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生産性が満足感を高める
最近、ステファン・P・ロビンスの「組織行動のマネジメント」を読みなおしているが、かなり発見があっておもしろい。
なので、自分自身が気づいた点などをこのnoteにてまとめてみたいと思う。
今回は「個人の態度」について。
態度とは、対象物や人や出来事に関して、好ましいか好ましくないかの評価を表すものである。
組織行動に関しては、職務満足感(自分の職務に対する全体的な態度)に関心が絞られている。
職務満足度の高い人は、仕事に対して積極的に取り組むし、職務満足度の低い人は、仕事に消極的な態度をとる。
だから職務満足感が高い人は、満足していない人よりも生産性が高い・・・とは限らないというのだ。
実際は逆で、生産性が高まれば高まるほど、口頭でほめられることが増えたり、やりたい仕事ができるようになったり、昇給の可能性が高くなる。
そういった報酬自体が、仕事への満足感を高めるというのだ。
これは、確かに当てはまることが多いと思う。
自分が大学の時、システムエンジニアになるなんて思ってもみなかった。
働いてすぐのときは仕事もうまくいかないし、仕事自体が楽しかったかというとそうでもなかった。
デスマーチを経験し、保守開発を担当するようになってから、自分自身のできることが増え、メンバーや顧客に褒められたり、頼られたりすることが増えてきた。
その結果、今の仕事自体は好きだし、結構満足していたりする(ただ、不満もかなりあるが・・・)。
なので、好きじゃないからやりたくないというのは、仕事においてはただのわがままで、仕事が出来るようになると、仕事自体が楽しくなる。
自分の好きなことを仕事にして、全然うまくいかなったら、好きなことが嫌いになるかもしれない。
でも、好きでないことを仕事にしてうまくいかなくても、所詮は仕事だしと割り切れることも可能だ。
仕事を楽しいと思うためには、まずは仕事が出来るようになることが大事だと思います。