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捨てられない人には「○○」が足りていない
いろんなお家にお邪魔してお片付けの手伝いなどをさせていただいていますが、どうしても片付けられない人の特徴として、「モノを最後まで使い切ったことがない」というのがあります。
たとえば、お風呂にシャンプーボトルが何本もあるご家庭。
いずれも、最後の1~2センチ分が残ったままなんですね。
「まだ少し残っているから」と、捨てない理由をわざわざ作っているようにさえ思えます(;^ω^)
同じように、
「1年着なかった洋服は捨てましょう!」というのが整理収納業界の鉄則ですが、これを回避するためにわざわざ
「半年に一度は『着たくもない洋服を着る日』を設けている」人もいるのだとか!
そうまでして捨てたくない人、結構いるんじゃないでしょうか💦
このように、捨てるということに多大なる恐怖を抱いている人はたくさんいらっしゃいます。
その根底にはいろんな原因が隠されていますが、
「手放す」練習をしていないために、
「手放した時にどうなるか分からない恐怖」というのを抱いていることが考えられます。
たとえば、一番わかりやすいのが、
「こんな仕事、もう続けたくない!」と言う割に、絶対に転職活動はしない人。
仕事をやめたという経験のない人は、辞めるということがとてつもない恐怖のよう。
だから、(会社が潰れたなどの)外圧がない限り、自分から「辞めます」とは言えないんですね。
逆に、自分で一度「辞める」と言う経験をなさった人は、次からも「辞める」と言いやすいようで。
日本人はこれを「辞め癖がついている」などと悪いことのように言いますが、自分で決断を下せるというのは、今の日本人にはとても必要なことだと私は思います。
と、まぁ話を元に戻しまして。
日常のシャンプーボトルひとつ捨てられない人は、ぜひ一度、
自分自身の心に向き合って、ボトルを手に取ってほしいと思います。
ボトルの底はカビでぬるぬるで、汚いから触ることさえできない。
いったいいつのシャンプーだか分からないから、二度と使うことはない。
そんなものを後生大事に取っておくことに、何か価値はありますか?
何も人生にかかわる決断をするわけではないのです。
ぜひ、シャンプーボトルなどの簡単なところから、
「手放す訓練」を、そして「手放すという決断をする訓練」始めてみませんか。
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