I LOVE ロック!!!

 ロックと言っても、ロックミュージックである必要はなくてロックな人が好きという事なんですが…。そんな自分の好きなロックな歌手の3人の紹介です。

①シンディ・ローパー
 シンディ・ローパーを好きになったのは、高校生の時にニュースステーションに出演していた時のインタビューを見たとき。その時の様子(1996年)がこちら。

 キャスターの久米宏が女子高生がみんなが同じ格好(ルーズソックスとか)してるなんて個性がないと否定的なコメントに誘導しているのに「あのソックスは格好いい。」と言っているのを聞いて好きになったのです。自由奔放なイメージを持たれていてスーパーボウルの国家斉唱で歌詞を間違い「またやらかしやがった。」なんて保守の親父に言われたりしていますが、ポジティブで寛容的、キュートでユニークでありながらも相手を気遣った、繊細で思慮深い言葉。なかなか芽が出なかった苦労人でもあります。
 着たい服をきて、踊りたいように踊り、自分が自分であるとことに真っ直ぐなシンディー・ローパーが好きなのですが、なんと言ってもCDよりもライブ・パフォーマンスが抜群。是非、ご覧ください。

②sinead o'connor
 プリンスの曲のCover曲「Nothing Compares 2 U」で有名なsinead o'connorですが、この人はあちこちで問題を起こして世間的にはお騒がせな人となっています。
 一番、物議をかもしたのは、カトリック教会の聖職者たちによる児童への性的虐待に対する抗議でTV番組でローマ法王の写真を破り捨てた事件。
詳しくは、こちら「シャーデーの白いドレスの行方」。
 そして、リンクの記事の中でも書かれていますが、その後のボブ・ディランの記念コンサートでこの件でブーイングにさらされながら歌ったWarの動画がこちらです。

 sinead o'connorは、自分の気持ちに真っ直ぐ過ぎるために行動も過激です。その歌もまた真っ直ぐで張り詰めた空気感がありますが、もろくて綺麗なガラスのような透明感もあります。聞くのにちょっと集中力がいるというか聞き手にも緊張を要求するようなところがありますが、聞き終わると心のもやもやと言うかどす黒いものがなくなっているような気がします。自分の気持ちに対して真っ直ぐなsinead o'connorが自分は好きです。

という事で、彼女の曲の2曲。曲の背景にある幼少期に受けた虐待の話などはこちらのリンクをどうぞ。
Sinead O'Connor──ありがとうの歌


③Dixie Chicks
 世界で最も売れているガールズバンドなのに、カントリーというジャンルであることで全く日本に紹介されていないDixieChicksです。
代表曲は、こちら。

 DVの夫を親友と一緒に湖の底に沈めるというブラックな内容をご機嫌に歌っている曲です。
 カントリーというジャンルは、アメリカでは保守層が聞いているそうなのですが、当時ブッシュ大統領がイラク侵攻をした時に同郷として恥ずかしく思うということをライブで語ったことで全米でボイコット運動にあっています。購入済みのCDが廃棄されたり、ブルドーザーで壊されたり、ラジオ局では出演させてもらえなかったり、脅迫されたり。当時の記事がこちら。
ディクシー・チックス、ブッシュ批判のコメントで全米に波紋広がる

その後、3年経って、言ったことは後悔していないとして出した「Not Ready To Make Nice」でグラミー賞を受賞しています。詳しくはこちら。
ディクシー・チックスの戦い

 そんな、曲げない信念のDixieChicksはロックだと思い好きなバンドの一つです。発言が問題になったときに歌っていた曲「Travelin' Soldier」と「Not Ready To Make Nice」はこちら。

 自分が自分であること、自分の気持ちに真っ直ぐであること、自分の信念をまげないこと。3人ともロックミュージシャンではありませんが、とてもロックな人達で大好きです。

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