣きそうになります。
⑤사랑은 은하수 다방에서(Love in the Milky Way Cafe)
日本語に直すと「愛は喫茶ウナス(天の川)で」といったところでしょうか。
ライブではアンコールとか、写真撮影可能タイムとかで歌われることが多い、つまり代表曲です。
こういう軽快でさらっと聴ける曲が一番「らしさ」を感じるなあと思います。どうでもいいことですが自分は入浴中によく聴いています笑
⑥아메리카노(Americano)
今回紹介する曲の中では一番古い2010年の曲。
「アメーアメーアメーアメー」と繰り返す独特な曲調が話題になり、この曲で10cmは一躍ブレイクしたそうです。
紹介するライブ映像は最近2022年のものから。
韓国関係のイベントや番組でMCとして引っ張りだこの古家正亨さんは、10cmの話題になると必ずと言っていいほどこの曲に触れられる印象があります。それだけ当時のインパクトが強烈だったんでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
OST編と合わせてこの辺りの曲を押さえていけば、10cmのライブが初めてでも、半分以上は「あ、あの曲だ!」となれるんじゃないかなーと思います。
(現在10cmは日本を含むアジアツアー中ですが、他国公演のセットリストを見たわけではないので、全然外れていたらすみません…😛)
どなたかの参考になれば幸いです。
ちなみに↓のこの動画が、今回紹介した曲を中心に次々メドレーで歌っていくのでオススメです。
今回はライブの定番曲を紹介しましたが、もちろんこの他にも良い曲がたくさんあるのでぜひ色々聴いてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。