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りばいばる#051 SBIレミットで海外送金やってみた

これは2017年1月14日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

オランダに来てからはほとんど収入がないので、日本でユーロに両替して持って来たお金が滝の様に出て行っている状態ですw

この年末、日本に残してある銀行口座から追加の生活資金をオランダに送ることにトライしました。

遡ること2016年9月。
まだ日本にいるうちに、海外の銀行口座にちょくちょく送金するにはどうすれば良いか、個人口座と個人事業主口座を保有する、緑色を基調とする某メガバンクの支店に相談にいきました。

そこで発覚したのがネットバンキングで海外送金が出来る様申し込む場合、個人口座と個人事業主口座の両方を所持している場合は申し込み出来ないという不可解な事実。(2016年9月現在)

メガバンクならではなのか犯罪対策なのかは不明ですが、融通が利かなさそうなのは明白です。

とにかく個人は口座を一つにまとめないとネットバンキングでの海外送金は行えないというルールが存在し、何かと便利な個人事業主口座か個人口座をわざわざ解約するのも嫌だったので、ネットバンキングでの送金はあきらめ別の方法を考えることにしました。

更に言うと銀行側の取り決めなのか口座悪用防止対策なのか、厳密には海外に移住する際は日本の口座は持てないというルールもある様です。

バカ正直にいくと日本で所持している銀行口座を全て解約しないと海外に住めないということになりますが、両家の実家も健在ですし、住民票は日本に置いたまま行くことにしたのでその辺りは無視させてもらいました。

現在は住民票はオランダに移してあります。

ちなみに銀行の窓口で書類を書けば海外の口座に送金は可能です。
手数料は4,000円前後で銀行によって異なります。
もしネットバンキングでの申し込みが出来れば更に割引があります。

それと為替レートが絡んで来るので、円高の時に送金した方がお得ですね。

今の家の保証金と家賃を払う時に初めての海外送金をしたのですが、その頃は1ユーロ=約116円計算でしたが、2017年1月中旬現在は1ユーロ=約122円なので、今よりは多少お得でした。

2021年1月現在は1ユーロ=約126円で、円安が進んでいます。

もう一件発覚したのはネット上のセキュリティが海外からのアクセスを拒否するように出来ているのか、ネットバンキング用のスマホのワンタイムパスワードアプリは日本から出ると使えなくなるということ。

これは実践したところ大丈夫でしたが、日本の電話番号が通じる状態でないと、日本の銀行のアプリをダウンロードしても、認証番号を電話で受け取れなかったりするので、注意が必要です。

なので、パソコンでネットバンキングを利用する際は、2016年12月5日で廃止となったはずのアナログ暗証カードの番号を使用してアクセスしています。
ちなみに口座を作った時に貰ったパスワードカードは海外でも使えました。

確か2021年1月現在。パスワードカードは廃止され、アプリで行わなければならなくなったと認識しています。(銀行によりけりかもしれませんが。)

銀行からの海外送金以外を調べると手数料業界最低水準と謳っているSBIレミットという国際送金サービスを見つけました。(2016年9月現在)

オンラインで会員登録(無料)すると必要書類が郵送されて来て、それに記入し住民票などの本人確認書類を添付して返送すれば利用出来るのですが、イマイチ仕組みが分からないまま登録だけはしておきました。

実際にオランダから送金&受取を実行することになったのですが、ネット上で行う場合、インターネット送金用銀行口座に一旦入金し、そこから送金手続きをすると、リファレンスナンバーという番号が発行され、それを受け取り側に伝えるとものの10分程で現地のマネーグラム取扱い店舗で現地通貨として受け取ることが出来るということらしいのです。

送金用銀行は各メガバンクに存在しているみたいなので、もし同じ銀行の口座を持っていてそこを選択すれば、送金用口座への入金の際の手数料が抑えられます。

え?え?どういうこと?という状態ですが、やってみないと疑問は解消しません。

とにかくそのSBIレミットのサイトからマネーグラム取扱い店舗というのをオランダ内で検索してみると、なんと!家のすぐ隣のたまに利用するコピーショップが該当するではありませんか!

通りすがりにコピーショップの看板を確認すると確かにマネーグラム取扱い店舗のロゴが掲げてありました!

これはラッキーとして次の疑問は、こちらのタイミングで大金を送金してすぐそのコピーショップに現金を受け取りに行って果たしてそんな大金をすぐ用意出来るのか?ということ。

ネットでSBIレミットの受け取り情報を探すもどこにも見つけることが出来ず、これももうやってみるしか結果は分からないということで満を持して送金してみました。

オランダの場合、一度の送金限度額は25万円。手数料は1,480円でした。

僕から妻への送金という設定にし、妻といざそのコピーショップへ。

妻がマネーグラムで現金を受け取りたいと店主に告げると専用の用紙を渡され、それにリファレンスナンバー等を記入し、また店主に渡すと何やら鍵の束を持って店の奥に消えていきお札をの束を持って店主が戻って来ました。どうやら店の金庫に常にある程度の現金を用意しているのでしょう。

妻の目の前で一緒に現金を数え、「大金だから気をつけて。」とウインクをされ、ちゃんと25万円分のユーロを受け取ることが出来ました。
ちなみにまた2セント以下の端数は切り捨てられました。

手数料はSBIレミットに支払い済なのでお店はそのまま現金をスルーするので、マネーグラム取扱い店舗のメリットは何なのか気になりましたが、これでSBIレミットを使っての海外送金&受取の経験を得ることが出来ました。

ちなみに現地の銀行への現金入金は各支店内のATMで行うのですが、年間6回まで無料でそれ以上は手数料が発生するので度々入金するのは避けたいところです。(2017年1月現在。銀行によりけり。)

確か2018年に切り替わったタイミングで、家の近所のコピーショップはじめ、各所にあったマネーグラム取り扱い店舗から次々に撤退してしまい、ようやく見つけたロッテルダムのマネーグラム専用窓口に月に一度通ったことを思い出します。

あれから数年でTranferwiseという海外送金サービスが台頭して来て、オンラインで操作し、手数料は破格の上、早ければ数分でオランダの銀行に日本から送金できてしまいます。

おそらく利用している海外在住者の方々も多いと思うのですが、そもそも両替という概念ではなく、交換という概念だそうで、考えた人は正に天才です!

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