木登り、火起こし、サバイバル＠フォルケホイスコーレ

私が在籍した学校には、デンマーク語&デンマーク文化コース以外にもう一つコースがあります！それはアウトドアを学ぶコースで、そこの学生を「アウトドアレンジャーズ」と呼んでいます。使用言語がデンマーク語なので、学生はほぼデンマーク人です。

デンマーク人は小さな頃から自然に親しんで育つからかアウトドアが大好き！　アウトドアコースでは、カヌーやカヤック、釣り、ハンティング、火起こしなど様々なことを学び実践しているらしい…

とはいえ情報が断片的なことはお許しください。一体どんなことをしているコースなのかを知るには、私の下手なデンマーク語&英語にかかっているので（笑）食事の時などに「Hvad lavede du i dag?(今日は何してたの？）」という決まり文句で質問まではできます。でも答えを理解するのが難しくて、身振り手振りで教えてもらっていました！

4ヶ月の学校生活も終わりに近づき、最後の週に丸1日、アウトドアレンジャーズが私たちにアウトドアを教えてくれる日がありました。
教えてもらったのは、
縄の結び方
木登り
道具を使わないテントの作り方
火起こし
ハンティング 　です。

アウトドアレンジャーズは本当にすごい！たった4ヶ月で教えるところまでできるようになっていて、しかも教え方がとっても上手です。できた時の褒め方も通りいっぺんではなく「こういうところがいいね」とコメント付きで褒めてくれます。すっかり自分もできるようになった気分。
これまでなかなか喋る機会がなかったデンマーク人とも会話できてとても充実した1日でした。

↑縄の結び方〜テントへの応用？

↑木登り　
こんな高いところ絶対無理！と思いながらも命綱をつけてもらい引っ張り上げてもらうとスルスルっと上がれました。

↑マッチを使わず火起こし棒で火を起こすのはかなり大変！なかなか成功しないので、何人もかかって応援してくれました。そして達成感が凄かったです。

↑　サバイバル用のテントの作り方　何も道具がなくても一晩雨風が防げる方法を考えました。

フォルケホイスコーレでは、パーティーを企画したり、ケーキや料理を作ったり、ワークショップを実施したり、スクールトリップへ行ったりと思い出がたくさん。何が一番楽しかったか？と問われると「ティラミスを作ったこと」「レゴハウス へ行ったこと」と毎回上書きされていきました。そして最後に「この学校で一番何が楽しかったか？」と聞かれるとこのアウトドアを挙げる人が続出。火起こし棒を買って日本でもやってみたい！という人もいました。

授業で環境破壊の問題を議論する一方、楽しみながら自然に親しむ。このことで多面的に地球のことを考えられるようになっているんですね。
日本でアウトドアが好きでもなさそうな人の方が、かえって夢中になっている様子が面白かったです。

こんな楽しい日なら何回もあったらよかったのに〜と言い合っていました（笑）そしてアウトドアレンジャーには心から感謝していました。

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