【回想】2020年8月 初コロナテスト
前回は、コロナ禍での空港がどのようだったかについて書きました。今回はいよいよデンマーク上陸です!
デンマーク訪問は2019年夏に続いて2回目でした。デンマークのフォルケホイスコーレに留学したいな、でも新しい仕事を始めたばかりだし、仕事を辞めるなんて無理だな思っていました。その割に、観光でデンマークに来るついでに学校を見学していました。その学校が結局留学することになった場所です。
それはさておき、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港から空路でデンマークのコペンハーゲン・カストラップ国際空港に到着です。
この時の私は大変焦っていました。なぜかというと到着が現地の17時ごろ。そして空港で受けられるコロナテストは17時までと聞いていたからです。特に移動制限などは課されていませんでしたが、ここでコロナテスト陰性を持って学校に向かいたいと思っていました。
空港内で、ホットドック屋さん?みたいな感じの簡易の案内所を見つけました。そこにはちょっと年配の職員さんが2人座っていらしたので、「コロナテストを受けたいのだけど、間に合いますか?」と聞くと笑って「間に合いますよ、24時間やっているから」との回答。事前の情報とは違うが、ありがたい違いだったので嬉しくなって場所を聞き、すぐにテスト会場へ。
この頃日本ではまだ、誰でもコロナテストを受けられる状況ではなかったのでとても驚きました。
テスト会場は空港のとても近くでした。表紙の写真の通り旗が立っているのですぐわかりました。日本の夏とさほど変わらないような暑さ、強い日差しに晒されることしばし。ソーシャルディスタンスを保って並んでいると、さほど待つことなく呼ばれます。パスポートや居住許可証(通称学生ビザ)など、必要そうな書類をすぐに出せるようにして待機していました。
検査会場は写真撮影禁止なので、記憶に頼るしかないのですが…
いくつかに分かれた建屋があり、そのうちの1つへ進むように言われて、そこでも待っていると、一人ずつドアの中に呼ばれます。 名前や結果を知らせる連絡先を伝えなくてはいけませんが、デンマーク国内で使える携帯電話番号がなかったので、学校の住所と電話番号を知らせました。この辺りは先に入国した人が教えてくれた情報がとても役立ちました。
鼻からの検体検査だったと記憶しています。職員さんは感染防止の服装ではありますが、緊迫感はなくてリラックスさせてくれました。検査料金は無料でした。危険を顧みずにこんな仕事をしてくださっていることに心から感謝しました。個人のエゴ?で留学したい!という思いがちょっと申し訳ないような気持ちに。
ちょっとだけ辛い検体採取が終わり、「陽性だったら2〜3日うちに連絡先に電話します!」とのこと。学校は土日は休みなので連絡が来ても誰も出ないかも?と思いましたが、気にしても仕方がないのでOK と言ってその場所を後にしました。
90Lもある特大のスーツケースや、リュックサックを持っての検査でしたが、これで留学生活の第1関門突破。 この日はコペンハーゲンの宿で一休みしてからフォルケホイスコーレへ移動することになります。
※一つづつ何かをクリアしていく感じが、ゲーム感覚?必死ではありましたが充実感がありました。