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りばいばる#054 オランダへ引越 関税の切り裂きジャック!?

これは2017年1月29日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

引越の片付けもほぼ終わったのですが、送った物の中で子供用の自転車1台と日本で1万5千円で購入した新品のママチャリがパンクしていることが発覚しました。

しかもママチャリの方はチリンチリンの上の部分もなくなっているではありませんか!

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日本でもよくチリンチリンの上だけ盗まれる被害がありましたが誰が何の為に盗っていくのでしょう?

またまたチュートリアルのM-1優勝のネタではありませんが、チリンチリンの上だけ盗まれた時の落胆たるや計り知れません。

チリンチリンの収集家は何が目的なのか?教えて欲しいです。

それは置いておいて話をパンクに戻します。

デルフト旧市街にあるHEMAというお店でパンク修理キットが5ユーロで売っていたのでそれを購入し、Youtubeのパンク修理を見ながら人生で初めてパンク修理に挑戦したところ、チューブの穴をふさぎ、虫ゴムと言われる部分を交換し、子供用自転車はしっかり直すことが出来ました。

これに味を占めて今度はママチャリのパンク修理をしようと取りかかると、なんと両タイヤとも何か刃物で切られたような切り口でタイヤと中のチューブがパックリと割けているのを発見しました。

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船便でコンテナに積まれる時に何らかの衝撃でそうなったのか、誰かのいたずらなのか真相を突き止めることは出来ませんが、とにかくショックでした。

これはパンクキットでは直せないということで、オランダで初めて自転車屋さんに持って行くことにしました。

家の近くの大きい自転車屋さんに持って行くと、愛想の良いスキンヘッドでヒゲを生やしたガタイの良い店員さんが対応してくれ、日本から来たと言うと「コンニチワ。アリガトウ。」と知っている日本語を言ってくれました。なんでも日本に行ったことがあって、日本に友人もいるとのことでした。

安心して自転車の状態を見せると「航空便で運ぶとたまに気圧の関係でタイヤがバーストする時があるよね。」とのことでしたが、うちの場合は船便なので気圧のせいではなさそうです。

※追記:かなり経ってから、それは税関の検査でタイヤの隙間に何か違法物を隠して密輸していないか調べた歴とした検査の痕ではないか?という可能性が浮上しました。
運悪く、ごくまれな検査に引っかかったのかは謎ですが、自転車を船便で送る際はタイヤの空気を全て抜いてチューブをむき出しにした状態で送るのがいいのかもしれません。

「見たことのない精巧な造りだね!」とお世辞かもしれませんが日本の安価なママチャリが好評価でした。

オランダは人口よりも自転車の方が多いと言われるぐらい世界一の自転車大国で、自転車は安くても3万円ぐらいからという高価なものだと聞いていたので、日本のママチャリを輸入出来ればビジネスチャンスだと思いましたが規制等がありそうですね。(調べた訳ではありませんが。)

確か関税が高いのと消費税も21%なので自ずと高価になってしまうのかもしれません。

ちなみに子供用の自転車の後輪ブレーキも壊れていたので見てもらったのですが、こちらも「見たこのない部品を使っているからアジア方面から部品を取り寄せないとムリだと思う。」とのことだったのでこっちの修理はあきらめました。

ママチャリのタイヤの規格は日本もオランダも同じのようで、ちゃんと合うタイヤとチューブがありホっと一安心でした。

「日本のタイヤも素晴らしいけど、もっといいタイヤに交換しておくよ。」とパンクしにくいらしいタイヤ約21ユーロを2本とチューブ約6ユーロ2本を購入して、その自転車屋さんの奥にある工房に預けて一旦店を出ました。

その日の夕方お店から「修理が終わった。」と電話がかかってきたので閉店間際ギリギリに妻が駆け込んで149ユーロ支払い、直った自転車に乗って家まで帰って来ました。帰ってから精算書を見てみるとタイヤ×4本、チューブ×4本と倍請求されてしまっていることに気付き、週明けに再度自転車屋さんに行って精算書を見せると「ソーリー。2回レジを通してしまったんだね。」と支払い過ぎた分のお金を無事現金で返してもらいました。

お金のトラブルが続いて困ってしまいますが、とにかく日本のママチャリがオランダでも直せることが分かって良かったです。

支払いが倍付けになったり、割引品がレジで通常価格のままだったりということはオランダでは割と頻繁にあって、単純にミスが多いということなので、支払った後レシートしっかり確認している人をよく見かけます。

日本では釣り銭などもろくに数えず財布の中にバッとしまう人が多いと思うのですが、自分も自然と確認する癖が付いている今日この頃です。

オランダではサドルが異様に高い自転車ばかりなので、小柄な日本人は座ると足が着かない自転車か高学年用の中ぐらいの自転車に乗っている方も時々見かけます。

自転車を送るにはお金やパンクのリスクがありますが、今でも愛用していて、日本から送って良かったなと思う一品でもあります。

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