[散乱文章]その六十六

千羽鶴の思い出といえば、小学校のときの修学旅行で広島に持っていくために、クラス全員で折ったことがあったなーと思い出しています。あれは、すでに過ぎ去ってしまった出来事の、それでも癒えない傷を慰めるためのものだと、私は思います。

とはいえ、折り紙は手を動かすことなので、始めると熱中してしまうのも、わかります。というか、今まさに仕事でそういう感じなのです。

千羽鶴、折りたい人は折ってもいいと思います。んで、近くの神社などに奉納する、というのが、ここ数日見た中では、一番まともな意見だと感じました。

誰かが大変な時、何かしたいと思う気持ちは、尊いものです。けれど、それでその誰かに苦労をかけては本末転倒、ありがた迷惑というやつです。自分の気持ちを表す形として、何が出来るのか。そして、それで相手はどう思うのか。そこを考えることが、優しいあなたになら、きっと出来るはずです。

最後になりますが、今回の大雨で大変なめに合われている方々、心よりお見舞い申し上げます。また暑さが厳しくなるようですので、どうぞ、ご自愛ください。

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坂本蜜名
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