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快挙!長女がゴットタレントで優勝!

タイトルだけ見ると、アメリカ発祥のTV番組「Got Talent」か?!と思ってしまうかもしれませんが!そちらではありませんw

この「Got Talent」は、娘達が通うオランダの現地小学校で毎年3月頃行われるイベントで、歌やダンス、楽器演奏や、マジック等何かしらの隠し芸的小ネタなど、子ども達が全校生徒の前で、その名の通り“才能”を披露するという学校行事の一つなんです。

毎年この時期になると、エントリー募集が告知され、我こそはという子が、各学年何名か手を挙げ、まずは学年予選があり、学年代表に選ばれた子が本大会でその才能を競い合い、その年の優勝を決めるというもので、残念ながら先生と子ども達だけのお楽しみイベントの為、これまでは娘達から聞くぐらいしかなく、その全容は明らかになっていませんでした。

元来、うちの娘達は、我々のDNAを見事に受け継ぎ?w揃いも揃って大人しく、前に出るようなタイプではないので、これまで一度もエントリーしたことはなかったのですが、長女が最終学年であるグループ8で、今年の夏休み前には小学校を卒業するということで、小学校最後の思い出にと、初めて「Got Talent」にエントリーしたという訳でした。

長女は幼い頃から歌とダンスが好きで、一応これでもエンタメ畑出身の僕としては、娘の中の誰かがそういった道に進んでくれたら嬉しいなあと密かに想っていたので、長女が「Got Talent」にエントリーしたと聞いて、どうせなら最後に優勝して欲しいとエゴ丸出し状態で、一緒に戦略を練ることにw

長女はストレートに歌で勝負するということだったので、何の曲を歌うかが優勝への鍵だと、長女の得意な日本の楽曲をどれにするか?会議したのですが、あえてオランダ語で勝負した方がいいのではないかということになり、オランダの小学生エンタメグループ Kinderen voor Kinderenの楽曲をメドレーで披露するということに落ち着きました。

Got Talentの予選を水曜日に控えた火曜日の学校の帰り、車に乗るや否や、長女が憤慨した様子で「Got Talentの予選日が変わって今日やった!」と言うではありませんか!

と言うのも、前日である月曜日、長女は体調不良で学校を休んだのですが、欠席中にGot Talentの予選日が水曜日だったはずが、火曜日に前倒しになったというお達しがあり、前日欠席した長女にわざわざそんなことを伝えるシステムもなく、長女は登校してからその事実を知ったという訳です。

Got Talentへのエントリー自体、何か紙に書いて申し込む訳ではなく、予選やるけど誰がやるのー?という感じの実にオランダらしいラフな感じな訳ですw

クラス予選には長女の他にニ人手を挙げたそうですが、カラオケ音源も何も用意していなかった長女は担任の先生に、明日予選をやらせて欲しい!と直談判したそうで、それが認められたという訳です。

ニ人のライバル達はそれぞれ歌と体操を予選で披露したそうですが、その歌を歌った一人のオランダ語の歌を聴いて、Kinderen voor kinderenのメドレーでは勝てないかもしれないと思った長女は、明日のエクストラ予選に向けて急遽歌う楽曲を変更することに。

長女は最近聴き始めたAdoさんの新曲でいこうかと考えたようですが、プロデューサー?wである僕としては、時間のない中、歌い慣れない曲よりも、歌詞もしっかり覚えていつつ歌い慣れて、更には和のテイストが入ったアップテンポの曲の方が良いのではないかとアドバイスし、結果ボーカロイド曲の「千本桜」で勝負することに。

千本桜」のカラオケショートバージョンの音源を用意し、いざ翌日クラスの皆の前で歌を披露したところ、文句なしで学年代表に選ばれたと帰りの車で報告してくれました。

娘達が通う現地校はかなり小ぢんまりしており、各学年一クラスずつしかなく、(2グループ混合クラスもあるぐらいです。)競争率は低いのと、クラス替えもなく、ずっと同じクラスメイトで成長していく中、長女の最初で最後の挑戦ということで、クラス全体が長女に華を持たせてくれたということでしょうw

そしてGot Talentの本番日当日、結果を楽しみに学校へ迎えに行くと、三女と四女が「はーちゃん(長女のニックネーム)優勝したー!」と騒ぎながら教室から出て来たことで、結果を知ることになりました。

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鬼滅の刃の胡蝶しのぶのスタイルで臨む長女

イベントは学校内にある小さなジムと呼ばれる体育館でステージを組んで行われたようで、各学年の代表が、BTSのDynamiteの振付けだったり、Black Pinkの歌と踊りだったり(韓流人気!)を披露し、学年順なのか長女がイベントの大トリとなり、いよいよステージへ上がるという時にクラスメイトから「HAーNA!HAーNA!」とHANAコールが起こったらしく、この時点で会場のボルテージは最高潮に達し、長女にとって最高の雰囲気の中、かなり緊張しながらも「千本桜」を披露することができ、その良い雰囲気のまま見事優勝したということでした。

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優勝が決まった時のクラスメイトの騒ぎっぷりは相当なものだったようで、予選落ちしたライバルのクラスメイトも笑顔で優勝を讃えてくれたそうです。

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残念ながら映像はないのですが、もはや選曲云々は関係なかったでしょうかw、小さな成功体験と小学校最後の良い思い出の一つになったことでしょう。

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この長女の快挙に触発され、来年グループ8になる次女や三女も、来年のGot Talentに何かしらの一芸でトライしてみようかなぁと大人しい姉妹へ、ちょっとしたスパイスとなったようです。

とにかくおめでとう!よくやった!

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