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仕事がこんなにも、わたしに生きる実感を与えてくれるなんて。思ってなかったんだよ。本当だよ。

昨日は、朝から城跡で撮影→プロデュース会社さんのスタジオで撮影→ビーチで撮影→スタジオに戻って撮影

というなかなかにハードスケジュールの予定だったのですが
台風2号の影響で外は…雨だったんですよね。

(こりゃ今日の撮影は無理かー。。。)

と考えながら現場について連絡を待っていると

一点の曇りもなく清らかな瞳で「よろしくお願いします!」と担当者さんとカップルが現れました。

ちょっとでも「や、無理っしょ」と思った自分を責めました!ごめんなさい!

「よろしくおねがいします!!!!」(深々)

傘を持ちながら、途中、少し頑張ってもらって傘を外していただきながら。
城跡の屋根になりそうなところを使ったり、
且つ、このスケジュールを押さないように!と

めーっちゃいろいろ考えながら頑張ったんですが、なんとか…完遂できました。

で、お衣装も4着お着替えしながらだったし、ハードな撮影だったわ〜
(あ、ちなみにこれは契約している下請けの撮影依頼のお話で、直請けの自分のお客様の撮影ではないです〜)

と思いながら駐車場に向かっていると、雨の中頭からちょっと血を流しながら立てなくなっているおじいさんが…!
そしてそこにはおじいさんに傘をさしながらケアをしている男性が。

え!?え!?

辺りを見ると、先程までご一緒だったご新郎様のお兄様が車に乗らずに車道近くで何かを待っているご様子なのです。

え????どゆこと?

と不思議な気持ちになりながら、どうしてもスルーをすることはできなかったので、車から傘を取ってきてそのおじいさんにわたしも傘をさしながら状況を聞いてみました。

「お名前は言えますか?」

「宮城みつるです(仮名)」

「怪我は大丈夫ですか?どうなさいました?」

「リハビリの病院からの帰りでさ」

「あ、滑って転んだみたいなんですけど、打ちどころ悪かったら怖かったのでいまさっきの男性(新郎さんのお兄さん)が救急車呼んでくれてて、来るの待ちな感じです」←近くの男性

(ああ〜なるほど。お兄さん救急車誘導するために車道の近くにいたのね)

「わかりました。救急のかた、これから来ますからね。もう大丈夫ですよ」

「申し訳ない。迷惑をかけて」

「困ったときはお互い様じゃないですか〜」

「ふふふふ。ありがとう(おじいさん笑う)」

と、受け答えはしっかりできて、意識もある様子。

最初は震えていたのでびっくりしましたが、安心してくれたのか、いつのまにか震えも止まっていました。

しばらくすると救急車がお兄さんの案内で駐車場に来てくれて、
おじいさんの様子を見ながら搬送の準備をしてくれました。

「斯々然々です。お名前も言えて、意識もはっきりしているんですが、頭を打っているので救急を呼んでくれたみたいです。リハビリの病院からの帰りらしく、ポケットに保険証も見えたので本人確認はそちらで取れるかと思います。」

そんな風に説明をしたら、おじいさんを載せて、救急車のドアが閉まりました。

受け入れ先の病院を探すのに時間がかかったのか、なかなか動こうとしない救急車に逆に(あ、一刻を争うほど急がなきゃいけない感じでもないかもしれない)と安心をして

「○○病院に行きますね〜」と声をかけられたので、

「お願いします〜」とやり取りをして、無事にわたしも帰路につきました。

関わったみんなで「ありがとうございました!気をつけて!」と言い合いながら手を振ってそれぞれの道へ。


台風の影響で道はすごく混んでいて、こんなときこそ安全運転だ…

と言い聞かせながら車間距離めっちゃ取って帰宅をしたときにはもう全身が疲れていて(身体もひえひえ)

久しぶりにしっかり湯船に使って疲れを取りました。

あ〜〜〜〜こわかった。


仮眠を取った後、先月撮影させていただいた素敵すぎるカップルの写真のスライドショーをInstagramに公開して、力尽きましたら

ものっっっっっっそいたくさんのリアクションをいただけて、はちゃめちゃにびっくりして一気に目が覚めました。

なんだこりゃ!すごいたくさんメッセージが!!!

「なりかさん、すごく感動して涙が止まりません」
「同じカメラマンとして悔しいけれど、素晴らしさを知ってほしくてシェアしました」
「なりかさんに撮っていただける日がもっと楽しみになりました」
「気づいたら泣いていました」

な、な、なんだこりゃ〜〜〜!!!!!!


嬉しくて嬉しくて。
なかにはスライドショーを見て、ご依頼をしてくださった方もいらっしゃって。

何よりお二人から
とっても楽しかったです。
と言っていただけて
「これから色んなことがあると思いますが、この写真を見返したら、こんなに幸せに笑ってる自分たちをみて仲直りできる気がします。この気持ちを瞬間を写真で収められて良かったです」

なんてお言葉までいただけて…

いろいろありすぎたハードな一日の疲れがぶっ飛んでしまいました。

嬉しい。なんて有難い毎日なんだ。
(noteの更新までは余力がなくてできなかっただよ。。ごめんね)

どんなにしんどいことが(精神的にも体力的にも)あっても

仕事を通して関われた方からのお言葉に、エネルギーをもりもりいただけます。

本当にありがたいです。

こんなにも仕事がわたしに自信と、安心感と、やる気と、前向きな気持と、明日への活力と…

えーっともうひっくるまとめていうと生きる希望のようなものをあたえてくれるなんて、本当に本当に思ってもいませんでした。

嬉しいことです。本当にありがとう。

生い立ち、やっぱり後半戦もしっかり書きたくなってきました。笑

また時間をみつけて書いてみようかと思いますので、
その時は見てやってくださると嬉しいです。


パタパタした内容になっちゃいましたが、こんなにもいろいろあったのに、全部気持ちを持ってっちゃうこの仕事すごい。を伝えたい今日のnoteでした。笑

最後まで読んでくださってありがとうございました!

今日も会いに来てくれてありがとう。

明日から東京出張です。

元気に帰ってくるからね。

それではきっと、また明日。

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